アニメ感想:ジョジョ第五部・黄金の風#37『王の中の王』
- 第37話。
『恐怖とはまさしく過去からやって来る…』『おまえはッ わたしを本気で怒らせたッ!!』
娘(の魂が入ってる肉体)に腹パンから続き(ひどい)。同じ最終決戦の同じ意味のセリフでも「テメーはオレを怒らせた」とは真逆すぎる。
あっ恒例の最終回前効果音つきOPだ!今回もあるのか!(なおボスバージョン)
トリッシュの魂(白目)がァーー!! ミスタの頑丈な体でも耐えられないなんて…いや完全に腹に大穴開いてるのに生きてるのを期待するほうがおかしいのだがこれはミスタの肉体だし…信頼と実績…。
ああっと矢スルー! これにはキンクリもぐぬぬ顔に(割と大体いつもぐぬぬ顔)。
そして黄金でない風とともに入れ替わり終了のお知らせ。これにはキンクリも…いやクチでかいな!?(ビックリしすぎて原作以上の顔芸を披露してしまうキンクリ)。
精神の背後にある「何か」、としか言いようのない何か。
『やめろブチャラティ…オレをよく見ろッ!ふさわしいのは誰か!? もう一度 よく考えろ! この世で「矢」を持つにふさわしい王は誰か!?』
焦りすぎだよボス!!!これまでで一番必死だよボス!!!まだブチャラティが喋ってるうちから小声で「やめろ…」とか言ってるせいで情けなさマシマシだよ!!!もっとなんかこう「おまえにも永遠をやろうではないか」(by第一部ディオ様)とかそういうカッコイイ説得ができねーのかボス!!
第五部アニメの初期でセリフに別キャラ(おもにジョルノ)の心の声をかぶせる演出よくやってたけどよりによってこのボスの説得シーンで再使用するのは笑うしかない。
矢を支配するには貧弱な者ではつとまらない(ブーメラン)。貧弱貧弱ゥ!
わざわざジッパーで「何か」を砕くブチャラティ(原作通り)。
砕け散るチャリオッツ・レクイエム。流血するのかお前さん。いちおう原作でも流血っぽいエフェクト出てるが白黒だからな…。
トリッシュも入れ替えセーフ。とダメージを耐えきったミスタ。トリッシュが無事戻ったのを見てホッとするミスタいいぞ。しかしブチャラティは…。
その黄金の精神を反映しまさに黄金に輝く魂。
『あとは……ジョルノ…まかせたぞ……』『ジョルノ…オレは…生き返ったんだ 故郷… ネアポリスでおまえと出会った時… 組織を裏切った時…にな… ゆっくりと死んでいくだけだった…オレの心は 生き返ったんだ…おまえのおかげでな…』『幸福というのはこういうことだ………… これでいい 気にするな…… みんなによろしくと言っておいてくれ…』
神々しい…なんと神々しい昇天か…。ある種のさわやかさすら感じる…思わず敬礼の姿勢をとってしまうような…。初対面で顔をナメてきたオカッパの死に様とは思えねえ…(言うな)。これが
『よくも!!こんなーッ!……とるにたらない…小娘のために………!! この便器に吐き出されたタンカス共が!! このわたしに対して…………!!』
一転してクッソ下品になるの笑うでしょ。魂の格が違うというあからさまにわかりやすい対比表現なのだ!!
ミスタの魂も肉体に帰還。さっき腹に大穴を開けられた気がするがミスタなのでセーフ。
『気にするなジョルノ… そうなるべきだったところに… 戻るだけなんだ 元に戻るだけ……ただ元に…』
ギャングとはいえボスとは魂の格が違うのでBGMもパイプオルガン(歌つき)だし天使までお迎えにくるブチャラティ。まさに宗教画!って構図で泣く。
黄金の風と共に去るブチャラティ、そしてついに矢はジョルノの手に!! ブチャラティ昇天の後にこのシーンを入れることで天がジョルノにこの矢を授けた感を与える演出になっているのだ! つまり圧倒的勝ちフラグ。
- Bパート。前々回ぶりの無音アイキャッチ。
元に戻るローマ市民たち(
ジョジョには珍しく犬も無事)(前回のおまわりさんが心配)。
ジョルノは元々ジョルノなので倒れる必要ないと思うが一応倒れておくジョルノ。
『誰が言った言葉……だったか……『我々は皆運命に選ばれた兵士』…』『だが…この世がくれた真実もある……』『運命はこのオレに……「時を飛ばし」……「予知」ができる能力を…授けてくれた… 間違いない……それは明らかな真実だ…』『この世の運命は 我が『キング・クリムゾン』を無敵の頂点に選んだはずなのだ…… オレは『兵士』ではない』
このへんエピローグの伏線なので覚えておきましょう(唐突)。
ピンチだが顔の作画はいいボス。
ここは退くのだ(もう遅い)(もう敗北する)(もうドッピオもいないし隠れられない)。
当然だが娘にも見逃してもらえないボス。スタンドばかりか本体もぐぬぬ顔に。
矢に選ばれたのはコロネ頭でした。
退くのが正解という判断はできるが絶頂であり続けるというプライドからは逃れられないボス(ボスの数少ないラスボスらしい要素)。
娘に煽られて誇りを取り戻したボス(語弊しかない書き方)(なんだそのジャンプ力)。
非常に貴重なウッキウキのボス。
予知・やっと手に入れた矢で刺してみたはいいが血が出ただけだった。よく考えたら当たり前だが。
『逃げなくて良かった本当に良かった…いや正直言って「絶望」がオレの心を包んだよ…我が娘の わたしを見下した侮辱がなかったら 向かう決断はつかなかった… おかげで「矢」が地面に落ちる予知を見る事ができたよ』
勝機を見出だせたのが嬉しすぎてつい口調まで変わるボス(おもしろポイント)(「逃げなくて本当に良かった…」
から軽くセリフ改変してて調子こき感が増しているのがかわいそう)。急に気さくなおじさんみたいになった。
『しつこいが本当に逃げなくて良かったよ…』
本当にしつこくて笑う。
『とどめだァーーーーーッ 「帝王」はこのディアボロだッ!! 依然変わりなくッ!』
(好きなセリフ)。
ああっとゴールド・Eの目が!?
中から出てきたのは脳ミソじゃあなくてキラキラお目々だった。
いつもの処刑用BGMのアレンジがこれから起こることを物語っている!
矢がやばい!(ダジャレじゃないよ)
スタンドも脱皮の季節、というわけではない。
ついにラストバトルなので宙に浮かぶジョルノ(※第三部最終決戦参照)(父からの遺伝要素)(ではない)。
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム! 額に矢の意匠。
なにィ!小石を飛ばしただけでこのパワーだと!? というわかりやすい演出。演出というかもはやビームだが。
サソリだよぉ~~(幻聴)。なんかこのへんは究極生命体カーズっぽくもあるな。つまり主人公性とラスボス性がそなわり最強に見える。
『生き残るのは………… この世の「真実」だけだ… 真実から出た『誠の行動』は……決して滅びはしない……』『仲間たちは死んでいったが… その行動や意志は滅んでいない…… 彼らがこの「矢」をぼくに手渡してくれたんだ』『そして おまえの行動が真実から出たものなのか……それともうわっ面だけの邪悪から出たものなのか? それはこれからわかる』『あんたは はたして滅びずにいられるのかな? ボス……』
(好きなセリフ)。とても15歳とは思えぬ冷静さと威厳! これが格の差か…(何度も言ってやるな)。ところで「仲間たちは~」のとこの元は「ブチャラティは死んだ……アバッキオも…ナランチャも…」
なんですが全部言うと長いのでちょっと改変してますね。護衛チームの仲間のうちミスタ(とフーゴ)は生きているので間違えないように(間違えない)(ミスタは何度か死んでいてもおかしくないが死んでない)。
『脅威ではあるが「予知」が出来ている! オレには乗り越えられないことではないッ! 運命はオレを「頂点」に選んでくれたのだッ! このディアボロはいつだって危機を乗り越えて来た「帝王」なのだッ!』
必死で自分を鼓舞するボスに泣け。もはや暴走状態でもないし(判定員・トリッシュ)レクイエム化でパワーがアップしただけなわけがないのにこの必死さよ…でもボスのそういうところ嫌いじゃないぜ!!すごく人間味があるぜ!!(ただし「帝王味」があるかというと…)
『ジョルノ・ジョバァーナ おまえには死んだことを後悔する時間をも…与えんッ!!』
(好きなセリフ)。
キンクリ発動からの血の目潰し(いつもの)。ちょっとォ~~新品のスタンドに血ィつけないでよ~~。
勝ったッ!って言うとこのマンガだと負けるんすよ(いつもの)。
おおっと逆再生。バイツァ・ダストかな?
一旦別のとこについた血が戻ってくるの地味にイヤですね衛生的に(それどころではない)。
キンクリ宇宙空間もカラーチェンジ(カラー増加?)演出。
くそう、ここの演出、原作の描き方を再現してるのは分かるが動きがついたことによってメチャクチャ面白くなってしまっているではないか!!!!オレたち視聴者は何を見せられてるんだ!!!!(面白すぎたので敬意を表してテキストで微妙に再現)
これがレクイエムだ。おまえが喋るんかい!!(原作通り)
『オマエが見テイルモノハ確カニ「真実」ダ 確カニ オマエノ能力ガ 実際ニ起コス「動き」ヲ見テイル…シカシ……』『実際ニ起コル『真実』ニ到達スルコトハ決シテナイ! ワタシの前ニ立ツ者ハ ドンナ能力を持トート 絶対ニ行クコトハナイ コレガ『ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム』』
カタカナで喋るスタンドがまた増えた。いやそれどころではない!!
本体(ジョルノ)も知ることはない能力ってヤバくない?それって本当に暴走してないと言えますか??(急にどうした)
さっき自分が言った決め台詞を聞かされるボス、ちょっと恥ずかしい(それどころではない)。
さっきのボスおもしろリアクション集も無かったことになったが我々視聴者の心には深く刻みつけられているので安心してほしい。
予言は絶対ですと言いきったが普通に負けた予知能力者の少年もいましたね。まいったね。というわけで『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄』
で続く。
キャスト欄が正常に戻った! そしてブチャラティ=中村悠一さんが先頭に…。エンディング最後のゴールド・Eは通常版のまま。オープニングの演出含め次でなんか起きるかな。
次回『ゴールド・E(エクスペリエンス)・レクイエム』と、エピローグ『眠れる奴隷』。なんと2話連続放送! 放送日が月末のうえいつもと放送時間も全然違うのでリアタイ組も録画組も配信組も公式サイトの情報を要チェックだ。レクイエムの能力の全容は次回明らかになるので原作未読の方はボスが無駄無駄されてる間に予想してみよう(次回放送日までずっと無駄無駄されているわけではない)。
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アニメ感想:ジョジョ第五部・黄金の風#38-39『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』『眠れる奴隷』(最終回)
- 第38話。開幕カルミナ・ブラーナ。
これ前の総集編のときにも見たPVっぽい編集のやつや!! 一応ゴールデン放送および約3週間ほど開いたからこれまでのあらすじというわけか。
『見届けよ この奇妙な物語の結末を』
アッハイ。
そして本編かと思いきやいきなりエピローグ冒頭。
小鳥がチュン。からの処刑BGM→無駄ァ!勝ったッ!第五部完! のテンポの良さで笑ってしまった(まだ「完」ではない)。
ところでエピタフって剥がれるんすね(原作通り)(ダメージ演出です)。
オープニングはボスバージョンからのボス破り新バージョンという最終回特別仕様! DIOみがあるポーズのジョルノも見どころですが、ここでもボス増量演出が出てまた笑ってしまった。最終回なのにすでに笑いまくってておかしい。最終回だぞ、泣けよ。
CM開けに川に落ちるボスでも笑う。
「落ちたか…この高さでは助かるまい」→見逃す、のお約束を回避するトリッシュ有能(相手は父親なのが悲しいところだが)。
ボスしぶといなー。
フハハハ笑いながら排水口に逃げ込むボス。
浮浪者のアンブッシュだ!
イタリアの人も「ダボが」って言うらしい(杜王町の不良も言う)。
「ドチンポ野郎」セーフ(※今回はゴールデンタイム放送です)。
絶頂の帝王が排水溝住まいのヤク中のゴロツキに刺されて死という分かりやすすぎる転落人生。
ツィッタの予告で見てなんか笑った検死台の全裸ボス。無駄にいい身体してるから…。
女ァ!って呼び方でも笑うしボスの検死(されるほう)実況でも笑う(最終回だぞ)。
肝臓は健康なボス(なお死)。
カラーチェンジ演出で髪が黄緑色になるボス。模様のせいで余計にカビ感が。
ここはどこわたしは誰状態。
こんな不審なファッションの男に親切に声をかけるおっさん。
イタリア全土を支配するギャングのボスが犬にビビって轢死。
ジョルノ談要約・よくわからんが勝った。
『ヤツはもうどこへも向かうことはない。特にヤツが「真実」に到達することは決して…… 「死ぬ」という真実にさえ到達することは決して…『無限に』』『終わりのないのが『終わり』 それが『ゴールド・E・レクイエム』』
キメ顔のジョルノ!幼女にすら怯えるボス!
『オ オレは何回死ぬんだ!? 次はど…どこから… い…いつ「襲って」くるんだ!?』『オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーーーーッ』
みなさんお待ちかねのやつです。小西さんが熱演すぎて多少ボスが気の毒になるがボスのせいで犠牲になった第五部本編に登場することすらなかった人々のことを考えるとこれでも十分にインガオホー因果応報なのだ!! ヤク中の男に殺されたのもそうだし検死台で生きたまま切られたのもソルベとジェラートへの仕打ちへの報いだ。読者の間でもボスのこの扱いについては「ここまでされる謂れはあったのか」と度々議論になるがそういうことなのだ。わかったか。
ミスタの『ジョルノ!ホレッ!』
って言い方ちょっと笑う(原作通り)。でもブチャラティはもう…。というかボス倒したしもういいよね的な雰囲気になってるけどミスタもまだ余裕で負傷してるよね、まあミスタだから大丈夫だよね(最後までひどい)。
関係ないけどレクイエム化の演出で後ろ髪が編んであった髪型がほどけたままですね(原作通り)。
止め絵で空に浮かぶ仲間たち…。
『運命とは『眠れる奴隷』だ…… オレたちはそれを解き放つことができた…… それが勝利なんだ……』
エピローグのキーワードが出てきたので覚えておきましょう。
なおここで実質本編終了なので以降はエピローグの内容だ。実は原作でもエピローグは『ゴールド・E・レクイエム その4』の途中から始まるのである意味では原作通りだ。
- Bパート。ステータスに強さが表れないタイプの最強スタンド。
草食べてる動物はウマいが肉食動物はマズいから人間はマズいというミスタ理論。これを結構信じてるのはおれだけではあるまい。
料理の鉄人(なつかしネタ)。
こんな与太話を割と真剣に聞いてる仲間たち(特にアバッキオ)で笑う。
牛・豚・鳥ィィー(熱弁)。
仲いいな君たち。
涙目のルカの話題を出すことで時系列を明らかにするテクニック。とはいえ作中では一週間ちょい前くらいだが。
ポルポさん。
涙目のルカも子供に薬を売っていた情報。
いい上司してるなあブチャラティ。
このあとコロネ頭の顔をナメたヤツと同一人物とは思えないな。
ギャングの凄味を見せて依頼人の覚悟を確認するオカッパ。態度は厳しいがカタギの人間を無闇にギャングの世界に近づけさせまいとするブチャラティの優しさなのだ。
食事をやめて外に出ろとは言えない。ミスタがドヤ顔で与太話するのをやめて外に出ろとは言えない。
17さいの一人娘に駆け出しの彫刻家のボーイフレンド!!こいつはメチャゆるさんよなあ。
「凶」イタリア語化翻訳なし。
石ころ(岩)。
『あの男に然るべき報いを!』
魔少年かな?
この街で起こる殺人事件はみなブチャラティの耳に入る。以前ミスタが暴漢を返り討ちにしたのを知ったのもちゃんと情報チェックしてたからだしな。
最終回でも入念に警察をディスっていく(ついでに弁護士も)。
娘美人。
安易に殺人は請け負えないが父親の無念と必死さには敬意を払う。このオカッパ立派な人間すぎない??? そりゃ後光も差しますわ(演出)。 このあとコロネ頭の顔をナメたヤツと同一人物とは思えないな。
もういる「凶」。
指に浮かんだ文字も翻訳なし。
石を元に戻しておけよとは言うが石が急にあらわれたことには疑問を持たないアバッキオ。これはスタンド攻撃か!?(疑問を持たないようにする能力ではないが)
殺しはしないが4~5年足腰が立たないようにはしてもいいというオカッパ。そのへんは流石にギャングでありただの「いい人」とは違うところだ。
石にストーキングされるミスタ。
貴重な敬語ミスタ。
「妙な形の石」とは言うが形そのものはただの球体ではないだろうか?(そこはツッコミポイントではない)
エピローグの途中ですが一旦エンディングです(映像なし)。
石にストーキングされるミスタ(CGバージョン)。
お騒がせしましたぜ!!
フーゴはすぐキレるから一人で拷問はしないほうがいいな。スタンドも危険だし…。
最近どういうわけかスタンド使いが集まっているという噂。少なくとも康一くんは該当するが元々組織にスタンド使いが多くいたこととは無関係か?
男の名はスコリッピ。4階じゃなくてよかった。
0階から始まるエレベータの表示。
石にストーキングされるミスタ。演出が完全にホラーなのだ! そして明らかに髪型がスタンド使いの男!(外見で判断するな)(外見がモブっぽくても戦闘時はスタンド使いっぽい風貌になるので実際判断基準にならない)(第三部でケバブ売りのフリしてたときのダンとか)
石ラティ。
次回『眠れる奴隷』。一応予告あるのか。でもチャンネルはそのまま!(※なお録画視聴)(リアタイしたかったけど時間帯的に無理だった)
- 第39話。アニメ最終回にしてエピローグ。いやあここまで放送してくれて本当によかった…何度か総集編を挟んだが話数的にはカウントされてなかったので本編だけでキッチリ3クール分ありましたね(アニメ第四部のときと一緒)。結果的に作画も高クオリティを維持していたしそういった面でも満足です。近年は深夜アニメが増えすぎでスタッフの負担がマッハという話も聞くしな…。余裕は大事な…色々と…。
スタンド使いにしか見えない風貌ゆえ疑われている(わけではない)。
イタリアにはこんなヘソ出した警官がおるのか?
拳銃でエレベータのボタンを押す。
彫刻家なので変わったファッションをしている(しつこい)。
子供の頃からこんなヘンな石が出せるのイヤだな…。
ヘイヘイヘイヘイ。
本体の意志とは無関係に石が発動するタイプのスタンド。
スコリッピの謎の使命感。
石が消えたあとの床の塗りが何気にすげえな。
『わたしは大理石を彫刻する時…着想を持たない』『『石』自体がすでに彫るべき形の限界を定めているからだ…… わたしの手はその形を石の中から取り出してやるだけなのだ』
殺されそうな状況なのに急にミケランジェロの言葉を引用する、すごい『ジョジョ』なシーン。実際こんなこと唐突に言われたら『何言ってんだこの野郎ォーーッ』
って返すしかないわ。
石の中に運命が内在している。
ゴールデンタイムなのでミケランジェロの作品でも股間アウト。「ドチンポ野郎」はセーフなのに…。
ローリングストーンズ。第五部最後にして超有名どころから来たな…。
運命の奴隷。
リボルバーを拷問に活用するミスタ。
健康なうちに父のために死んだ娘。つらい…。
最終回にして各ピストルズに弾丸の受け持ち責任があることが明らかに(最終回なので当然今後出てこない設定)。
- Bパート。ご存知ピタパタだ!を見るのも最後か…(最近あまりアニメ見ないせいかほかの枠でこのCMやってるの見たことない)。
窓から発砲して情報収集(意味不明の供述)。
ミスタが必死になればなるほど彼のブチャラティへの信頼の強さが分かって泣ける。
よくわからんものを迂闊に触ろうとするオカッパ。
エレベータのボタン連打しても速度変わらんよ。
『ブチャラティーーッ!!』
すっごい顔して叫んだなミスタ!?
なんか出てるーー!?
この石…動くぞ!?
ぼくが触ればいいんだッ!(幻聴)
「ドンブラ粉」かな?
上から来るぞ、気をつけろ!(幻聴)
さっきまでさりげなくミスタをストーキングしていたのは何だったのかというレベルで明らかに追跡してくる石。
ミスタ、ガッツのGがありすぎる。いくら死なないと分かっているとはいえ咄嗟にこんなことが出来ますか?あなた。
当然これくらいでは死なないミスタ。と巻き添えを食うフーゴ。
車から這いずり出てヨタヨタ歩いてくるフーゴと普通にスタスタ歩けるミスタのギャップで笑うしかない。
ざんねん!ミスタには解説能力はなかった!エピローグ冒頭の理路整然とした熱弁はなんだったのか!
あんたのためならなんでもするが組織は裏切れなかったフーゴ(言ってやるな)。
増える犠牲者のヴィジョン。死神じみてるが一応未来予知系の能力でもある(改変もあり)ということでいいのかね、ローリングストーンズ。
『我々はみな『運命』の奴隷なんだ やはり形として出たものは……変えることはできない… 何者たちか知らないが 彼らはこれで『苦難への道』を歩み そこで何人かは命を落とすことになる!』
ブチャラティのために飛び降りて石を破壊したミスタ。それはやっぱり『信頼』じゃあないかな…。人が人を選ぶときに大事なのは信頼なんすよ…まあそれを言った人は信頼がなくて殺されましたけど…。あとそのオカッパはこのあとコロネ頭の顔ナメに行きますけど…。
『彼らがこれから歩む『苦難の道』には何か意味があるのかもしれない…… 彼らの苦難が……どこかの誰かに希望として伝わっていくような 大いなる意味となる始まりなのかもしれない…』『無事を祈ってはやれないが 彼らが『眠れる奴隷』であることを祈ろう…… 目醒めることで…何か意味のあることを切り開いて行く『眠れる奴隷』であることを…』
ポエット! というわけで全然本編に関係ない人がテーマ的に作品を締めるという意外性あるエピローグだ。運命を変えることはできないが立ち向かうことはできるという希望なのだ。そして覚悟に目覚めた者たちがそれぞれの運命に立ち向かうことで生まれるドラマが『ジョジョ』の醍醐味と解釈すると第五部だけでなくジョジョ全体に通じる言葉と言えなくもないのだ。第四部で間田が言った「スタンド使いとスタンド使いは引かれ合う」とかSBRのリンゴォの「男の世界」とか、メインキャラでないほぼ単発の登場人物が印象的なテーマを持ってくるのもジョジョの醍醐味と言えなくもない。スコリッピ自体もエピローグだけのキャラクターではあるが、子供の頃から「石」を通して人の運命を見続けてきたゆえの人生観みたいなのが彼の言動のそこかしこににじみ出ており印象的な人物であることだなあ。ガールフレンドの両親には会いに行かないヤツだが…(台無し)。
そして今。
あの石が!と見せかけて亀。思わせぶりに出てきて特になんでもないというホラー映画のギャグみたいなのやめろ!
魂のヴィジョンだけ元の姿ナレフとして残った亀ナレフ。結構達観したようなことを言っていたくせにしぶといなポルポル君。
いきなり女の子の体を嗅ぐんじゃあない!(いきなりでなくてもダメです)
苦難の道を経てちょっといい感じになるんじゃあない!!
『去ってしまった者たちから受け継いたものはさらに『先』に進めなくてはならない!! この「矢」は破壊しない!』
シブイねェ…おたくまったくシブイぜ…(なお15さい)。なんつーかなるべくしてなった感すごいなジョルノのこの貫禄…。
荘厳なBGM、からの本当に最後のエンディング。もちろん頂点のスタンドはゴールド・E・レクイエムに。キンクリが蹴落とされてたりしたらどうしようと思ったがそんなことはなかったぜ(あたりまえ)。
ラストシーン。オープニングのあれはこのシーンだったんだぜと最後に分かる演出いいよね。
あの花(※アバッキオ)とあの花(※ナランチャ)とジッパー! 最後の最後にちょっと泣かせてくるんじゃあないよ!!どこまで演出が丁寧なんだよ!!
ギャングのボスとなったジョルノ。窓から吹き込む風。
Parte5 FINE
- というわけで終わってしまった。今作でジョジョアニメも第四弾となったわけだが(※第一部と第二部は同じ枠)、第五部は全体のクオリティ向上が凄まじかったですね。勢いと熱気の第一部&第二部、原作完全再現の第三部、再現度を維持しつつもアニメならではの演出・構成も取り入れた第四部(※特に『7月15日(木)その1~4』あたり)という流れが正当に進化したという感じだ。ここまで「まさに集大成!」な作品を見られて感謝しかない。ここまで来ると当然第六部もアニメ化を、と書いたところでストーンオーシャンはともかく第七部ことSBRがアニメ化されたら毎回のように馬が何頭も走るシーンがあるから作画の難易度が格段に上がる説というのを前にどこかで読んだのを急に思い出した。実際第七部の企画が出たらそのあたりどうなってしまうのだろうか。「今はCGとかあるしどうにかなるでしょ」という意見もあろうがCGだってタダじゃないんですよッ(唐突な怒り)。それ以前に第六部だって刑務所が舞台ってのは昨今の反社会勢力にキビしいテレビ情勢的にどうなんだと一瞬思ったがそもそも第五部がギャングの話だった。じゃあいいか。みんなも悪い人には気をつけよう。という意味不明の供述で感想を終わる。