解説
DLC『Echoes of the Eye』のプレイ日記。DLCパート全編のネタバレを含みます。
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このページは『Outer Wilds』とDLC『Echoes of the Eye』のネタバレを含みます。ゲームをクリアしてからご覧ください。
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(公開:2021年10月31日)
目次
プレイ日記目次:はじめに/ 第1回/ 第2回/ 第3回/ 第4回/ 第5回/ 第6回/ 第7回/ 第8回/ 第9回(最終回):その1:その2:その3:その4/おまけ考察/ 挿絵まとめ
20211002: ダイヤル錠の部屋/ ダムのクレーン/ ダムの上/ ああ勘違い/ たのしいホラー劇場/ エコーのスライドリール2/ 『宇宙の眼』のスライドリール/ 隠されたスライドリール/ 燃えるスライドリールの絵/ 巨大構造物の中/ うろうろする/ 裂け目と研究室/ 隠れ谷/ 遺物実験のスライドリール/ 遺物のスライドリール/ エコーのスライドリール3/ 夢の世界(隠れ谷)/ ちょっと考察&雑談タイム
20211002(20211119)
- ?????
- と困惑していたら続けてこんな泣かせる投稿があって泣いた。この動画のバンジョーかしら。
ダイヤル錠の部屋
- ではゲーム再開。まだまだ行くべきところが沢山あるが、まずはダイヤル錠があった建物へ行ってみる。以前感電死の原因になった2本の電線を眺めつつダムの上流側へ。前に入手したダイヤル錠のマークを揃えてみたらあっさり開いた。中へ入ってみると、部屋の奥には角のような形のオブジェとその間に灰まみれのインターフェースらしきものの残骸、その隣にはツノ人の燃料タンク。とガソリンスタンドの給油ノズルみたいなやつ。なんだこれ。巨大構造物そばの大きな鎖があった部屋にもこんな状態のインターフェース(と燃料タンク)があったが、もしかしてトラブル的なやつじゃなくて意図的に燃やしたのか? それにしては床まで燃えてないから相当器用な燃やし方をしたんだろうな(そこはどうでもよい)。
- 木造の建物の中で火を使う(しかも宇宙船の中で)ツノ人に多少の疑問を持ちつつ入り口から右にある部屋に入ると、大きなテーブルの上になにか表示されている。壁には例のパスコードがデカデカと描かれた額縁的なものとツノ人ファミリー(推定)の肖像画が2枚。これ同じ絵じゃないの?間違い探しとかじゃないよね? こういったものにも何らかの意味があるかもしれないと思って一応スクリーンショットを撮っておくがなんにも関係ないただのインテリアかもしれない(でも撮る)。あとパスコード(なんと呼べばいいか分からないのでとりあえずこの表現)をこんなにでかく書いておくのはパソコン画面にログインIDとパスワードを書いた付箋を貼るのより更に大胆な行為の気がするがどうなのか。ついでにこれも関係ないかもしれないが、目みたいなマークがNomaiのヤギ的な目に似てる気がするんだけど本当は何のマークなんだろう。シカの目もこういう横長の瞳孔だけどツノ人の顔はフクロウだしな…。
- かなり脱線したがもちろん一番気になるのはテーブルの上に表示されている図だ。天井を見ると図が映ったレンズのような穴があったのでここにプロジェクター的なものが仕込まれているのだろう。投映されているのは『流れ者』全景の図と点線の先に何かが…これはダイヤル錠の上とか部屋の壁に描かれていたやつか? 4本のツノのようなものの先からビームを放っているように見えるがこれ自体が何なのかは分からん。で、その物体と『流れ者』のインターフェースとの間になにか問題が起きてるということなのかな。2枚のスライドが順に切り替わって表示されているだけでこれ以上の情報はない。強いて言えばツノ人も図にバツ印を使うということくらいしか分からん(そこはどうでもよい)。
ダムのクレーン
- 謎解きが簡単だったせいかあまり情報は得られなかった。スライドリールのひとつでもあれば良かったのだが。さて近場でまだ行っていないところというと、ダムの上にはまだ行っていなかったなと思いついたので早速行ってみる。ダムの上にあったイカダを吊り上げるクレーンのところまで進むと、乗っているイカダを吊り上げたままダムの上側を超え始めた。とりあえず途中で降りると、クレーンはそのままイカダを下流側まで持っていき、ゆっくりと鎖を伸ばして川の上にイカダを放流。その後クレーンは定位置に戻った。放流されたイカダはS字に曲がった細い川を流れていった…いやーーよく出来てるなあ。ついつい時間を忘れて見てしまったがこのゲームにはタイムアップの概念があるのでのんびりしてはいられない。このまま流れていくイカダを見守りたい気持ちを振り切って先に進む。
- 特に必要性のない図解
ダムの上
- というわけでダムのてっぺんである。高所ゆえ展望は良いが天地の概念が地球と異なるこの場所でここを本当に高所と呼んでいいかは意見が分かれるところであろう。どうでもいい話はともかく周囲を見渡すと、巨大ファン(仮)側の岩場に何らかの出入り口があった。長く暗い階段を降りるのが少し怖いが現実世界では偵察機が使えるから夢の世界(仮)の恐怖とは雲泥の差がある。階段を降りきったところで視界の先に真っ赤なものが見えてギョッとしたが太陽かあれは。通路の左側にはエレベーターもあった。
- まずは太陽が見えたほうへ進むと突き当りの左右に階段があり、巨大ファンを近くで眺められるようなスペースがあった。例によって飲み物やお皿もある。そこから壁のケーブルを目線でたどっていくと別の通路があった。その奥には天井プロジェクターとモニターが壁に並ぶ部屋が。なんというか司令室というか艦橋(ブリッジ)みたいな部屋だな。『流れ者』の前(推進する方向的な意味で)が巨大ファン側なのかトゲトゲした側なのかいまいちよく分からないが最初に見たスライドリールだとトゲトゲのほうに進んでいたな。
- ここのプロジェクターに映っていたのは太陽と『流れ者』と何らかのメーターだった。太陽の周囲にある赤い表示のメーター的なものが動いているがどういう意味? 『流れ者』の前後にある丸いやつは現在地点か? 矢印の方向からすると太陽から離れようとしてる? 左側の曲線はなんだろう。太陽を中心としてるような線だから何らかの範囲的なものかな。これだけじゃなんとも分からん…さっきのプロジェクター映像でも同じようなことを言ったような気がするが。
- なかなか核心に近付くような情報が得られない。DLCのボリュームが心配になってきた(良い意味で)(恐怖部分の割合が多かった場合は良くない意味で)。今度はエレベーターのほうへ。エレベーター以外に特に見るべきものはなさそうなのですぐ乗り込んでみる。それにしても夢の世界のやつと比べるとボロいな。やはり『流れ者』が出来てからそれなりの時間が経っているのか? 下降したエレベーターから降りてみると、なんだか見覚えがあるようなものが…あれ?ここっていつものデッキのところじゃん!! ということはダムのてっぺんまでショートカットできるのか。最初に来たときにこのへんは虱潰しに見たつもりだがなぜ見落としたのか。あと探査艇がテキトーすぎる停め方になっているがどういうことだ。こんなに雑に停めた覚えはないぞ。今のところDLCパートでは深宇宙衛星を見に行くか『流れ者』に来るだけしか出番がないからといってこのような扱いが許されていいのか?
- ダムの上に戻ってきた。もうちょっと何か見るものがあるか探そうとしたがダムはすでに決壊済みであった。ダムの上からその様子を見るのは初めてだが。ついでに時間切れ。やることもないのでおもむろに川に飛び込んでみたら流れが速すぎて瀕死になった。川をなめるな。航行記録は
『水池』
が追加。水池?(憶測だが『貯水池』かも) ダイヤル錠の部屋で見た謎の物体は船(宇宙船?)だったらしい。あれだけ見てよく分かったな主人公。艦橋(仮)で見たプロジェクター映像は「太陽系から離脱する準備をしている流れ者」
を映したものだったそうです。そうなの? 今回はテキスト情報がほとんどないぶん航行記録頼みになる状況が増えそうである。
ああ勘違い
- 再開。先ほど気になることが出てきたので今回は『流れ者』の外側をよく観察してみる。初めてここに来たときにビビりまくってデッキの周辺を徹底的に調べてから侵入したのになぜエレベーターを見逃したのだろう。答え:最初に来たのはトゲトゲした側で、それ以降は巨大ファン側から入っていたから。えええぇぇ…と自分で自分が情けなくなったが要するに太陽系の外側から入るか内側から入るかで向きが違ったのとデッキがどちら側にもある上に外観が似ていていままで気付かなかっただけである。ついでにいうとトゲトゲ側から入るとイカダの小部屋から中に入るようになっていたのにそれすらも忘れていたのである。えええぇぇ…。初見の衝撃があまりにも強かったせいだということにしておきたい程度には情けない勘違いである。なおデッキの中央上にUFO的な宇宙船が吊り上げられているほうがトゲトゲ側と覚えておけば今後は間違えない…はず。
- ついでに試してみて分かったことだが、『流れ者』の外に偵察機を発射して撮影してみるとノイズだけの写真になる(量子の月でやるのと同じような感じ)。視覚的にだけでなく通信的にも遮断されてるのか。
たのしいホラー劇場
- 気を取り直して続き。そういえばと思いついて丸窓の家のミイラ室に遺物を持たずに行ってうとうとしてみたが何も起きなかった。そりゃそうだと今なら分かるけど攻略順を間違えたような気もする(タイミング的にしょうがなかったが)。遺物を取りに戻って夢の世界に行ってもいいのだが正直あっちの世界のことはおなかいっぱい状態なので今はひとまず現実世界の探索を優先することにした。どうせ後で何度も行くことになるんでしょう? うう…。
- というわけで丸窓の塔があるエリアのそばまでやって来た。ここの居住区らしき家々は粗方調べたつもりだが、そこから少し外れたところに入り江というか小さい湖があったのを見つけたので行ってみる。こういう特徴的な場所はいかにもなにかありそうだからだ……あった。なんてこった。ま、まあ見つけてしまったものはしょうがないので行ってみましょう。
- 水に潜ってみると、そこにあったのは桟橋の足のような木材と破れた板。どこかの家の床かなにかか? と破れた箇所から侵入してみると、えーと…露骨に怪しさがすごい絵がありますけど一旦無視して隣の部屋を調査。うわなんだこりゃ、スライドリールの廃棄所か? ここにも燃料タンクがあるということは燃やしたのか。スライドを。部屋の壁側には謎のアームが吊るされた装置がある。真ん中の丸いところにちょうどスライドリールが入りそうだがここにセットして焼いたってこと? …と思ったがただ焼くだけでこんな大掛かりな装置が必要とは思えないのでむしろスライドリールを作る(現像的なことをする)ための装置かも。
- しかしこうなるとアレだな、今まで見てきた焼けたような穴が開いていたスライドリールは経年劣化とかでああなったわけではなくて意図的に燃やされていたってことなのか。まさか。な…なんか急にキナ臭くなってきた(ダブルミーニング)。
- さて次は隣の部屋を…部屋ではなくて洞窟だった。橋がかかっていたようだが崩れ落ちているのでジェットパックで渡ると、突き当りに青緑の太陽の扉があった。開けてみるとスライドリールの棚がずらりと。うおおお見たことないやつが2個もある!! 一気にテンションが上がるが一度に持ち歩けるのはひとつだけだ。輪っか状なんだから腕にはめていけば2個くらい一度に運べるのでは? システムに文句を言ってもしょうがない。
- 2個くらい持ってよ(ついでにランタンも)
- 棚の部屋から出てみると前方に丸窓の塔があった。あれ? 振り返ると、これまでにも見た映写機がある建物の絵と同じものが描かれた建物があった。あれ?ここ一度も来たことなかったっけ?? と思って今まで撮ったスクリーンショットを確認したが来てなかったみたいです。さっき「ここの居住区らしき家々は粗方調べたつもりだが」とキッパリ言ったばかりなのに… スマン ありゃウソだった。こういうこともあります。
- というわけでこの建物をちゃんと調べ直したらやはり映写機とスクリーンの部屋があった。壁画と建物の役割も段々わかってきましたね。早速新しいスライドリールを見たかったのだが映写機のそばにあったランタンは壊れていたので先ほどの怪しさがすごい絵のところに戻ってきた。でもこれ十中八九ランタン取ったら絶対なにかありますよね?コーラを飲んだらゲップが出るってくらい確実になにか起きますよね? まあ取るけど…………取るだけじゃ何も起きないな…それじゃあライトを消してまた点けるとか…あれ?なにも起きんな。ライト再点灯するのが早すぎたか? じゃあ次はもうちょっと待ってから……はい出ました。分かりやすすぎる。なんだこの仕掛けは。あまりにベタすぎて今ゲラゲラ笑っています。だってこの仕掛け作ったツノ人、絶対ノリノリだっただろ!! 絵の変化はもちろん、リールが置いてあるツノ状の台が手のように見えるのまで含めて凝りすぎである。文化祭のお化け屋敷じゃあないんだぞ。なにを思ってこんなもん用意したのだ。ヒーー笑いが止まらん。妙にツボにはまってリールを台座に戻せると気付いたことにさえ笑ってしまう。それはともかくまだ見てないスライドリールが2つもあるのに3個目が追加だ。嬉しい悲鳴が出そうだがその直後部屋が水没して別の悲鳴が出た。うおおおおおお前こんないいところで!! ち、チクショー瞑想してすぐまた来てやるからな。覚えてろよ。
エコーのスライドリール2
- 戻ってきました。今度は普通に居住区?側から映写機がある建物に入ってみたが、先ほどの部屋の出入り口があったはずのところは壁しかなかった。あれ、もしかして隠しドアだったのか? だとしたらもう凝っているとかそういうレベルではない。一体なんであんなことを? ゲーム的演出というメタい事情を除いて考えれば、あのノリノリな仕掛けはツノ人の誰かに見せるために誰かが作ったってことですよね。誰が誰のために? あのスライドを見てみれば分かるのかな?
- それではお楽しみのスライドリール上映会スタート。まずは2つのエコーが描かれたマークのやつから。暗闇からヌーッと現れたツノ人が干渉装置を使うと保管庫に2つめの鎖がかかった。これだけ。えっこれだけ!? 以前見たエコーのスライドリールは冒頭に保管庫が閉まる様子の映像もあったがそれくらいの違いしかない。なぜ記録した。内容が短いからか、スライドリールも円じゃなくてC型になっている。さっき見つけた隠しリールもそうだったような。元々こういう造りなのか切断とかしてこうなったのかは不明。
『宇宙の眼』のスライドリール
- 次はツノ人の『宇宙の眼』のシンボルが描かれたスライドリールを視聴。「聴」と書いたが再生中のBGMもスライドリールから出ている設定なのか単にゲームBGMなのかそのへんはよくわからん。まずはツノ人のひとりが、光る杖で『眼』をスキャンするような映像からスタート。場所はダムのところにあった艦橋的な部屋か? この杖は夢の中で謎の映像を見せられたアレと似ているな。杖が脳内(たぶん)に映し出すビジョンには『眼』に出会うツノ人のイメージが。挨拶するように片手を挙げるツノ人の前で、『眼』は端から赤く染まり始める。真っ赤になった『眼』が突然閃光を放ち、星系全体に赤が広がっていく。それを浴びたあらゆる天体は朽ち果て、砂のように崩壊してしまう。『眼』のそばにいたツノ人の肉体も崩壊し、後には白骨だけが残された。やがて生え始めた草がツノ人の遺骨を覆い隠していく……えーっどういうこと。
- あまりにも衝撃的なビジョンを見終えたツノ人はこんな表情に。うん、分かりますよこの表情の意味は。分からないはずがない。効果音をつけるなら「ガーン」だ。杖を取り落し、文字通り膝から崩れ落ちるツノ人に駆け寄る2人の仲間たち(やさしい)。そりゃショックだろこんなもの見せられちゃあ。驚愕に顔を覆っていたツノ人だったが、その表情はすぐに怒りと憎悪に満ちたものに変わっていった。め、滅茶苦茶わかりやすい。正直申し上げて先ほどの「ガーン」の顔も含めて少し笑ってしまいました。意外と表情豊かなんですねツノ人の皆さん。怒りに拳を握る様子などもかなり表現力が高いですよ。
- 場面は変わって、『眼』のシンボルが掲げられた建物の映像へ。燃料タンクを背負った2人のツノ人が建物に青い火を放った。火炎放射器から出る火は青いが燃えていく建物の火は赤い。その光景を見つめる大勢のツノ人たち。手を挙げている者たちは歓声か罵声でも浴びせているのだろうか。やがて火の勢いが落ち着いてくるとツノ人たちは去っていった…。
- ある意味世紀末
- 次の場面はまた焼け焦げスライド。たまに残っている部分には『流れ者』のデッキと思われる場所にツノ人たちがいる様子や『流れ者』の外観一部が映っているがどういう状況かまったく分からん。最後の場面は『流れ者』がクローキングフィールドに姿を隠し、太陽の前に浮かぶシーンで終わった。
- …いやあ、盛り沢山でしたね。どこから言及すべきか分からないほどに。
- おそらく、元々ツノ人は『眼』が何かしらの良いものだと信じてこの星系までやって来たのだろう。最初に見たスライドリールの映像でツノ人たちが腕を挙げてワイワイ言ってたのは純粋に新発見を喜んでいたんじゃないかな。もし『眼』を危険なものだと思っていたならわざわざ巨大な宇宙船まで作ってこんなところまで来ないだろうから当然と言えば当然だが。燃やされていた『眼』のシンボルがついた建物は、たぶんNomaiたちでいう『眼』の祭壇のような施設だったのだろう。『眼』は自分たちを新天地へ導くものだと解釈したとかである種の信仰が生まれたのかも。しかしそれもスキャン結果で台無しになったと…。スライドに登場したツノ人がかなりの演技派でつい笑ってしまったが落ち着いてみるとなんだか悲しくなってきた。今回見たのは映像の流れ的に『眼』の星系に到着してからの出来事だろう。遠い星系からここまで来るのに相当の苦労があっただろうに、たったひとつのビジョンですべてが無意味になってしまったのだから…。
- でも実際、あの光景ってどういうことなの? 『眼』がすべてを滅ぼすなんて、どこをどうスキャンしたらそんな情報が出てきたのか? 最後にツノ人のホネが残って朽ちていく様子が映っていたってことはビッグバン(仮)や超新星爆発のイメージと混同したとかでは無さそうなんだよな(超新星爆発は青い光だが『眼』から出たやつは赤かったし)(あるいは幽霊物質のことだったとしてもやはりイメージカラー的に赤では合わない)(イメージカラー?)。惑星たちは乾いた土塊のように全体がボロボロ崩れていくのにツノ人は器用にホネだけ残るのも判断に困る描写だ。脳内映像はあくまでイメージですと言われればそれまでだが、イメージ云々で言うなら爆発や超エネルギーとかで滅ぶとしたらもっとこうジュッと跡も残らず消し飛ぶほうがそれっぽい描写じゃないですか。それに『眼』と意識的観察者が接触したらどうなるかなんて本編ラストで主人公がやったサンプル数1しかない(※細かい差分はあるが)から正直そっちもなんとも言えないのよね。エンディングの描写(主人公の記憶・経験に基づいて構成されたあれこれ)からしても接触する者が変われば『眼』の挙動も変わる、なんて可能性は十分ありそうだし。というかあの杖は一体どういう道具なの? なんで未来予知のようなことを?? なにもかも分からんが杖の用途に関してはツノ人にとっては常識的なことなのか特に説明はなかったな。
- それ以前に、Nomaiたちがあれだけ苦労して『眼』を探索し続けて結局見つけられなかったというのになにを当然のように『眼』と遭遇しているのか(途中経過がないからあっさり見つけたわけではないかもしれないが)。思い返すと最初に見たスライドリールの映像では『眼』はずっと同じ位置から動いてなかったけど、それがイメージ的な意味なのか実際にあの場から動いていなかったのかの区別がつかない。
- ちょっと考えてみたが、そういえばツノ人たちは『眼』の星系まで宇宙船で飛んできたがNomaiたちはワープで来たのだった。つまり『眼』の星系を内側から見るか外側から見るかの違いがある。量子の月や量子のかけらが意識的観察者に観察されている最中にその場に留まるように、その大本である『眼』にも同じ性質がある。南部観測所のプロジェクションプールで見られる『眼』の軌道とMallowの考察
「量子の月に関する知識から推測すると、眼はこの星系の太陽をまわる軌道にあると考えられる。つまり、眼は限られた範囲(広大ではあるけれど)に存在していることになる。」
から考えると、『眼』は太陽を中心とする球体を軌道としてその表面を常に(観察されるまで)動き回っているような状態と言える(※厳密に言えば「動き回っている」のではないがゲーム内での挙動からするとランダム移動と解釈してもそう間違いではない)。ということはその「球体」表面のそばで意識的観察者がじっと待ち続ければ、いつかは『眼』が目の前で立ち止まってくれる可能性がある。あるんじゃないか。Mallowが「(広大ではあるけれど)」
と言うように「球体」は非常に広範囲ではあるけれども、Nomaiの軌道探査砲が最終的には成功したように『眼』が表面のある一点に出現する確率はゼロではない。どうだろう。 - 非常に回りくどい書き方になりましたが、要するに『眼』の星系の遠い外側から意識的観察者が時間をかけてやって来た場合、どこかのタイミングで『眼』を目撃したことになりその位置が固定されるんじゃないかという思いつきです(内側に入ったあと目を離した場合どうなるかは知らん)。太陽系の外から来た場合は特別なことをやらなくてもそこそこの確率で『眼』に出会える可能性があるのではってことですね。全部仮説だが。これだけ考えてなんの関係もなかったら笑う。
- そして現在の『流れ者』がクローキングフィールドに身を隠している理由もなんとなく分かったね。『眼』の視線から逃れるためだ。なかなかゾクリとする話ではないか。ツノ人たちが『眼』のことを目のようなものだと考えていたかまでは分からないが、結果的にその比喩が成立している事実にゾクリとします。でもこのクローキング装備は元々あったのだろうか? 外敵の存在を意識するような環境で暮らしていたのでもない限りはわざわざ準備しないものだと思うが。探査艇に対アンコウミサイルが搭載されていないのと同じである。
隠されたスライドリール
- じゃあ次は例の隠しスライドリールだ。先ほどと同じ方法で取りに行ったが今度は絵が切り替わる瞬間まで見てしまった。忍者屋敷のどんでん返しみたいな回転扉形式だった。もうだめだーー面白すぎる。しかもスライドリールを取った時点で後ろの扉がひとりでに閉まった。さっきはタイミング的に分からなかったがこんな仕掛けまであったのか。これもうやりすぎどころじゃないよ。これ作ったツノ人の趣味の世界だよ完全に。なんなのもう。なお洞窟からスライドリール棚の部屋に出るドアはやはり隠し扉だったことも分かった。継ぎ目もなにもなかったがよく出来てるなあ。
- それでは残り時間が心配だが見るぞ。スライドを。なんですかこれは。なぜ急にデモニックな雰囲気に。全体的にどういうつもりだ、これらを用意したツノ人よ。そりゃ公式もこんなTシャツ出しますわ。ツノ人の悪ノリについて行けなくなりつつあるが気持ちを切り替えて真面目に見てみると、エコーのマークの光を3人のツノ人が吸収している? なんかそんな感じですね(よく分からないが)。
- さて映像のほうは、これは夢の世界かな。右側に遺物とその光が見える。また主観視点だ。左側には2つのエコーのマークが描かれた何かがある、というより左手で持って歩いてるのか? 両手にものを持って歩けるなんてうらやましい(メタ)。場所は丸窓の塔が左奥に見えるな。前にある機械は『眼』を発見したツノ人が使っていた望遠鏡(推定)とよく似ている。
- さて主観の人が振り返るとそこには焼け落ちた建物があった。夢の世界のイカダで通りかかったところかな。中に入って左側から外へ出てイカダに乗る主観の人。あれ?操作する棒が2本ある。こういうのもあるのか。ちょっと場面が変わってイカダから桟橋へ降りると洞窟の中に謎の物体が。これってもしかして夢の世界にあった警報装置? 赤い光が出てないから裏側か。さてその警報装置の奥から別のツノ人が現れて、主観の人が持っていたエコーのマークの板を受け取って戻っていった。こんなに大きかったのか。よく片手で持てるな。力持ちだな。
- ブツの受け渡しが終わると主観の人はふたたびイカダに乗り、焼けた建物のほうへ戻っていく…と見せかけて右側にある岩場のほうに視点を向けた。そこには手の形の移動装置が岩に隠れるように設置されていた。また場面が変わって、どこかの洞窟の中にある干渉装置の前へ来た。装置の穴をのぞき込むとそこにあったのは夢の世界でロウソクに囲まれていたあの地点。主観の人が装置を使うと穴の奥の光景が真っ暗になった。左側から青緑色の光が現れ、階段を降りていった…。最後にロウソク地点の映像が出て終了。
- うーん、最初の悪魔的ツノ人のビジュアルからは想像もできないほど親切すぎる大ヒント。こうやって警報装置を突破すればいいのね。ところでなんでこの人たちはこんなことをしているのか。そもそもなんであの場所に警報装置が置いてあるのかもまだ分からんが、それを突破して何をしようというのか。エコーのマークは保管庫と関係ありそうなのは分かっているけど、それとスライド1枚目に描かれた悪そうなツノ人たちとのつながりが見えない。パッと思いつくのは保管庫の中身を盗むとかそういう悪事を企んでいるんじゃないかとかそのくらいである。もちろん保管庫の中身が何なのかもまだ分かりません。いくら隠してあるとはいえこんな記録を残しておいたらいずれ足がつくと思うがどういうつもりなのか。ほかにもこういうスライドがあるのかな。
- ほぼ自白レベルの証拠を残すな
- ところで結構長い映像だったけど、スライドリールの形が円形ではなく視力検査のランドルト環みたいな形(あるいはCの型と言ったほうが早い)だったのが若干解せない。映像の長さとスライドリールの外周の長さは関係ないのか?(あまり気にするべきところではなさそうだが)
燃えるスライドリールの絵
- というわけで色々分かってよかった(雑な感想)。建物の外へ出て、白い根っこの絵が描かれている建物で以前ちょっとしか見られなかった丸窓の塔の隠し通路らしい映像を再確認していたら水没。イカダも見つからず身一つで川に流される。代わりにどこかの橋か通路だったものが流れてきたのでそれに乗って進む。そうして流されるまま峡谷のあたりまで来たが、そういえば前にこのへんで何らかの人工物を見つけたのを思い出した。暗いので偵察機を飛ばしてみると、確かに柵もあるし出入り口らしい穴もある。どうやって行くのかな。
- もっと近くに行けばなにか分かるかも、と思って近くの陸地に降りて探索開始。なにやら階段がある。登っていくとその先には橋が架かっていた。過去形で。つまり壊れている。橋の向こう側には建物があり、その壁に描かれた絵がライトで照らされているのが見えた。シグナルスコープで拡大すると、スライドリールらしき物体が青緑の火の中で燃えているような絵だった。なんだねこれは。ダメ元でジェットパックで向こう側まで行けないかやってみたがダメでした。岩壁にぶつからなかっただけマシよ。
巨大構造物の中
- またしても川に落ちた。次はどうするか。流れ的(物理)には巨大構造物が先にあるから行ってみようか。確か下に穴があってそこから入れるんだったな。入れました。あっさりと。中は2階建てになっているが下の階は水没。上の階にはあの保管庫が。ついにご対面か。うむ不気味だ(率直な感想)。夢の世界にあった光る棒の映像で見たのと同じく、床の中央には青緑の火も燃えている。天井には鎖で吊られた鐘もあった。ここからも夢の世界に行けるのかな。といっても今は遺物がないからマシュマロを焼くくらいしかできないが。あとは保管庫に登って自撮りをしてみるなどしているうちにループ終了のお時間です。これまではツノ人との比較しか見たことがなかったが意外とでかいんだな、保管庫。主人公が小さいのかもしれんが。
- 航行記録をチェックすると
『スライド焼室』『焼けたスライドリール』『隠し縦穴』『壁面の建物』
がワッと追加。説明文によると、隠されたリールでツノ人たちが受け渡していたブツは板ではなく容器だったらしい。たまにこういう見解の相違があるから航行記録の確認は大事だ。そして峡谷で見つけた青緑の火の絵が描かれた建物ですが、「そこに行くための橋は朽ちてしまっている」
とあるのであの橋はダム決壊で壊れて通れなくなったわけではないと分かった。なぜそんなことを知っている。
うろうろする
- 再開。峡谷の調査をしようとしてまた川に落ちた。代わりと言ってはなんだが『流れ者』の巨大窓に時折映像の乱れのようなものが発生する様子のスクリーンショットが比較的上手く撮れた。これ何なんだろう?
- 流れでついでに巨大構造物をもう一度チェック。先ほどは水が引いた状態だったけど水没中だとあの火はどうなっているのか確かめたかった。結論からいうと中の状態はまったく変わらなかった。つまり1階が水没していて2階は保管庫と火がそのままあった。ところでループの時間切れまでこの場所の火は燃え続けていたが、ここから夢の世界に行けば丸窓の家や塔のように水没で起こされることがないってことなのかな。一応覚えておくべきか。ついでに構造物の外観をよく調べてみると、2本の角的なパーツの金属部分に青緑の光の粒子が走っているのが分かった。なんだろう。
- その後も峡谷にどうやって登るか考えていたらダム決壊。いつのまにそんなに時間が。ひとまず流されてきたイカダに飛び乗り、流されるまま進んでいくと丸窓の塔のところまで通りかかった。すでに横倒しになっている塔のてっぺんに、なにやら丸い4枚の絵が描かれているのに気が付いた。こんなのあったんだ。4枚の絵には丸窓の家と塔、水中の構造物、そして見知らぬ場所の丸窓の建物が描かれている。最後のところはまだ見たことがないが、これらの場所の組み合わせから考えるとおそらくはここにも青緑の火があるのだろう。絵はワイヤーのようなもので繋がっていて、そこから4本の角的パーツの金属部分まで青緑の光の粒子が流れていた。またか。なんなんだろう。更によく観察すると実は全部の角に光が流れているわけではなく、構造物の角と見知らぬ丸窓の建物だけに粒子が走っていた。多分だが青緑の火がアクティブかそうじゃないかで変化するんかないかな。仕組みは謎です。偶然だがちょっと良い発見をした、というあたりでこのループは終了。ちょっとダラダラしてしまったな。
裂け目と研究室
- 再開。次は何しよう…夢中になってプレイしているがまだまだ行くべきところがありすぎて混乱してきました。というわけであえて『流れ者』の外を調査してみる。ダイヤル錠の部屋で見た小型の宇宙船(多分)がまだ近くにあるのかどうか見に行ってみよう。位置的には『流れ者』のトゲトゲした側、太陽から見て裏側のほうにあるはず(あるなら)。といっても一旦『流れ者』の外に出たら方向なんて分からないので、まずはトゲトゲ面の中心に探査艇を一度停めてから後ろ方向に発進する感じで宇宙空間に出てみる。……なにもないな。何度かやってみたが何もなかった。航行記録だと繋がりが断たれているとかいう表現だったからもうこのへんにはいないんだろうか? いつ頃離れたかにもよるけど、場合によっては今はもう相当遠くにいる可能性もあるよな。もしあの宇宙船を調べる必要があるならどこかにヒントがあるのだろうが。
- 早々に宇宙船の調査が行き詰まったがついでに『流れ者』外壁というか表面の調査もやっておこう。デッキから艦橋へのエレベーターがあったみたいに何か見つかるかもしれん。ありました。あるのかよ(率直な感想)。探査艇のライトで照らしてもなお暗い『流れ者』の外壁を舐めるように調べていたら、巨大ファン側の面の外周にある丸い模様のひとつに破れたような穴が開いているのを見つけた。なんか…調べてみたら何かあったというのは本来うれしいことのはずだが、このゲームに関しては「こんなところにまでこんなものが?」と製作者の執念に近い何かを感じてしまうな。凄味がある。
- 探査艇の停め方に少し手間取ったが侵入成功。中はボロボロの部屋だった。暗くて分からんが天井には鐘のようなもの、床の中央にはコンロの五徳のようなものがある。コンロというかミイラ室の青緑の火が燃えているやつと同じものか? 青緑の太陽ドアから出てみるとボロボロではない天井が高い空間に出た。室内には3つの小部屋があり、今出てきたのはそのひとつ(中央の部屋)だったようだ。小部屋の壁には夢の世界の構造物で見たような窓がある。なんだろう? それより今出てきた小部屋から空気とかがゴーーーッと出ていく音がずっとしていて心配になってきた。
- 心配はさておき室内の探索。壁にはモニターやスライドリールの棚やスライドリールそのものがあった。やった。中央のテーブルには遺物も置いてある。階段の上から見てみると、小部屋の上側にはランタン的なものの絵、遺物のようなものの絵、遺物の絵が描かれていた。中央の部屋の絵は遺物とそっくりだがパーツが足りないような。アンコウで例えるならヒレ側のパーツが。アンコウで例えるな。
- まずはランタンの絵の小部屋に入ってみる。中は中央の部屋と似た構造だがボロボロになってはいない。イスのそばにあるのは壁の絵のランタンか? これまで見てきたランタン(映写機とかで使ったようなやつ)とはデザインが違うな。それより何より目立つのは青緑の光を放つ杖。よく見るとスタンド的なもので壁に固定されている。また何かビジョン的なものが見られるのだろうか? 早速チェックしてみると、火のないランタンを手に取り小部屋に入っていくツノ人の主観映像が始まった。イスに腰掛けて目を閉じるツノ人……しかしなにも起こらなかった。ところで目がふたつだからHearthianとは目の閉じ方が違うね。ちなみに小部屋の壁にあった窓からは普通に部屋の中が覗けるだけである。
- 次は右側の遺物の絵の小部屋に入る。やはり他の小部屋と同じ構造だがここにはランタンではなく遺物が置いてある。こちらにも光る杖があったので当然チェック。先ほどの映像と同じように遺物を持って小部屋に入るツノ人(主観映像)。イスに座って目を閉じ、しばらく待つと暗闇の中に青緑の炎が浮かび上がる。そしてツノ人が持っていた遺物の中にも火が灯った。主観のツノ人が顔を上げると映像が揺らぎ始め…というところで終わり。
- これは…考えるまでもなく夢の世界に行くための実験記録だろう。ランタン型のは試作で遺物が成功版か。遺物部屋の映像の最後でツノ人が見上げたところにあったのはあの土星風惑星っぽいしね。となると中央の部屋の遺物もどきは失敗作だったんだろうか。部屋がボロボロになっていたのは爆発でもしたのか? 壁まで穴が開くほどの威力なら部屋ごと吹き飛んでいてもおかしくない気がするがそのへんはよく分からん。というか何がどうして爆発するのかがまず分からん。ランタン部屋の映像ではそもそもランタンに火がつかなかったみたいだし、直接爆発したんじゃなくてシンプルに火がらみの事故でもあったのか。それでなにかに引火してドカーンとか。消火器を用意しておかないから…(たぶんそういう問題ではない)。でもいくらなんでも宇宙船の外殻が壊れるほどの大事故だったならちゃんと壁直そうよと言いたくなるが直してあったらここに来られなかったわけですので文句は言えません。あと、ここまで見てきた光る杖の映像はすべて主観でしたが、現実世界→夢の世界間の記録もあったことを考えると記憶(少なくとも映像的な部分の)を記録・再生する機能でもあるんでしょうか。仕組みは謎だがNomaiの記憶の像もある意味似たようなことをやっているわけですのでその手の技術の存在を否定するわけにはいかない。仕組みは謎です。
- そろそろ他の場所を探索しよう。3つの小部屋の正面にある階段を登ってドアを開けると、イカダで降りる装置と階段があった。奥の階段の先は外につながっているようだ。でも先に左の階段から上へ行ってみる。そこは3つの実験部屋が見られるスペースになっていた。壁には大きな木のそばで憩うツノ人たちの幻想的な絵が。雰囲気はいいけどこんな場所あったか? 丸窓の建物にあるのと同じようにツノ人の故郷を描いたものなんだろうか?イメージか? 階段を降りて今度はイカダに乗ってみる…その前に、ここに来るときに開けっ放しだった中央の実験室のドアを閉じておこう。なんかあったら怖いし(光を当てれば閉められることを忘れていた)。空気が流れ出す音が止まってよかった。
隠れ谷
- さてイカダに遺物と新しいスライドリールを乗せて装置を作動させた。着水すると狭い洞窟の水路に出た。しかし川と思われる方向とは反対側にも水路が続いているような感じだったので頑張ってイカダで逆走しようとしたがイカダのクレーンに捕まってダメでした。あの先には何かあるのか何もないのか。戻されてしまったものは仕方ないので先ほど見つけた建物の出口に行ってみる。どこかの映写機で新しく手に入れたスライドリールを見ようと思っていたのに…。
- と思ったら建物の外は見知らぬエリアだった。崖に張り付くように建物が並んでいるのが見える。そういえばこういうのあったな。実験室があった側の建物(※見たことがあるやつの気もするがツノ人の肖像画もあったので一応メモ)から出て周囲を見てみると、今までのエリアに揃っていた施設にあったものと同じ特徴の建物がいくつもあった。映写機がある建物の絵、白い根っこの絵、エレベーター、丸窓の建物、そしてあの青緑の火に焼かれるスライドリールの絵まである。急に行くところが増えてしまった。
- だがこれでスライドリールを持って川下りをする手間が省けた。映写機があると思われる建物に入ってみるとまさしくスクリーンと映写機があった。いいぞいいぞ。壁際にはなぜか遺物も置いてあった。そのすぐそばにあるツノ人の肖像画が妙に青黒いのが気になる。明かりを消したら目が光ったりしないかなとか思ったけどそんなことはなかった。例のやりすぎ隠し部屋のせいでそっち方面への期待が高まってしまっている。あんまり怖いのは勘弁だがあれだけやりすぎると逆にギャグになっちゃうのよ。なお室内には反対側からロックがかけられた青緑太陽のドアもあった。どこから開けるのか。そことは別の出入り口から階段を降りるとスライドリール棚の部屋があって、ここにも新しいスライドリールが2つあった。やったやった。今のところDLCパートで一番テンションが上がるのはスライドリールを見つけたときだな。
遺物実験のスライドリール
- スライドリールを見るためにランタンを持ってこなくてはならない。幸い橋を渡って谷の反対側に丸窓の建物(岩壁に埋まっている)があるからそこから借りよう。映写機の部屋に戻ってくる途中でダムが決壊したがちょうど橋を渡った直後だったため事なきを得た。あぶなかった。
- では最初は実験室の棚から持ってきたやつを見ましょう。ランタンと遺物のようなものと遺物の絵が描かれたスライドリールである。
- 実験室で見たランタンを手にして小部屋に入っていくツノ人とそれを見守るツノ人たち。扉が閉まると主観の人がのぞき窓へ歩いていき、室内の様子を観察し始めた。中のツノ人はイスに座って居眠りし始めるが、やがて何も起きないことを悟ると目を閉じて首を横に振った。ツノ人もダメだったときはその仕草やるんですね。
- お次は遺物に似ている遺物でない何かの実験……また燃やされてるじゃん!! なんというあからさまな隠蔽。絶対なんかヤバイことがあっただろ。焼かれていないフチの側にちょっとずつ何か意味深なものが残ってるのが逆に困るわ!中途半端に考察材料を残されると気になるからちゃんと焼いておいてよ!!(?) 青い光のようなものが映っているのはやはり青緑の火で火事でも起きたのか? 少なくとも外殻に大穴が開くくらいだから相当まずいことがあったのは間違いなかろう。怖いわあ。
- …という流れをぶった切って何事もなかったように遺物の実験に切り替わる。こちらは先ほど見た通り事故もなく成功したようだ。実験中のツノ人が持つ遺物に火が灯るのを見た主観の人はのぞき窓から顔を上げて、仲間のツノ人たちに向かって頭を下げた。頷いたのかな。ツノ人も上手くいったときはこの仕草やるんですね。手に持った遺物を見て目を細める仲間のツノ人たち。それは笑っているのか? なんだかニヒルな笑みでかっこいいな。悪人面とも言えるが。
- というところでスライド終わり。さっき光る杖で見た実験映像とは文字通り別視点ってことですね。光る杖で記録が見られなかった遺物もどきの実験が見られるかと思ったら余計にヤバそうな気配が強まっただけだった。何があったんだなにが。火事か爆発のようなことが起きたのは部屋の様子を見れば間違いないが、火を使う実験で火事が起きたのをわざわざ隠蔽するだろうか。実験してた人がそれで死んじゃったとか? よく見るとランタンの実験と遺物の実験とで被験者の角の形が違うから無いとは言い切れないな…。だとすると気の毒だが、事故を隠すなら記録だけでなく実験室のほうも修復しておかないと隠蔽の意味がないのでは?(そういう問題ではない) なんとなくだが見える範囲で分かることよりヤバいことが起きたんだろうなと想像してしまうが果たして。
遺物のスライドリール
- 次はスライドリール棚から持ってきた遺物の絵のやつ。これまで見てきたツノ人ストーリー全4巻(推定)のうちの3巻目だ。ほかの3リールはすでに見たから発見順では最終巻。1~4巻が時系列通りの順番であるならば『宇宙の眼』がヤバイやつだと知ったビジョンを見たあとの出来事ですかね。
- 『流れ者』のどこか建物から『眼』の星系を見るツノ人たち…が、全然興味なしでどこかへ去っていく。おいマジか。いやよく見ると去ってない人も3人ほどいるから全員ではなかったかもしれないけどそれでも大多数のツノ人はスルーしたのか。うーん、『眼』の星系にツノ人がいた痕跡がなかったのはそういうことなの?(DLCの後付設定だからだとかそういう意味ではなく)
- 『眼』の星系をスルーしたツノ人たちは映写機の部屋に集まり、彼らの故郷と思われる美しい場所のスライドリールを鑑賞し始める。しかしホームシックに襲われたのか、皆泣き出してしまう。こ…これは…。顔を覆って泣き出したツノ人(お年寄り?)をなぐさめる人もやがて悲しそうに顔を伏せてしまったりと描写が非常に細かい。
- この次のシーンはまた何枚も焼かれている。今度はきっちり端まで焼いてあるから想像の余地がない。謎シーンが終わると今度はどこかの丸窓の建物の下階と思われる青緑の火の部屋に集まるツノ人たち。手にはそれぞれ遺物を持っている。…同時に5人が同じ動きをする絵だったせいでアイドル的なダンスのフォーメーションみたいだなと思ってしまった。それぞれの席?に落ち着いたツノ人たちが目を閉じると、その手元には青緑の火が灯っていく。スヤスヤと安らかな顔で眠るツノ人…でスライド終わり。
- なんというか……急に悲しくなってきた。ツノ人がなにを期待して『眼』に旅立とうと思ったのかはまだはっきり分かっていないが、例の『眼』がすべてを滅ぼすビジョンが彼らが持っていた期待や夢をも打ち砕いてしまったことは間違いない。滅びを待つだけとなってしまったことへの不安や恐怖が「故郷にいた頃に戻りたい」という気持ちを呼び起こしてもなんら不思議はない。普通に宇宙船で帰ればいいじゃんとも思わなくもないがそれができない事情でもあったんだろうか(『眼』に近付いた時点でもうすでに滅亡カウントダウン状態=逃げても無駄だと思い込んでいたとか?)。艦橋的なところにあったプロジェクターには『流れ者』が太陽系から離脱しようとしている様子が映されていたがあれは関係あるのか無いのか。
- 映写機の建物が各居住地にあったのは普通に娯楽施設というか映画館みたいなものだったんだろうなというのもなんとなく分かったが、このときのツノ人たちにとってはそんな映像程度では何の慰めにもならなかったのだろう。…で夢の世界に行く方法を開発したと。何をどうやって作ったのかはともかく、あの夢の世界は明らかにツノ人の故郷を模している(根拠:夢の世界の空にある土星風の惑星、丸窓の建物に並ぶ絵の様子など)。毎回まったく同じ夢が見られることからしても、あの世界はやはり本物の夢ではなく何らかの人工物なんだろう。夢であってもかまわないと思うほどに故郷へ帰りたかったのか…。もしかしてだけど、遺物実験のビジョンで夢の世界に行くのに成功したあと主観の人が空を見上げたときに映像が乱れたのは涙で視界が歪んだせいだったりしない? これは流石に想像の飛躍が過ぎるか。
エコーのスライドリール3
- 色々考えてしまうことはあるが長くなるので今日の日記の最後にまとめます。次はエコーのマークのスライドリールを見るぞ。エコーが3つあるマークのやつ。このシリーズもこれで最後だろう。といっても内容はなんとなく想像つくが……うん、2つめのやつとほとんど同じ!! 特にオチもなにもなく3つめの鎖が保管庫をロックする様子が記録されているだけだった。なぜ記録した。予想はしていたがツノ人たちへの同情心がほんの少し引っ込むレベルの拍子抜けである。まあいいや。次行こう次。
夢の世界(隠れ谷)
- 探索再開。まず気になっていた燃えるスライドリールの絵のところに行ってみたかったが、通路になっている洞窟の途中で幽霊物質が邪魔をしていた。忘れた頃に出てくるな君は。しかし見るべきところは他にもあるので一旦後回しにして周囲をふらふら歩く。向こう岸の下のほうに看板があったので一応見に行く。ダム決壊で崩れて流されていた瓦礫を伝って川を横断すると、いままでの居住区にもあったような地区看板みたいなものがあった。当然だが書かれている文字は読めない。それにしてもツノ人は絵や映像の記録は多いが文字がほとんど残っていないな。これではいつまで経ってもHalに要求されたサンプル数100に届かんではないか(あったとしても時間が絶対足りない)。
- そして、やはりこのエリアにもある丸窓の建物も確認しておく。中の造りは他のエリアの施設と同じである。隠し階段の先にいるミイラたちもだ。それにしてもアレだな、ついさっき見たスライドの影響もあるかもしれんがみんな睡眠中にしか見えないな(ミイラになっていることを無視すれば)。となるとあちこちの家でも見かけた小舟みたいなやつはツノ人式のベッド的なものだった可能性が…。Nomaiの居住地にあったベッドと思われる物体も独特な形(※地球人類基準で)をしていたが、やはり大きな角を持つ種族が安定した姿勢で睡眠をとるにはそれなりの工夫が必要なのだろうか。ミイラになるまで眠り続けた理由もしくは原因については未だ不明。
- ツノがある人用の寝台
- …で、せっかくここまで来たのだから一応ここから夢の世界に行ったらどういうところに出るのか見ておくべきだろう。まったく少しも気は進まないが。都合が悪…良いことに実験部屋から遺物も持ってきてるし。じゃあ行くか……。
- さて夢の世界。火の部屋と上の絵の部屋の様子は他エリアのと変わらない。妙な物音もしないから近くには誰もいない…はず。と安全を確認したところでちょっと気になっていたことを試したい。プレイ日記用のスクリーンショットを確認していたときに、初めて夢の世界に来たときに宇宙服を着ていないことが発覚したところで
『落とす 遺物』
というアクション用メッセージが出ていたことに初めて気付いたのだった。『落とす』自体はスクロールやプロジェクションストーンなどを地面に置くときのアクションだから珍しくもなんともないが、夢の世界にいるときに遺物って置いていいの??と軽く衝撃を受けた。水で炎が消えた程度で夢の世界から離脱してしまうのに。といっても置けるようになっているということはなにか意味があるのかもしれん。というわけで置いてみた。なにも起きなかった。はい。次行こう。 - 建物の出入口から少し顔を出してみると、前方に4階建てくらいの大きめの建物があった。更に奥には崖のような岩壁がそびえ立っているように見えるがやはり暗いのでよく分からん。遺物を床に置いたままだから足元もよく見えん。とりあえず遺物を取りに戻って探索をしようと思ったところで時間切れ。
た、助かった。まだスタート地点の建物を出て3歩くらいしか歩いてないが先に色々見ていて時間がなくなっていたのだから仕方ない。航行記録を確認すると『損傷した研究所』『隠れ谷』『焼けたスライドリール』
そして『果てなき谷』
が追加。研究所っていうのは『流れ者』の破損した穴から入った実験室のところか。やっぱり研究所だったのね。説明文によると遺物もどきの実験室はあのルートで入るのが正規だったっぽい。『隠れ谷』は今回調査した峡谷のエリアで『果てなき谷』は夢の世界だ。全然見回れてないのにもう写真が追加されているがそこは気にしない。
ちょっと考察&雑談タイム
- というあたりで今回はここまで。だがストーリー的なものが分かるスライドリール全4巻をひととおり見て色々考えたので思いついたことをちょっと書いておく(新シリーズが出てきたらそのときはまたやる)。
- これまで見てきたスライドによって、ツノ人がどこから来てどうしてああなってしまったのかは分かった。が、着地点が見えない。ミもフタもない言い方をすればあれで『眼』の星系に来たツノ人たちの物語は終わったのではないか。Nomaiたちが幽霊物質によって唐突に滅びたのとはまた違うが、ツノ人たちもまたとっくの昔(相変わらず宇宙船その他の耐久性や動力をどうしてるのか等が完全に謎だがこのへんは考えないほうがよい)に滅んでしまった種族であることに違いはない。ゲーム本編では結果的にプレイヤーがNomaiたちの目的を代わりに叶えたことになったけど、ツノ人に関してそういう目的があるのかどうか今のところまったく分からん。
- そして解せないのは現在『流れ者』にいるツノ人がみんなミイラになっていること。夢の世界に行くことは彼らにとって一時的な娯楽(=スライドリールの上位互換)だったのか、それとも「移住」のつもりだったのか。もし後者だとすると、ざっくり言ってしまえば事実上の安楽死のようなものである。事情が事情なので現代地球人類社会の価値観でその選択をどうこう言うことはできないが、そうなると流石に反対するツノ人も出てきそうだけどそのへんはどうだったのか。前者だった場合は何らかの事情で皆の目が覚めなくなったことになってしまうのでそれはそれで謎です。一度眠ったら誰かに起こされるまで絶対起きない種族とかでないことはランタン実験の記録を見ても明らかだし。トイレに行きたくなったりお腹が空いたりしないんですか
(トイレないけど)。遺物のスライドの絵ではツノ人は小舟的なやつに固定されていなかったように見えるけどそういう細かい違いも気になりますね。まさか寝ている間に何者かに拘束されて逃げられなくなったとか…? でもそれなら起きて暴れた形跡や遺体の損傷がないとおかしい……怖いからこの想像は止めよう。 - 細かいといえば、以前ちょっと気になっていた右側のツノがない人(=顔を消された肖像画の人)が遺物のスライドのほぼ全シーンに出てきてましたね(映写機のシーンで気付いた)。やっぱりシナリオ的になにか関係ある人なのかな? 更に細かいことかもしれんがこれらのスライドの記録を作ったのは誰なんだ。目的はなんだ。プレイヤーに見せるためとかそういうメタい意味ではなく。記録映像にしてはドラマティックかつ感傷的だし。自分たちに起きた悲劇を後世に残したいと思ったのかもしれないが宇宙滅亡となってはその「後世」もないわけで…。
- あと『眼』の星系自体になんの興味も持たなかった風だった件ですけど、この一件だけでも(意味のない比較だが)ツノ人はNomaiとは精神性がかなり違うタイプの種族なんだろうなと感じましたね。パッと見ただけでも結構おかしな惑星や何やらが色々あるというのに誰も興味を持たんのか? 好奇心ってものがないのか君たちは。あの『眼』のビジョンを見たあとだから(興味の有無とは無関係に)もはや一歩も近付きたくもない忌まわしい地と見なされたとかかもしれんが。それにNomaiたちだったら宇宙全体に被害が及ぶような事態が起きると分かったら恐れ怯えるだけでなくその事態をどうにかしようとする気がしますね(ゲーム本編でPyeがそうしたように)(Cannaたちも宇宙の終わりが近づいても生き残りを諦めていなかった)。あるいは普通に逃げるとか。ワープ技術の有無もあるからそのあたりはなんとも言えんが。Nomaiたちは困難にぶつかり続けてもツノ人たち程の失望、絶望を種族全体で味わうことはなかったからやはり単純比較はできない。
- ついでに遺物のスライドではっきりしたのは、ツノ人たちが『眼』の星系にやってきたのは少なくとも闇のイバラが闇のイバラになる前の出来事だったということ。最初に発見したスライドリールでその映像を見たときは判断を保留していたが、現在の闇のイバラがある位置にある天体はどう見てもあの「イバラ」の形をしていない。ただの丸である(表面にちょっと模様がある程度)。スライドに描かれているこの天体こそがChertが言及していた氷の第5惑星なんだろう。闇のイバラが今のあの形になったのがいつなのかは不明だが、Escallの『船』の事故があった当時かその前であることは確かなので、ツノ人たちが『眼』の星系に来たのはNomaiたちが来るより相当前ということになる。すげえな。Nomaiたちが『流れ者』を発見できなかったのは宇宙を広範囲に探索できるような宇宙船を持っていなかったからかもしれませんね。探査用の衛星の類も使ってなかったみたいだし。相変わらず妙なところで整合性を持たせてくるな、このゲーム。
- 更についでに書いておくとツノ人の母星が土星風惑星の衛星だという設定は、リアル土星の衛星で生命がいる可能性のある天体とされているエンケラドゥスあたりが元ネタなんでしょうか(見た目の話ではなく生命が発生しうる環境かどうか的な意味で)。以前当サイトの雑談考察でゲーム本編の星系は我々の太陽系をモデルにデザインされた説とかいうのを書いたが発想的には近いのでは。
- 最後に、ここまでの記録その他によってツノ人が今も夢の世界にいるのは明白というか実際夢の中で遺物らしき光を放つ何かを目撃しているので確実にそうだろう。ミイラたちが持つ遺物の火は今も燃えているし。でもね、DLC導入後に脅された
『人によっては過度の緊張を強いられるような演出が含まれています。』
が指す部分ってまず間違いなく夢の世界のことでしょう?? 今のところ夢の世界そのものに驚異はないから(明らかに邪魔なのは警報装置くらい?)、おそらく夢の中のツノ人と出会ったときになにか起きてしまうのだろうと容易に想像できる。いやだなあ。今後の攻略にはあの場所へ絶対に行かなければならないのだろうことも当然想像はできるのだが…。 - そもそもですね、いったいわたしは何の権利があって彼らの最後の安住の地を荒らそうとしているのか。もうお互い完全な滅びを待つだけなのになぜそっとしておけないの? 最期のそのときまでツノ人たちの安らぎを守ることこそが唯一の正しい行いでは?? 決してホラーなイベント(予想)が怖くて行きたくないからこういうことを言っているんじゃあないよ……………行きたくねえ~~~~~~~。今回は本当にここまで。