解説
DLC『Echoes of the Eye』のプレイ日記。DLCパート全編のネタバレを含みます。
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このページは『Outer Wilds』とDLC『Echoes of the Eye』のネタバレを含みます。ゲームをクリアしてからご覧ください。
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(公開:2021年10月31日)
目次
プレイ日記目次:はじめに/ 第1回/ 第2回/ 第3回/ 第4回/ 第5回/ 第6回/ 第7回/ 第8回/ 第9回(最終回):その1:その2:その3:その4/おまけ考察/ 挿絵まとめ
20211007: シンボル室/ 焼きスライドリールの隠し部屋/ 燃えるスライドリールのスライドリール
20211007(20211130)
- DLCリリース直後から眠りが浅い状態が続いていたがようやく落ち着いてきた(たぶん興奮しすぎたせい)。が今度は熱が出た。日記を書くのに時間がかかったので今日もちょっとだけです。
シンボル室
- では前回見た塔の隠し部屋の件について思いついたことを試してみようか。絵の両隣にある照明に夢の世界から干渉できないかってやつね。現実じゃあ照明を操作する手段はないけど夢でならロウソクが消せるからね。逆にいうとそれ以外の方法が今のところ思いつきません。夢の世界がヴァーチャルな世界と分かった今ではそういうソフトウェア制御的な仕掛けがあっても驚かん。IoT的な(絶対違う)。前々回で夢の世界の開かない扉を現実世界からどうにかしようとして大失敗したわけだが夢と現実が直接連動するような仕掛けは1箇所くらいはあると思うんですよね。水没で目が覚めちゃうイベントもある意味そういう性質のやつだし。
- 前置きはさておき早速やるぞ。夢の塔の隠し部屋に来ました。現実側では壁用の照明がついていたところがロウソクになっている。近付くと他の場所のロウソクと同様に
「消す」
のアクション用メッセージが出るので消します。ビジョンで見たのは絵のところの2箇所だけだったけど念のため室内のすべてのロウソクの火を消しておいた。部屋が真っ暗になって若干怖いがとりあえずこれでOKか。一応確認したがここの塔の絵には特に変化はなかった。 - さて現実の塔に来ました。洞窟に潜って隠し部屋まで来てみると…おお、絵が引っ込んでる。部屋の照明も全部明かりが消えている。なんでこんな凝った仕掛けが用意してあるのかは分からないがとにかくうまくいった。絵の奥を見てみると下に降りる螺旋階段があった。当然降りる。真っ暗な上に階段が微妙に長くて地味に怖いぞ。夢の世界と違って何者かが飛び出してきたりとかは無さそうだけども。降りきったところでまた部屋があったが…これはあのエコーのマークが書かれた板、というか容器か。こんなところにあったのか。部屋に入ってみると、エコーのマークの容器3つのほかに燃えるスライドリールの絵の容器と、以前見た謎の宇宙船の容器もあった。なんだかよく分からんがとりあえず調べてみよう。まずは出入り口左側の焼きスライドリールの絵の容器を開けてみると…あっパスコード!! これってあの峡谷の『眼』のシンボルがあった建物内のダイヤル錠で使えるやつですよね? まさかこんなところで判明するとは。偽情報でなければだが。じゃあまさか前回見た明らかに終盤感ある地底湖のダイヤル錠の正解もここで分かる? いいえ、燃やされてました。まあ……予想はできましたよ。あんな重要そうなものの情報がこんなところで全部分かるわけがない。ご丁寧に燃料タンクも置いてあるしさ。誰だか知らんがやりやがったな。なんでもかんでも燃やすんじゃあないよ木造建築の中で!!(木造でなくてもアウトです) ちなみに宇宙船の絵のやつは前に見たやつと同じでした。それにしてもただのメモ描きにしては容れ物が大きすぎるがそれを言ったらダイヤル錠だって無駄にでかいのだからそういうものだと思うしかない。
焼きスライドリールの隠し部屋
- とはいえ新しいパスコードが手に入ったのは事実なのでそれはそれでありがたい。瞑想してから航行記録を確認すると
『シンボル室』
の項目が追加。シンボルか。今まで「エコーのマーク」と仮に呼んでいましたが、記録の説明文に「光る保管庫の印」
との表記があるから今後は「保管庫の印」でいいかな。 - では峡谷の焼きスライドリールの建物に来ました。早速ダイヤル錠にパスコードを入力すると…部屋が真っ暗になった。おいやめろビビるだろ。とっさに前方に偵察機を発射したら、正面上の通路に先ほどまではなかった出入り口が開いているのが分かった。また隠し扉だよ。いくつ出てくるんだよ。なにやら物音もするなと思ったらエレベーターが出てきた。ふむ。まあ行くしかあるまい。そばにランタンが置いてあったのでとりあえず持って行ってみる。
- エレベーターに乗り込む。下降していく途中、前方に焼きスライドリールの絵が見えた。照明でライトアップされている。下の階は正面と左右の壁に大きな写真が貼ってある部屋だった。写真のそれぞれ手前には小型映写機も置いてある。エレベーターを出て左の壁にはスライドリールの棚もありました。ひとつずつ確認していくか。スライドリールは後で見るとして、まずは右側の壁をチェック。ところでランタン持ってきたけど部屋の中にもすでに置いてあったね。こんなに厳重に隠しておいて急に親切ね。それはともかくランタンを映写機の台に置いてみると、写真の中に焼きスライドリールのマークが浮かび上がった。これは峡谷の建物か? エレベーターがある縦長の建物の出っ張った部分か。ここは行ったことあったかな。ないな。続いて正面の写真も照らすと燃え殻諸島と思われる場所にマークが出た。最後に左側の写真には河川低地の映写機の建物そばの岩場にマークが。なんというかヒントというにはあまりに直接的な情報だな。ランタンが置いてあることといい隠す気があるんだか無いんだかよく分かりません。といっても夢の地底湖で手に入れたヒントがなければ塔の照明をあんなふうに操作しようとは思いもしなかっただろうのでセキュリティ的に問題があるとまでは言えないのか。どうでもいいことをゴチャゴチャと考えてしまったが要はこれらの場所に行けば何かあるってことね。
燃えるスライドリールのスライドリール
- というわけでひととおり確認が済んだので棚のスライドリールを持って上に戻る。映写機を使うのにランタンが要るので持ってきたやつもエレベーターに乗せて一緒に運ぶ。一度にひとつしか物が持てないからしょうがない。ところで映写機の部屋に行く前に隠し扉の再確認をなんとなくやっておく。ダイヤル錠のパスコードをひとつだけ切り替えて扉の明け閉めを観察してみると、扉が閉まるときには周囲の壁と扉が完全に一体化して継ぎ目もなにも見えない状態になるのが分かった。謎の技術力である。
- そんな小ネタはさておき近くの映写機部屋でスライドリールを見ますよ。燃えるスライドリールの絵が表紙だ(紙ではないが)。映像は例の構造物を水に沈めたところからスタート。保管庫が沈みきったのを見届けたツノ人たちは川に背を向けて歩き出す……なにその顔?? 笑顔?それ笑顔なの?? だとしても悪党たちが悪巧みしてるときの表情にしか見えねーよ!! なんでそんな悪い顔してるの。現物が動いてるときはむしろ格好良いと言っていいくらいの造形なのにやっぱりスライドの映像だとギャップがひどいわ。思わず吹き出してしまったではないか。写真写り最悪種族かよ。特に右側手前の人、逆光気味であることを差し引いたとしてもだいぶひどいぞ。本人にこれを見せたら「ちょっと!こんなひどい写り方のやつスライドに使うのやめて!」と差し替えを要求されるレベルですよ。もはや撮影者の悪意を感じる(どうやって撮ってるのか知らんが)。これがツノ人たちにとっての標準的笑顔だったなら別にいいんですけど…。
- どうするよ、これが標準の笑顔だったら
- ツノ人たちの写真写りの問題はともかく場面は切り替わってスライドリールの棚がある部屋が映し出された。そこに続々と入ってくるツノ人たち。みんな手に手にスライドリールを持ち、すべてのリールを棚から持ち去っていった。そうして集めたそのスライドリールを床に無造作に起き、火炎放射器で火を放とうと…うおおおい何してるの。というところで一人のツノ人が止めに入った。おい待てよ!って感じの表情がちょっと面白いが。
- 静止したほうのツノ人はスライドリールのひとつを手に取ると謎の機械にそれをセットした。装置のアームが回転しながらリールの側面に青緑の光を当てていく。この機械、以前見た焼却されたスライドリールが山積みになっていた部屋にあったのと同じやつかな。もしかしてだがスライドリールをスキャンするための装置なのかな。作動してる最中に装置上のツノみたいな部分も緑色に発光しているが、このツノは丸窓の塔の屋上にあるツノ的なパーツとも似ているな。更にもしかしてだが夢の世界にデータ的にバックアップを取ってるってことなんでしょうか? 先に左側のツノが光って、スキャンが終わると右側が光るのは読み取り中と送信中ってことかな。
- スキャンを終えたスライドリールを手に持った火炎放射器のツノ人は、スライドの一部を狙って青緑の火を放った。あー、こうやって焼かれたのが今まで見てきたスライドだったのね。見た感じだと焼いてるのは土星風惑星が描かれたやつだね。そしてそれ以外のスライドリールは雑に全部焼却処分。結局燃やすのかよ!! 派手にやるじゃねえか。青緑の火にメラメラと燃やされていく大量のスライドリール……なぜ、なぜ建物に燃え移らないんだ…!? 疑問を持つべきはそこではないと分かってはいてもツッコまずにはいられない。もしかして木材に見えるだけで木材じゃないのかなこの板。木にしか見えないけど燃えないし焦げ付きも残らない謎物質で出来ている可能性が…いや、燃え殻諸島の『眼』の建物は普通に全焼してたわ。それに金属だって高温で熱せられたら何かしらの変化があるはずでしょう。あるいは火か燃料自体になにか仕掛けがあるとか…でもこの燃料って主人公のジェットパック燃料としても使えるんだよな。ということは別にそんなに特殊な燃料ってわけでもないっぽいんだよね。なんなんだよ。
- こうしてシナリオ上の疑問より火の不思議(とツノ人の写真写り)のほうに目が行ってしまったがここでスライドは終わり。なんでまたこんなことを、と思ったけどこの時期のツノ人たちはもう夢の世界に「移住」するところだったからスライドリールのバックアップを仮想世界に送るってところだけは納得できるんですよね。衣食住など現実世界の生活に直結するものはともかくスライドはデータ化すれば夢の世界に持ち込める。だからといって元のリールを焼く理由は分からないが。全部のリールを焼くんじゃなくて一部を残しておいたのもわからん。記録を残すというのは後で誰かがそれを見ることを前提とした行為なわけだが、、当時のツノ人がそんなことを考慮する余裕があっただろうか? 事実としてHearthianはもちろんNomaiにすら発見されないまま最低でも28万年は経過してるわけですからね。おそるべしクローキングフィールド。『眼』に欺かれて故郷と未来を失ったことはツノ人たちにとって直視したくない出来事だったのだろうが、それでも自分たちの歴史、ルーツをすべて葬り去るのは抵抗があったのだろうか? それぞれのスライドリールの発見場所から考えるとツノ人以外の第三者(謎のエイリアンなど)が見ることを想定していたわけもなさそうだし。種族に起こった悲劇を知ってほしいと思って記録を残したのなら『流れ者』出入り口付近に全部のスライドリールと映写機が設置してあってもおかしくないが別にそうなってはいないからだ。いずれにせよわたしには憶測しかできない。なんでも言葉で理路整然と説明してくれたNomaiたちの有り難みが今になって身にしみる。
- ではキリが良いので今日のプレイはこのあたりで。終わる前に航行記録だけ確認。神(殿)跡の項目に
『地図映像1』『地図映像2』『地図映像3』
と、それぞれに対応する項目に『秘密の場所』
が追加。と思ったが『地図映像2』に関しては燃え殻諸島の『スライド焼室』
に矢印が引かれた。そういえば写真に写ってたのってあの入り江というか湖みたいな場所だったな。ということは1と3の場所もああいう感じなんだろうか。やるべきことがはっきりしているのはいいけどちょっと直接的すぎる気もする。誰が何の目的でなにを誘導しようとしてこんなことになってるんだろう。秘密の場所に行ってみればそれも分かるのだろうか。