解説
雑談考察の2ページ目。感想コーナー(Nomaiのメモ)からの独立~2020年年末分まで。
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このページは『Outer Wilds』のネタバレを含みます。ゲームをクリアしてからご覧ください。
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(公開:2020年8月18日)
目次
20200919(移転)/ 20200922/ 20200924/ 20200926/ 20200930/ 20201004/ 20201008/ 20201013(石塚の謎)/ 20201018/ 20201022/ 20201030/ 20201107/ 20201114/ 20201121/ 20201128/ 20201205/ 20201212/ 20201222/ 20201226/
20200919
- 更新情報:『Nomaiのメモ』が長くなりすぎたので分離リニューアルしました。当サイト的には数年ぶりの新コーナーである(※Twitter等からお越しの方へ:ここは『No』というサイトのサブコンテンツです)(初めて来てくれた方へ:このサイトは元々ゲームの感想ページから派生したものでしたが1ページで約5万字弱になっちゃったので分けました)。今までは『Nomaiのメモ』と名乗っていたのでNomai関連に絞った内容でしたが、今回のリニューアル記念にHearthianの登場人物まとめも追加しました。他にもちょっとずつ追加したり修正したりしてます。今後どれほど更新するかは未定ですがお楽しみいただければ幸いです。
- なお背景イラストは現在7種類がランダム(※トップページ以外)に表示される仕様です。『星の王子さま』っぽさを目指してみたがどうか。
- ちょっと確認したいことがあって久しぶりに村に行ってスクリーンショットとか撮って、ゲームを終了してイヤホンをはずしたら外から虫の声が聞こえて、ついに頭がバグったのかと思った。
- 面白いゲームをクリアした後に「記憶を消してもう一度遊びたい」とか言ったりする(おれも何度か言った覚えがある)。本当ならこんな記録っぽいサイトなんて作らずにさっさと忘れてしまえば何年か後にはそれに近い状態になれる可能性が高まるはずだが、実際はそういうわけでもないというのが記憶というやつの難しいところだ。
- 前回瞑想について書いたが、覚えるもなにも瞑想くらい出来るのではないかと思うかもしれないが、あの異常事態で「なんとかしなければ」と常に思っている状態だと「なにもせず過ごす」という選択肢は意外と盲点なのではないか。という理屈を思いつきました。
- 感想にもちょっと書いたが、ジョジョ(の物語)が好きな人は本作のテーマ(と言っていいか分からないが)も結構響くものがあるのではないか。おれは第四部以降の『ジョジョ』は運命との戦いの物語になったと解釈しているのだが(参照:数年前に書いた感想→『おもに第四部以降の『ジョジョ』の話』)、「宇宙が滅びる」という絶対的な運命に立ち向かうという点、ラスボスが(ある意味)時間系能力といった点でも共通点がある(ザ・こじつけ)(ラスボスとは)。冗談はともかく第五部エピローグに登場するスコリッピの締めのセリフなどは『Outer Wilds』のプレイヤーにも刺さるものがあるのではないか。感想で引用したセリフは第六部のなのに第五部の話になってしまった。第六部はアニメ化するか分からないから未読の人は今のうちに原作で予習しよう!(丸投げ)
- 今更にも程があるが、双子星をそれぞれ太陽系第一・第二惑星と数えると木の炉辺は第三惑星ということになるな(追記:ChertとFeldsparのセリフでは闇のイバラを「第5惑星」と呼んでいるのでHearthian的には双子星はひとつの星として数えるのが正式のようだ)。英語名も『Timber Hearth』だし。
- セリフチェック中に読み返したRiebeckのセリフ(※『船』の発見報告)→
「でも、これでまた新たな疑問がたくさん湧いてきた! この星系の種族じゃないとしたら、一体どこからやって来たんだろう? 同じ銀河からなのか、それとも もっとずっと遠くからなのか? ここに来る前はどんな生活をしていたんだろう? それから、なぜここに来たんだろう?」
同士よ。(※第一回目の雑談参照)
20200922
- 情報の再確認とかイラスト用の資料集めとかでプレイ時間は伸びているがそういえば実績解除を全然やってない。クリア時に達成してたのは確か3つだった気がする。なんというかこれをやったら本当にゲームでやることがなくなる気がしてやる気が出ない。その代わりにゲーム内でやらなくていいことを散々やっているのだ。
- 書いておかないと自分でも忘れそうなので書いておくが、この記録で「備考:」とか「余談:」みたいな前置きをしてる行があるのは、本編のNomaiの記録で「仮説:」という書き始めの文章が何個かあったやつのパロディです。
- 唐突に思い出した思い出話:確か初プレイで最初に降り立った惑星が巨人の大海のシャトルの発着場だったのだが、着陸時に探査艇のどこかが壊れて修理しようとしたら重力数倍状態でジェットパックが役に立たず「あ???」となった。ということがあった。その後に橋でジャンプするやつも当然落ちた。ここで投げずにクリアできてよかった(ループ1周目で投げるのは早すぎる)。
- シャトルの発着場、後からこれはNomaiのシャトル用だと分かるのだが初見は「なんでこんな都合のいいものが都合よく配置してあるのだ」と疑問になりましたね。だがNomaiも主人公も同じように宇宙から来ているのだから、あの環境下でも安全な駐車場ならぬ駐宇宙船場が必要という需要もまた同じなのだ。感想にもちょっと書いたけどこのへんの設定作りが上手いよね。でも空中都市の移動方法はもうちょっとなんとかなったんじゃないかNomaiさんよォ(急に絡む)。
- Nomaiのデザイン元は「ナマケモノ、シカ、ヤギ」だというのは以前も引用しましたが、とりあえず目につく特徴は腕の長さがナマケモノっぽくて目はヤギ(が分かりやすいが一応シカも)、ツノはヤギもシカも生えるけど枝角なのでシカ寄りだろう。シカのツノは毎年生え変わるらしいがNomaiはどうだったのか。ツノは頭の上と横からそれぞれ生えてるけど、上のツノは左右が後ろ側でつながってるからもし抜けるのだったら頭の重さのバランスがおかしくなりそうだ。
- なお骨格を見ても分かるがNomaiの脚はいわゆる逆関節のような見た目だ。動物の逆関節は実際には「逆」ではなくつま先立ちのような状態だというのは生き物好きあるいは人型ロボマニアならご存知だろうが(という言い回しを聞くと『寄生獣』の
「知らねってんだよ」
の流れを思い出す)Nomaiの骨格もそうなっている。シカやヤギの骨格を二足歩行スタイルにしてみるとかなり近いのではないか。ちなみにナマケモノは爪に見える部分が実は指なんだって(参考)。指の構造は違うがミユビナマケモノは名前の通り指が3本だから本数は合ってる。 - しかし骨格を見ていて一番気になるのはNomaiのしっぽだ。我々が生身のそれを見る機会は多分ない。
ヤギ寄りだとおれが嬉しい。 - ところでHearthianまとめを作っていて気付きましたが、全体的な傾向として口(くち)の形が魚っぽいと言えなくもないな(鼻も)。魚といっても様々であるから完全に印象の話になるが。やはり耳の形はヒレ的な感じだろうか。資料が少ないのでどうしても半魚人的解釈になってしまう。耳の高さは加齢で下がっていく説を立てたが顔とか肌の模様は見た感じだと範囲や大きさに個人差があるようだな。Hornfelsは記念写真でも本編時点でも模様少なめ。Halは顔面にジャガーの模様みたいなのがある。
- 魚といえば本編では生きた魚も見る機会がない(加工済みのならあるが)。このコーナーの上の方に「実際は村に畑とかがあっても(攻略に関係ないから)プレイヤーには見えないのだ」とかなんとか書いたがそういうことだろう。幽霊物質による大量絶滅イベントはあったかもしれないが、少なくとも虫の声が聞こえるから虫はいるようだし(村や量子の木立にはホタルっぽい光も見えるし)(ホタルじゃなかったら量子のかけら以上の怪現象である)プレイヤーの目には見えないだけでそれなりに生き物はいるのだろう。
20200924
- 更新情報:ファンアートのページを追加しました。
- イラストを描くにあたって(あとHearthian耳比較をやるにあたって)プレイ中はあまり細かく観察していなかった様々なことに気がついた。Riebeckの指が4本あるのもTektiteのヘルメットのライトがロウソクなのも今まで脳がスルーしていた。おまえの目は節穴かと言われればその通りだ(堂々と開き直る)(時間に追われながらだから人に会ったら基本的にセリフばっかり見ていたせいだ)。特に発見だったのはSolanumさんの仮面と宇宙服の色が他のNomaiのと違っていたことだ。量子の月で彼女を見つけたときの衝撃が大きすぎてまったく気付いていなかったが、その前に発見することになるSolanumさんの遺体と生きてるほうのSolanumさんの仮面の色からしてすでに違うのだ(遺体のほうは他の遺体のと同じ色)。つまりたぶん遺体のほうが経年劣化した色で生きたSolanumさんの装備のほうが本来の色なんだろう。
- 細かいことといえば主人公は小さい斧を装備しているがこんなものではアンコウとは戦えない(そもそも武器用ではない)。
- 目が4つの魚について以前あれこれ書いたが目が2つの魚もいます。念のため。
- あと燃え盛る双子星にあるウニみたいな葉の木、どこかで見たことあるなーと思って調べてみたらジョシュア・ツリーという木が結構似ていた(Wikipedia英語版に載ってる写真のほうが近いかも)。
- そういえば本編では実行することはないが、記憶の像のペアリングを正規の手段で解除することは出来たのだろうか。灰の双子星プロジェクト進行中はDazがテストしたというがおそらくテスト完了後すぐに解除しただろう、と考えれば手段はあるのだろうが。もし主人公がペアリング解除できたとしたら次はHornfelsあたりが犠牲になっていたかもしれない(犠牲とは)(主人公交代制みたいなゲームシステムか)。その場合「前任者」との記憶の引き継ぎはあるのか? Gabbroと記憶の混線はしてないから記憶保存装置側は個人別にデータ管理してると思うが同じ像とペアになった場合は新規プロファイル作成みたいな扱いになるのか? 疑問は尽きないが我々がその事実を知る機会は多分ない。
- なお正規でない解除方法として像の破壊も考えたが、御丁寧に作中で「おそろしく頑丈」(Hornfels情報)という設定説明があった。22分中に破壊できるかタイムアタックになるな。
20200926
- アンコウって主人公と探査艇以外に何食べてるのかな。
- 木の炉辺の村から上空をただ眺めてみる遊びをしていたが、ホワイトホールステーションも意外としっかり見えるのね(タイミングが合えば)。
- 本作の量子力学的な設定は(Solanumさんも説明してくれるが)、おもに『宇宙の眼』と『眼』を構成する謎物質が引き起こす現象である、という前提で解釈しないと色々と事故る(プレイヤーの思考回路が)。「観察」の概念に関しては特にそうで、作中でも量子の月に対して
「巨視的量子力学の一形態」
(Annona談)という表現が出てくるが、別の言い方をすれば本来ミクロの世界の出来事であるようなことがマクロの世界でも起きる可能性があるのがあの宇宙の設定ということだろう(この解釈で言えば)。超有名な「シュレディンガーの猫」もミクロのことをマクロで説明するとおかしいじゃんみたいな話だった気がするが、あの宇宙自体がそういう思考実験の場みたいなことになっている気がしなくもない。 - 例えば量子の月の「プレイヤーが目を離すとどっかに行く(カメラで撮れば行かない)」という性質について深く考えようとすると、割とすぐ浅いところで「じゃあ2人以上で量子の月を見上げていたらどうなるんじゃ」といった疑問が出るはずだ。その場合量子の月はその場に留まり続ける(ように見える)はずだが、それなら「移動中」の月を複数人がほぼ同時に見上げたらどうなるのか、超ハイスピードカメラみたいなものを2台以上用意して極々僅かなタイムラグを発生させた上で量子の月を撮影(写真撮る→破棄、を繰り返す)し続けてみたらどうなるかとか、考えてもしょうがないので考えないほうがよい(ここまで書いといてブン投げ)。
- それにしてもこの現象、我々の宇宙で言うなら偶然ある瞬間誰も月を見ていなかったら(ヒトもヒト以外の生き物もあらゆる計測機器も)月がどこかに行って帰ってこなくなった、みたいな話である。大事件どころではない。
20200930
- 今更も今更だけど、村のどの家にも一歩も入れないのはやっぱりどうかと思うぞ(Hearthianの生活も詳しく知りたかった勢より)。家の中に入れるようになって村に畑とか缶詰工場が追加されるDLCとか出ないすか(可能性ゼロ)。
- 26日に更新したファンアートの元ネタ、というわけではないが公式ブログのPS4版発売の記事のイラストには多少影響を受けました。このゲーム、なにげに公式イラストが貴重すぎる。
- 月面の宇宙放射線、ISSの2.6倍 「滞在2か月が限度」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News/ついEskerが心配になったが、おれの中ではHearthianはNomaiや人類とは比較にならんほど頑丈で宇宙線とか熱や衝撃への耐性もあることになっているのでたぶん大丈夫だ。特にEskerはアトルロックの環境に適応してるから平気なんだ(全部完璧に憶測)(だけど太陽にあれだけ近づいても完全にドボンするまでは生きてるし高い所から落ちてもダメージは受けるけど骨折もせず歩けるし…←ゲームだからだよ!)。
- ところでNomaiの居住地が地下にあったのは太陽熱や火山弾から逃れるためだったが宇宙放射線からの防御という点でも理に適ってはいたわけだな。アトルロックの眼信号探知機も地下に作ってたしな。宇宙を放浪する種族だったのだからそのへんはすでに技術的に解決していただろうが(台無し)。
- 放射線といえば幽霊物質が時間経過で小さくなる性質って要は半減期みたいなものなんですかね。
- Escallの船がいなくなった後に『船』を捜索したけど見つからなかった案件、生き残った乗員が他の『船』に連絡を試みたりしなかったとは思えないので(※本編には事故直後以降その手の記録は無いけど、避難成功したとはいえ当時は星系から脱出できないレベルの危機にあったことは変わりないし)、あらゆる通信の類いがまったく届かない(当時のNomaiたちの活動圏内から非常に遠く離れた)距離までワープしてしまったのか、おそらく『船』に搭載されていただろう超長距離通信の技術(※本編でCannaの通信が届いていたやつ)が『船』の放棄と共に失われたかのどちらかではないでしょうか。リアルでも「地球からは色々な電波その他が発信されてるから近くにそういうのを検出する技術を持つ宇宙人がいたら地球人の存在に気付くはず」みたいな説がありますが、他部族のNomaiが『眼』がある星系にいたNomaiたちの通信の痕跡を検出するような機会もなかったと考えると(痕跡が残る通信方法を採用していなかった可能性もあるが)、やはりEscallの船がメチャクチャ運が悪かったか、あるいは運命的ななんかがあったのかなあと思ってしまうのだった。こういう説明の仕方をすると、携帯電話の普及以降のフィクションで「誰にも連絡できない状況」の演出にいちいち説明が必要になった的なやつみたいな気がしなくもないが。
- ところで、イバラに破壊された『船』を放棄したあとのFilixのセリフで
「もしNomai族や、宇宙船を使える種族がこのメッセージを聞いたら、お願いだから助けてほしい!」
と言っているからには、それまでにNomai以外の種族(それも宇宙船を扱う文明レベルの)と出会ったこともあったのだろうか? それとも「マジで誰でもいいから助けてお願い」くらいの意味(神様仏様、的な)だったのか? 我々がその事実を知る機会は多分ない。
20201004
- 座標を入力するあの装置、よく考えたらあの入力方式だと一筆書きの文字しか書けませんね(よく考えなくてもそうだが考えたことがなかった)。座標に使われた文字の形はNomaiが残した文章のほうには見られないので、少なくともNomai文字は2種類あったことになるな。六角形が形のベースなのはどちらも同じだが(追記:正確にいうと文章のほうは四角形~六角形が使われている)、文章はすべての文字が一続きになっているのに対して座標の文字は1文字ずつ記述する形になるので両者の関係は筆記体と活字体(ブロック体)みたいなものなのかも。というようなことを主人公とHalも翻訳ツール開発中にやってきたのではないか。わたしは単にゲーム的なデザインと攻略上の都合だというのを理解した上で想像して遊んでるだけなので気にしないでください(このコーナー大体全部そう)。
- 当方に飲酒の習慣がないのもあって存在を知らなかったが樹液ワインは一応実在するのだな。「樹液ワイン」もしくは「sap wine」でググると、一般的?なのは白樺の樹液で作ったもののようだ(例:ガーディアン紙の記事)(あとはヤシ酒(Palm wine)とか)。村(とアトルロック)にある木はどうも松っぽいが(エンディングでGabbroが
「お前が喜びそうなことだ。立ち止まって道沿いのマツの匂いを感じるとか」
とも言ってるし)、松の樹液といえば一般的には松脂のことではないか。そりゃあ「消化器官への過酷な挑戦」
(※ワイン職人Porphyとの会話中選択肢より)になることもあろう。あの木々が地球のマツより美味しい樹液が出る木であることを祈る。ちなみにHearthian製の樹液ワイン(仕込み中?)はこんな色だ。わざわざちょっとジャンプして覗き込まないと角度的によく見えない。 - なお白樺の樹液(英語版Wikipediaには記事があった)はロシアとかフィンランドとか方面では伝統的なものらしい(全然知りませんでした)。完全に関係ない話だがロシアには松ぼっくりのジャムというのもあるそうですね。想像を絶するぜ。Hearthianなら松ぼっくりはキャンプファイヤーの着火剤にでも利用するだろう。
- 脆い空洞の地面が徐々に崩壊するやつとか、巨人の大海での竜巻の動き方と陸塊がふっ飛ばされるタイミングとかのイベントにランダム性ってあるんですかね。ここに書くネタがなくなったら調べてみようかな(ただ数ループ分眺めるだけだが)。
- もし本作にランダムイベント(探査砲の発射方向以外の)があったらどんな感じだっただろうか。22分という短い時間のループゆえゲームシステム的にも設定的にも相性はやや悪い気もするが村人とか先輩たちが何かいつもと違うことやってたりしたら面白かったかも。ヒント聞きに行ったらいつもの場所にいないとか、急いでるのに雑談ばっかり聞かされるとか、発射台が着火して燃え始めるとか……なぜ攻略のジャマになりそうな要素ばかり思い浮かぶのだ。
20201008
- 今回ファンアートのコーナーに追加したNomaiの中身想像図でNomaiの身体構造(特に指)についてあれこれ書きましたが、Nomai的な手の構造を人間の手で再現するなら人差し指と小指を折りたたんで残りの指を手のひらから垂直に突き出すような形にしてみると分かりやすいのではないか。Nomaiのファンアートを描く方は参考にしてみてください(訳:誰か描いてくれ~~)。ちなみにHearthianの手の構造は3本指かつ指が太くて全体的にデカい以外はほとんど人間と同じなのでバルカン式挨拶の手の形をやれば大体再現できます。スタートレック見たことないのにこの手はできる。
- 絵の資料といえば、Hearthianの手のひらのシワや爪の形はTektiteの手を見るのが一番わかりやすい。動きのディテールにこだわる方はHornfelsあたりも参考になるだろう(訳:誰か描いてくれ~~)。足の指については実績のアイコンくらいしか公式のものはないが多分3本なんじゃないかな。
- なおNomaiの全身像を
捏造考察するにあたってイースターエッグ要素で見られるNomaiの骨格を一部参考にしたのだが、肋骨の一部が不自然に曲がったりしているのでこっちはこっちで謎が深まった。経年劣化かなんかが原因かもしれないが、エンディングでも同じものが出てくるのでこれ以外のモデルは無さそうであり真相は闇の中である。ついでに肋骨の本数に関しても深く考えないほうが良さそうである。もはやゲームの考察なのかなんなのか分からなくなってきました。『我々は何の意味もないことに意味を見いだしてしまうことがある。』
20201013
- 主人公が背負っているグルグル巻きの何かはたぶん寝袋か何かなのだろうが、22分で宇宙が滅亡する状況でもそんな大荷物を背負って旅し続けるのってなんかすごいよね。Gabbroといい勝負ではないか。
- SteamポイントショップでHearthianの絵文字が売ってるんですけど、泣くときはやっぱり全部の目から涙が出るのかね。ウインクの絵は探査艇の張り紙にもあったけど、単純計算でいえば人類がウインクするより倍は難易度が高いのでは(単純計算すぎる)。
- Nomaiのテクノロジーで地味にすごいやつ、居住区にある「小石を積み上げてあるだけなのにぶつかって崩れても元通りになる標識や照明」(参考:
cairn
=石塚)、よく考えたらツッコミどころ満載じゃないか。あれどうなってんだ。仮に「崩れても元に戻る」のを実現する技術があったとしても「それが数万年以上経っても問題なく動く」という次の壁が立ちはだかる…(これに限らずNomaiが残したものすべてにその要素が含まれるが深く考えてはいけない)。エネルギー源がどうなってるのか考えるだけでも気が遠くなるが、たぶんなんかこう薄明かりでも発電できるくらいの超絶高効率な太陽電池でも入ってるんでしょう、きっと(雑すぎる)。燃え盛る双子星の太陽光パネルがあの大きさでも居住区(重力砲もか?)のエネルギーがすべてまかなえるのだからそっち方面の技術(蓄電的なものや省エネルギー化など含む)は相当なものだろう。脆い空洞の居住区に同等のエネルギー系設備がなかったのもこれなら筋が通る(数十万年の間ノーメンテで動くのは説明できていないが深く考えてはいけない)。スクロールウォールとかプロジェクションストーンがゲーム開始時点でもまだ使えるのもそういう理由だということにしておきたい。Nomaiの装置に発光するものが多いのはアクティブな状態であることを表すのに一般的なデザインだったのだろう。ということにしておきたい。 - いや、技術的にはともかく結局なんであんな原始的なデザインなんだ。普通に看板とか作り付けのライトじゃダメだったのか? わざわざ超ハイテク形状維持機構を用いてまであの形を採用する理由はあるだろうか? 「超技術と自然の融合を目指したデザインコンセプトです」とかそれっぽいことを言われたら一瞬納得しそうにはなるが、だとしても積み上げた状態で接着剤でくっつけるのではダメなのか?? 謎すぎるぞNomai文明。考えすぎです。
- というあたりまで考えると灰の双子星にある2つのソーラーパネルのことも気になってきますね。素直に考えればワープの塔や記憶装置(追記:素で書き忘れてたけど超新星爆発のエネルギー回収も)のためだろうが、2つあったのは砂の増減現象によってパネルが埋まる(=太陽光が遮断される)ことで効率が落ちるからそのぶんを補うためであろうか。もしあのソーラーパネルに何かあったら記憶装置が止まって記憶の像が正常に起動しない可能性もあったのかもしれない。と思うとあの装置を見る目も変わってきませんか。考えすぎです。
20201018
- Nomaiって名前はやっぱりノマド(nomad)が由来なのかな。宇宙を放浪する遊牧民。Hearthianの由来は言うまでもない(※木の炉辺=Timber Hearth)(「地球人」をearthlingと呼ぶのといっしょ)(←関係ないけどWeblio辞書の例文が面白い。
『ジェイクは地球人を裏切った。/Jake back stabbed the earthlings.』
)(何したんだよジェイク) - 『宇宙の眼』に行くまでに量子の月でSolanumさんに会っていない場合エンディングには登場しないらしいが、その場合『眼』に到着した後に起きる超新星爆発によって第6の場所以外の彼女の遺体は(星系の星々やHearthianたちと共に)太陽系もろとも人知れず消滅してしまうのだろうか。と思いついてしまい急に悲しくなった。
- エンディングに登場するHearthianの先輩たちは量子の月のSolanumさんと同じような量子的コピーなのかもしれないが、その場合エンディングのSolanumさんは量子の月のSolanumさんを更にコピーした人なのだろうか(補足:Solanumさんはループの記憶が残らないので、『主人公と出会った記憶』があるエンディングのSolanumさんはまったく同じSolanumさんだとは限らないのだ)。となると『眼』の衛星としての月にいるほうのSolanumさん(※『眼』に超新星爆発の影響がない以上はエンディング開始時点では「無事」なはず)は新しい宇宙(と思われるもの)が誕生したとき一体どうなっているのか…と思いついてしまい急に悲しくなった。おのれ量子もつれ。
- Nomaiが残した言葉の文字について。量子の月のSolanumさんが杖型デバイスで記述・消去をする様子を見せてくれるが、あの記述方式が標準(=つまり手書き文字ではない)だとすると、Nomaiの子どもたちが書き残した文字が大人のものより粗い字だったのは使用するデバイス自体が別モノだったのかも。子どもには子ども用の杖かなにかがあったのかもしれんな。ちょっとかわいいな。
- 先輩宇宙飛行士たち(※エンディングに出てきた人たち)の年齢差というか年齢順、Feldsparが最年長っぽいのはたぶん確定なのだろうが他がいまいち分からん(なにしろ2人除いて素顔も分からん)。Chertは太陽爆発直前のセリフからしてそれなりの活動キャリアがありそうだし、Eskerはアトルロックへの適応っぷりを見てもあそこでの暮らしが長そう。Riebeckは空中都市を自分で見るのがひよっ子の頃からの夢だったというからには少なくともOuter Wilds Ventures創始者たちよりは後の生まれのはず(Feldsparあたりが撮影した写真を見たのだろうか?)。Gabbroは巨人の大海以外に行った記録がないっぽいので意外と(?)一番若いんじゃないか、なおMica曰く
「もうずいぶん長い間、誰も宇宙に旅立ってない」
らしいので一番若い先輩でも主人公とはそれなりに年齢が離れている可能性はある。と勝手に想像しました。実年齢のみで言えば最高齢はSolanumさんであることだけは揺らがない事実だが…(それ以上いけない)(成人したてだぞ)。
20201022
- 時空構造を破壊するエンドのスクリーンショットを見返していたら、主人公が増えるバージョンでは主人公本体だけでなく隣の荷物にも時空崩壊の起点となっているエフェクトがかかっていた。偵察機が増えるバージョンだと偵察機に同様のエフェクトが出ているがやはりモノ(生物・非生物問わず)がダブることが時空がバグる原因ということなのかね。理屈は謎です。
- それにしても時空崩壊エンドはやっぱり冗談のようなおかしみを感じるオチであることだなあ(ここまで作り込んであるのは素直に感心する)。ワープコアの実験当時には同じような事故は起きなかったのだろうか? 事前に危険性を認識できるような出来事とも思えないし、運がいいのか悪いのか。
- 22分のループ終了前に死亡するとすぐ次のループが開始するわけだが、これは主観的なものであって現実(※無論ゲーム内の)では22分経過までの「残りの時間」が存在するのだと考えるとなにか薄ら寒いものを感じる。現実(※こっちはリアルの現実のほう)は死んだらそれまでだし、大抵のゲームであればセーブ地点か最初からやり直しだが(もちろん例外はありますよ)、『Outer Wilds』のループ現象にはプレイヤーキャラの生死が一切関係ないので感覚的には奇妙さ倍増である。
- と考えると、ゲーム開始直後で記憶の像とペアになる前に死亡する世界線が本作だと一番リアルでの死に近い状況になるのか。村のみんなに死体が見つかってワーッってなってる間に超新星爆発が起きるだけの世界線…なんかこれが一番バッドエンドな気がしてきた(このページに書いた妄想の中でも最悪ランクの発想をしてしまった)。しかし主人公が像とペアになる前にすでに数百万回もそういう繰り返しが…薄ら寒いどころではなかった。
- 地球上に生命がいる理由のひとつとして、デカくて重い木星が地球に衝突するかもしれなかった隕石やら小惑星やらを引き寄せて丁度いい感じの状態を守ってくれたから的な説があるが、Hearthianにとっては巨人の大海がそれにあたるのだろうか。主成分がガスか水かの違いはあるがどちらも第五惑星だしな(※双子星を第一・第二惑星と数えた場合)。アトルロックは地球の月と同様クレーターだらけだが、これも隕石と衝突しまくった跡ということであるからやはり木の炉辺はある地球に近い状態の惑星してデザインされたのだろうか(月といえばこういう記事を読んだ→地球の生命は月の磁場にも守られながら誕生したのかもしれない | sorae 宇宙へのポータルサイト)。闇のイバラは元は氷の星だったらしいが、こちらの宇宙でいうと天王星・海王星も氷の惑星であるからそれに当たると考えればむしろゲーム本編の星系全体が我々が住む太陽系がモデルだったのかもしれん。『眼』はないけどな。たぶん。
20201030
- 更新情報:Nomai想像図のコーナーを追加しました。ゲーム本編に登場するが登場しない(生身の外見がという意味で)Nomaiたちの顔を想像してみようというお遊び企画です。最初がひとりふたり分しかないと即企画倒れの気配しかないのでまず5人分描きました。絵の練習(おもに植物画)を兼ねているので頻繁に更新はできないかもしれませんがよろしくお願いします(むしろメインのはずのNomaiの絵より植物画のほうが30倍は時間がかかっている)(本末転倒では)。先日の更新で名前の由来が分からなかった人のを(無理矢理でも)決めたのはこのためだったのだ。絵の練習に疲れたらほかの絵も合間に描きます。
- 以前の雑談で「Nomaiの時間単位は地球人類が使っている単位とほぼ同じ(だからNomaiが誕生したのは地球に近い周期を持つ惑星だった可能性がある←ジョーク)」と書いたが、彼らの個人名の由来が地球の植物が元になっていること、身体的特徴に地球の生物と似た点があることなども加えて考えると実は本当に地球生まれの種族である可能性もゼロではないと言えなくもないのではないだろうか(ないよ)。地球にいた人類がなんやかんやで滅亡した後に生き残った動物たちの子孫が進化して知能を持ち人類が残したアーカイブから様々なことを学んで宇宙に飛び出したのがNomaiの祖先だと…………あまりにもヨタ話すぎて今まで書かずにおいたネタだがもうこのコーナーもネタ切れ気味だから書いちゃうよ(投げやりすぎる)。
- そもそも人名が地球言語由来だからってのが根拠ならHearthianの名前も同じだろうがよ、と言いたいところだがHearthianのは地球人類向けに英語に翻訳したときにあの名前に訳されただけで、本来のHearthian語では別の言葉だったのかもしれん(異世界ファンタジー作品に『現実世界の出来事が由来の故事成語』が出てくるのはおかしいが『異世界由来の故事成語』から地球人類語に近い言葉に『翻訳』している設定だと考えればおかしくないよ理論)(←オタク特有の超早口で読んでね)。生物はともかく鉱物は宇宙のどこにあっても呼び名が変わるだけで同じ物質だしな。発射コードの文字とか、村にある墓石に刻まれた文字を見るにHearthianにはHearthianで独自の文字があるみたいだしな。…ヨタ話を妄想でつついたら思わぬところで土砂崩れが発生してしまった。もちろん全部ネタなので気にしないでね。
- 前回書いた『眼の星系は我々の太陽系をモデルにデザインされた説』(※あくまでゲーム製作というか設定作り上の話ね)の補足ですが、リアルでの生命誕生の条件はまだまだ未解明としても、フィクションにおいてそれと近い状況を設定しておくのは科学考証としては理に適っているのではないか。今テキトーなことを言いました。とはいえあの宇宙では木の炉辺以外の惑星にも植物が自生している(闇のイバラのイバラは「後天的」だから除くとしても、燃え盛る双子星の木はシェルターサイトまでの避難経路で木があるエリアから酸素を補給している描写があるし、灰の双子星でも地下にあった植物を移し替えた記述がある、つまりあれらに関してはNomaiが持ち込んだ植物の子孫ではないことは確定的に明らか)から、元々あの星系は「生命あふれる宇宙」だったということになるのだが。
- ところで生命といえば、Nomaiの遺骨が割と残ってるのは遺体を分解するための微生物(分解者)が少ない(木や土がある以上は存在すると思うがその範囲が狭い)ということで納得していたがその割には案外残っている気もする。もちろん数十万年も宇宙空間に放置された白骨なんて誰も見たことがないので実際何がどれだけ影響を受けてどうなるかなんて未知数にも程があるのだが…しかも宇宙人のホネだし…。
20201107
- 「風ノ旅ビト」「Outer Wilds」などで知られる北米のパブリッシャAnnapurna Interactiveが内部スタジオを設立。独自タイトルの開発に挑む/ほー。
- 前回のヨタ話(Nomai地球誕生説)は「じゃあNomai語は何だったんだよ(英語もしくはその他の地球人類言語をそのまま用いていない理由とは?)」の一言で覆せるのだが、Nomai語およびNomai文字はNomaiがNomaiのために作り上げた人工言語であるとすれば地球の存在および地球誕生説とは必ずしも矛盾しない(そうかしら?)。こじつけにこじつけを重ねるならNomai文字にはアルファベット的な表音文字の領域があって固有名詞はそのままNomai文字に変換していた説、植物っぽい名前が多いのはキリスト教圏で聖人の名前由来の命名をするようなノリだとかデタラメがホイホイ浮かんできます(もはや考察でもなんでもない)。Riebeckが自力である程度の翻訳が出来たことを考えると実は文法とかが英語と似ていた説もあるぞ(実際にゲーム内に表示されるNomai文字を解析するのは無駄だと思うが)。
- しかし言語方面の考察をすればするほど、話者も記述者もすでにいない言語の(ほぼ完璧?な)翻訳ツールを作ったのがいかにヤバいことだったかが分かる。ロゼッタストーンの解読並み。
- 最も長持ちする記憶保存メディアは石板だ、というジョークがあるが(おそらく事実でもあるが)Nomaiの遺跡に残された記録もある意味『石板』である。正確にはアナログとデジタルのハイブリッドか。
- あちこちで発見できるNomaiの白骨はどれもツノも含めて文字通り白いのだが、壁画に描かれたNomaiのツノは茶色系の色で描かれていたりする(という事実を根拠にファンアートではツノを好き勝手な色で塗っていたわけだが)。もちろんゲーム的には遺体に何種類もグラフィックを用意する意義があまりないので白骨は白骨で問題ないのだが、これを無理矢理考察してみてNomaiのツノはシカ系の枝角とヤギ系の複合タイプだったのではと思いついた。ウシ科(ヤギ族含む)のツノは骨の芯を角質(ケラチン=髪とか爪の材料)の鞘が覆っている構造だそうですが、Nomaiのツノは白い枝角を色つきの角質の膜で包んでいるような構造(つまり死亡後に膜がなくなり枝角だけが残った)だったとすれば作中の描写とは矛盾しない。矛盾しなかったらなんだってんだという意見は聞かぬ(なおシカのツノの内側は白っぽいので死後数万年の間に中の白い部分が露出した可能性もある)(あるからなんだってんだという意見は聞かぬ)。
- ついでに白骨を観察してみると子どものNomaiも枝角は大人と同じ形のものが生えているようだが、生まれたときからこうだとすると結構まずい気がする(おもに出産時に)。生まれたてはツノが無いか小さくて幼児くらいになると猛スピードで伸びてくるとか、あるいはツノは生えた状態で生まれてくるけど出産直後はツノが柔らかいとかそういうことにしておきたい。
20201114
- Scientists discover bizarre hell planet where it rains rocks and oceans are made of lava - CBS News/CBSニュースの記事ですがTwitterでAnnapurna Interactiveが反応していて笑った。
- 五つ目を持つ「エビ」の化石、節足動物の進化のミッシングリンクか 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News/Nomaiが目3つ、Hearthianが目4つだから次の宇宙では目5つの宇宙人が出ると思ったという意見を何度か見かけたが、これは…。
- (たぶん)みんな大好きNomaiとHearthian祖先初遭遇の壁画、そういえばなんであんな水没した場所にあるんだ、と思ったが採掘場2bの状況(通路が滝で壊れている、エレベータ的装置に下から直接入れない=たぶん根本が時間経過で埋まった)からしてたぶん後から水没したんだろう。壁画のそばの地面に文章記録があり照明も設置されているのを見るにあの壁だけ別の場所から流れ着いたとかいうわけではないはず(壁画の側面の装飾は壁の大きさに合わせて作られているので少なくとも「壊れた壁」ではなさそう)。元々は洞窟で数万年の間に地底湖化したんだろうか。
- そういえばあの壁画には2人のNomaiが描かれているが、記録の通りに読むとこれはColeusとCycad師弟ということになるのか。描かれている個人が特定できるかもしれない壁画は地味にこれだけでは。ちなみに左の人はよく見る緑色の宇宙服、右の人は青い宇宙服を着ている。仮面の色もちょっと違う。
- ところでNomaiたちは『眼』を発見するなどの目的を達成したらまた旅に出るつもりだったのだろうが、その際は居住地や各地の施設などの撤収作業をした上で星系を去るつもりだったのか、それともあのままにしていくつもりだったのか、急に気になってきました。もちろん本編では幽霊物質のせいで強制的に後者ルートになりHearthianは多大な技術的恩恵を受けたわけだが、そういったイレギュラーな事情を除けばNomaiが他種族の文明(特に初期の段階で)の進歩に介入するのはなんとなく彼らの本意ではないようなイメージがある(フェルミのパラドックスでいう「異星人がいてもあえて接触しない」的な考え方)。そういうのに興味があったら古代Hearthianを見つけた時点で何かしら手出ししてそうだしな。採掘場の壁画は単に記録か記念としてNomaiの仲間たち向けに描かれたのか(Nomaiが宇宙のあちこちを旅しているとはいえ原始的でも知能のある生命体との出会いは貴重なはず)、進化した生命体が後で見るかもしれない可能性を考えて残したのか、それとも新発見にテンションが上がって後先特に考えずに描いちゃったのか、我々がその事実を知る機会は多分ないだろうが、なんとなく最後の説でも納得はできます。
- Nomaiの壁画、設計図系(ワープ塔とか建設ヤードのやつ)と説明系(記憶の像の仕組み図解とか量子の月の塔のアレとか)は描かれた目的が明確だが、上記の壁画と太陽ステーションの天秤の壁画はそれらとはちょっと性質が違うんですよね。Nomaiに写真技術的なものが無かったはずはないので(『眼』探査機が送ってくるのも映像データのはずだから無かったら困る)あえて『絵』で残す意図を考えちゃうね。特に天秤のほうはNomaiがあの星系に残したものの中でも最もアート寄りの作品と言えるのでは。
20201121
- 調べ物中の発見:アトルロックから見る量子の月がデカくてビビった。
- ファンアートのネタ絵を描いていて気付いたが、Slateってもしかして左利き?(※焼きマシュマロ用の棒を持ってるのが左手) 他の村人だとPorphyが樹液ワインを混ぜているお玉は左手、Tektiteがツルハシを持っているのは左手。Moraineがシグナルスコープを持ってるのは右手。彼らのファンの方は参考にしてください(なにを?)。
- ところで主人公はどこからともなく焼きマシュマロ用の棒を取り出すが、そのへんの枝ではなく持ち手が加工してあるのでもしかしてHearthianの旅人たちはマイ焼きマシュマロ棒を作って持ち歩いているのだろうか。マシュマロにかける情熱のレベルが違う。
- マシュマロの材料、メレンゲ(=卵白)と砂糖とゼラチンとコーンスターチ(※成形するための型として使う)と意外とシンプルなのだが、「シンプル」と言えるのはあくまで地球上での話であって鶏卵が存在し得ない木の炉辺ではどうやってマシュマロを製造しているのか、エンディングの解釈以上の謎である(そこまで?)。地球上では元々ゼラチンではなくウスベニタチアオイ(Marsh mallow)のデンプンを使っていた、というのは名前の由来コーナーでも触れたが、ゼラチンに関してはそもそも動物由来(一例として森永製菓のは牛由来)であり魚からも取れる(参考:ゼラチンって何?|日本ゼラチン・コラーゲン工業組合)らしいので卵と比べればあまり問題にはならない。実は泡立てるとメレンゲみたいなものが出来る卵を生む魚がいるとか脳内補完するしかない(生臭そう)。
- ちなみにウスベニタチアオイでマシュマロを作るとどうなるのだろう、と調べてみたらハーブ専門店のサイトで検証していた。ゼラチン使用の製法と比べるとやはり難しいのか。もう少し調べてみると、根の粉末とゼラチン等で作ってみた人のブログ記事(と、同じレシピで作ってみた人のブログ記事←作業工程の写真が多い)があった。味はわからないがメレンゲなしでも作れることは作れるのか。こちらはコーンスターチを型として使用せず仕上げているのでマシュマロ液の染み込みは発生しないようだが前述のレシピとはまた別の方向性で難易度が高い。
- Hearthianはもれなくツギハギのある服を着ているが、その割には裁縫スキルがイマイチのようだ。もしくはあれがHearthian流のオシャレなのかも。宇宙服にまで導入するのはどうかと思うが…。
- 裁縫スキルで思い出したが、サボテンによって宇宙服に穴が開いたときに塞ぐよう促すメッセージが出ますが、あれを裁縫でやっているとしたらかなり面白い絵面になってしまうな。でなければダクトテープでも持ち歩いているのだろうか(ダクトテープ最強説)。
20201128
- 更新情報:トップページにコントローラーの不具合問題についての情報を追記しました。最近ゲーム側のアップデートが無かったにもかかわらず発生した問題で現在原因を調査中だそうです。
- ゲームクリア後に記念に買ったマシュマロをやっと消費した(確か8月末くらいに買った)(一応賞味期限はまだセーフだが袋は開封済み)。いやマシュマロって普段あんまり買わないしそもそもお菓子を買う習慣自体がそんなにない
(それなのにデブ)から意識的に消費しないとこうなっちゃうんですよ。誰に言い訳しているのか。 - キャンプで焼きマシュマロといえば地球上ではスモアも有名な食べ方ですが、Hearthianはチョコレート食べても平気だろうか。地球上の生物でも犬やねこには毒だが。Nomaiは草食系(※本来の意味で)っぽいからダメかも…(完全なる無用の心配)。
- RiebeckはHearthianの中では大柄なシルエットですが、実は宇宙服の中にクッション(エアバッグ代わり的な)を入れていて本人は細かったりしたら面白いなと思ったが真相を知る機会は多分ない。
- FeldsparとGabbroのヘルメットが楽器が吹ける構造になってるの、今になってもしかして超カッコイイのではと思い始めた。一歩間違えれば空気漏れのリスクもありそうなのにわざわざ宇宙空間で演奏するためにあんな機構を…COOL…。
- ファッション的な傾向といえば、Hearthianの宇宙飛行士たち(主人公含む)は首周りになんか巻いてるのは共通しているな。宇宙は寒いから防寒は大事よね(そういう問題か)(Chertのスカーフは防寒より砂よけかオシャレ目的では)(宇宙服について考えれば考えるほどEskerの軽装ぶりが気になってしょうがない)。
- 宇宙服ネタついでにもうひとつ。闇のイバラ内の二重信号を追いかけて命を落としたNomaiたちをクリア後に再調査したことがあったんですが、少なくとも外見上はみんな同じタイプの宇宙服でした。おそらくあの中にEscall船長もいたはずだが、ひと目でそれと分かるようなNomaiはいなかったのでおれの目では判別はできなかった。Nomaiには階級あるいは役割的なものをファッション方面で示すような文化がなかったのか、
攻略上関係ないので別グラフィックを用意していなかったのか。ただしあの場所の遺体たちは特に損傷が激しいので経年で消滅するような何かを身につけていた可能性はゼロではない(ただし証拠もゼロだよ)。Nomaiの文化・価値観的な面はともかくとして、全員同じ見た目の装備で個人の判別ができなくて不便だったりしなかったのだろうか? 雑談のつもりがややこしい謎が浮上してしまった(深読みの弊害)。 - ところで「経年で消滅するような何か」と書いたのは思いつきのテキトーではなく、そういうことを考慮しないと白骨のNomaiたちは全員全裸だったことになっちゃうからね。毛皮はあったけど服も着てたよね、たぶん(ここでもう一度公式ブログの謎漫画を思い出してみよう)(画像が小さいけど開発中に描かれたイラストも見てみよう)。気密性とか宇宙線の防御などの性能が要求される宇宙服はともかく、普段着る服は自然に還る環境にやさしい素材的なもので出来てたとかなんじゃないかな…たぶん…。つまりエコだよサステナブルだよ(そういうのじゃなくても数十万年経てば大抵のものは消し飛ぶと思うが)。
- 今更も今更ですが先輩宇宙飛行士たちが木がある=酸素(空気)がある場所で演奏してるのは宇宙じゃ音がしないからですね。ちなみにジョージ・ルーカス監督が「俺の宇宙では(音が)出るんだよ」と発言したという伝説がありますが、実はルーカス監督と『Outer Wilds』は南カリフォルニア大学の出身という共通点がある(詳細はWikipediaにやたら詳しく書いてあるのでそっちで)。へぇ。
20201205
- ゲームでは死亡したら次のループにすぐ進むが実際は死亡~22分経過の間の時間が存在する、と前に書いたが、これが死亡じゃなくて気絶でも主観的には同じことだな(途中で目覚めない場合に限る)。
- 最近は絵の資料とネタを集めるためにゲームを起動しては散歩のように歩き回るというプレイをしているのですが(全実績解除もまだなのは忘れろ)、以前あれほど行くのに苦労した南部観測所や闇のイバラの各所にもあっさり行けるようになってきてなぜか腹が立った。おのれアンコウ(どっちみち恨まれるアンコウ)。
- 南部観測所といえば地表下ハイキングの終点にあるエリアには他の惑星の木(木の炉辺、燃え盛る双子星、巨人の大海の木)があるが、もちろんこれは誰かが持ってきて移植したものだろう(そういうことをしそうなNomaiは一人くらいしか思いつかないが)。『船』の事故後に合流したNomaiたちがアトルロックに眼信号探知機を作った頃には他の惑星の調査も行っていたと思われるので木を入手していても時系列的にはおかしくはない。なぜあそこにだけ植えてあるのかは分からんが。
- 巨人の大海の深海にあるやつはサンゴっぽいもののように見えるが(航行記録にも「サンゴの森」とあるので多分サンゴ)、そういえばサンゴって動物だよな。意外と色々な生き物がいるな、あの宇宙(あれが地球にいるのと同様のサンゴかは不明)。
- Nomaiの記録装置のスクロール、一応Pokeも「スクロールウォール」と呼んでいるテキストがあるのでスクロールが正式名称でいいんだろうけど、Nomai文明でも巻物を使っていた時代(つまり古代古代Nomai文明の頃とか)があったんだろうか。古い記録メディアをハイテクで再現する的なコンセプトと考えるとなかなか粋である。現代にあえてレトロなデザインの家電を出すようなノリとも言えるが。
- 以前書いたNomai居住区域にある謎の形状記憶石塚ですが、よくよく考えると量子の月のSolanumさんが同じようなことをやっていた。初めてSolanumさんに出会ったときは衝撃で意識から完全にすっ飛んでいましたが、あの一連の動作って魔法か超能力の域だよな(杖でつついただけでアイコンつきの石を岩から切り出す→石を置くための石塚を非接触で組み立て)。Nomaiが生まれながらのサイキックだったかどうかは分からないが、Nomai文明の科学力が『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない』を地で行くレベルであったことは間違いない。もしくはSolanumさんが魔法少女。
- そういえば散歩中に気付きましたが、脆い空洞に墜落したNomaiたちが避難してきた地区には松明タイプ(あるいはソフトクリーム型)の設置型照明が主に使われており、形状記憶石塚タイプの照明はほぼ見当たらない(ひとつくらいあるかと思ったけど見つからなかった)。Nomai的にもある程度の余裕がないと作る気にならないような代物だったのかも(そういう意味では量子知識の塔の周囲にはいくつも設置してあるのが象徴的である)。あの奇妙なユーモアのある物体はNomaiにとっては安定した生活の象徴なのかもしれない。構造は不安定だけど。
20201212
- 量子知識の塔のあたりをうろついていたら落ちてきた地面にぶつかって死んだ…のは別にいいんですけどそのとき地面が塔をすり抜けていった。トンネル効果かな?
- 前回書いた照明の話について小ネタ的補足。脆い空洞へ墜落後の避難経路の途中には、闇のイバラでEscall船長が設置を指示した
「光の痕跡」
こと四角いランタン的光源と同じものが置いてある(画像左が脆い空洞、右がイバラのもの)(よく見ると光っている部分も真四角ではなく凝った形になっている)。通常の照明と比べてかなり明るいようだし、おそらく緊急用として『船』(脱出ポッド)に標準搭載されていたのだろう。双子星に避難したグループにとってはむしろ明るすぎる(暑すぎる)のが問題だったので使う機会はなかったようだが。 - 補足のついでですが、前回最後で謎石塚について「構造は不安定だけど」と書いたけども、どんなに崩れても必ず元に戻るという点ではむしろ安定していると言えるのではないか。あれは環境の変化に対応しつつもその状態を維持しようというホメオスタシス(恒常性)を表現しているのでは? 前回書いたとおり生活が安定してから作られた可能性を考えると一族復興のシンボルと言えなくもない。超新星爆発で崩壊してもNomaiが残した装置によってまた再生する宇宙の状態と皮肉にも重なるところがあるな。それどころか、ひとつの宇宙が終わってもすべてが滅びるわけではなかったという本作のエンディングにも繋がるのでは? なんか
無関係哲学的な話になってないか?? なんでこの人何度も石塚の話してんの???(自分でも分かりません) - ところでNomaiたちが作った家や装置には金色系(銅かも)の金属パーツが多く使われているが、前述の四角い光源や『船』および脱出ポッドに使われている金属は銀色系である(ついでに照明の色も暖色系と寒色系)。それぞれ製造された場所も材料も違うのは確定なので当然といえば当然だがちゃんとデザイン分けてあるんだなーとあらためて感心しましたというお話でした。演出的にもシリアスな場面で画面に暖かみが出るとなんかまずいしな。
- 燃え盛る双子星に魚の化石のようなものがある、という情報。アンコウと闇のイバラの関係も未だに謎である。クリア後までプレイヤーを苦しめるというのか、アンコウ!(※MMR風に)(※勝手に苦しんでいるだけです) ところでここで紹介されているYoutubeチャンネルの『The Lore Explorer』はOuter Wildsの考察動画がいくつもあってすごいですよ(少し前に知ったがまだ全部見てません)。三人称視点の映像があったので気になって調べてみたら実はModもすでにいくつか出てるんですね(Outer Wilds Mods/NEXUSMODS)。VR Modくらいしか知らなかった。
- Solanumさんと同じ運命を辿るエンドで最後のメッセージ表示が不気味にバグるというなんかホラーなことが起きるんですけどこれいつのバージョンからなのか(※実際のスクリーンショット)(←文字オンリーだけど深夜にひとり静かな部屋で読んでる人はヒエッとなるかもしれないので注意)(わたしはその状況で見ましたが)。文字がひらがなだけだから元のメッセージ(
どのくらいここに
~以下略)から漢字を抜いたテキストなのかと思うとそうでもないので航行記録の文章に脱字が起きる現象との合せ技かも? そのうち修正されるんじゃないかと思って話題にしなかったが特に音沙汰がないので一応書いておく。なお他の特殊エンドでも同様の現象が起きるかは未確認。 - 翻訳がらみのミス?といえばホワイトホールステーションから脆い空洞に戻ってきた地点にあるジェットパック燃料のメモが最初の1ページ目を飛ばして表示される不具合(※←ちょっとデカい画像です。注意)(英語版でプレイすればメッセージの1ページ目に
『FELDSPAR’S SPARE JETPACK FUEL』
の表示が出る)も現状そのままだが、こっちは単純に翻訳版のテキストデータの反映位置を誤ったっぽい。公式に報告すれば修正してくれるかもしれんが当方は英語サッパリのためお客様の中に語学堪能な方がいらっしゃったら上記の件も合わせてお願いしたい(他力本願)。
20201222
- 更新情報:年末年始お楽しみ企画、というわけではないがアンケートを作ってみました。好きなキャラクターとかイベントについて語りたい、他の人の感想も見たいという方は是非回答してみてください(回答後にこれまでの結果が見られる設定にしてあります)。特に期限は決めませんが試したい方はお早めに。
- ニュース:先日出たGeForce Experienceのバージョン3.20.5で『Outer Wilds』が最適化のサポート対象に入っていた(フォトモードなどの機能は残念ながら非対応)。アンチエイリアシングやら水しぶきの表現などが良くなったらしいが、どこがどうキレイになったのかはわたしの目では分かりませんでした。南無。GeForceのグラボをお使いの方は設定をチェックしてみては。
- ところでトップページの関連リンク欄も実はたまに追加しています。ほぼ悪ふざけではあるが(その昔、当サイトの『ワンダと巨像』プレイ日記のトップページ下のほうでもこういうのをやっていた)、『The Outer World』の件絡みでOなんとかWなんとかみたいなタイトルが気になるようになってしまったのは事実である。『スターウォーズ』のような短い単語ふたつのシンプルなタイトルは印象的な組み合わせに限界があるので今後どんどん使用できる範囲が減っていく宿命だし似たようなタイトルが出てくるのはむしろ必然なのだ。そういえば以前『ダンジョンメーカー』が発売されたときに「このタイトルまだ誰も使ってなかったのか」という方面の驚きがあったのを思い出しました。ダンジョンゲーだけでもスゲー数出てるのに意外とまだ「余ってる」名前があったのだなと…。
- (前にも書いたけど)良作ゲームをクリア後に「記憶を消してもう一度プレイしたい」といった願望を述べる人は少なくないが、『Outer Wilds』の場合、もし本当に記憶を消してもう一度プレイしたとして初回プレイ時と同じ感想を持つとは限らないのではとふと思いついてしまった。初回クリア時は神ゲーだと思ったとしても記憶消し後プレイでは早々にブン投げる可能性もゼロとは言えない(検証は不可能だが)。攻略順というか最初にどの惑星に行くかの差だけでも結構ガラッと評価が変わる気がするぜ。初ループで闇のイバラに飛んでアンコウに喰われた人とかもいるんだろうな…。
- 地味な発見。脆い空洞にある『船』がイバラに囚われた際の事故を描いた壁画、よく見ると脱出ポッドで避難している図で灰の双子星にワープ塔らしきもの(※詳しくは後述↓)が描かれているので、あの壁画は実は結構後(灰の双子星プロジェクト発足後)になってから描かれたものだったのかも。『船』墜落からプロジェクト開始までは世代交代が起きる程度の時間経過があったのはなんとなく判明しているが、つまりあの壁画は単に事故の説明というよりは、彼らNomaiの一族が『眼』の星系に来ることになったいきさつを「後世に」伝える目的で描かれたのだろう、という予測ができますね。もちろんゲーム的にはプレイヤー(=「後世の」Hearthian)への状況説明兼ヒントでもあるが。
- (※)メッッッチャクチャ細かいことですが、この図の灰の双子星は「塔の数は合ってるけど配置が実際とは異なる」(双子星の塔は通路の進行方向に対して横にふたつ配置されているため、通路を真横から見た場合は塔が5つに見えるはず)描かれ方になっており、一方で燃え盛る双子星は灰の双子星に対して惑星の窪みの向きが違っている(実際は灰の双子星の通路の上を砂が通るような向き)、というのをこの件について考えるまで気付いていませんでした。図としての分かりやすさを優先した表現といえる。更に細かいが同じ図で脆い空洞のブラックホールがキラキラマーク(✨←こういうのとか✧←こういうの)みたいな描き方をされているのが地球人の認識とは真逆でちょっとおもしろいなと思いました。光らんだろう、ブラックホールは。四角いものが真ん中にキュッと吸い込まれて縮んでいるようなイメージなのかもしれん。なおホワイトホールステーションの使い方を説明したとおぼしき壁画でも同様のアイコンを使用しているためNomai的には一般的に違和感なく受け入れられるデザインだった可能性は高い。少なくとも当面は人類社会でブラックホールが記号化されるほど広く取り扱われる機会はないだろうが、ピクトグラムとか地図記号とか考えるような本職のデザイナーに依頼したらどういうものが出来るだろうか。わたしにはただの黒い丸しか思いつきません。
- 地味かつ素朴な疑問。太陽ステーションの機器メッセージで
『恒星はライフサイクルの終焉に達し、赤色巨星の段階に近づきつつある。』
という一文がありますが、この手のテキストってあらかじめシステムに入力しておかないと表示されないですよね(AIかなんかが自動生成してるならまだしも)。つまりこの機器の設計者は灰の双子星プロジェクトによる太陽の超新星化だけでなく(何万年も後の)寿命による太陽の死も想定していたことになるが、これはどういうことか。もしかしてアレか?思いつき(あるいはジョーク目的)でこっそり追加しておいた機能が偶然役に立っちゃうとかそういうことか? 「こんなこともあろうかと」ってやつか?? 実際のところは何もかも手遅れであることがハッキリするだけの死の宣告機能になってしまったわけだが…。
20201226
- 更新情報:漫画のコーナーを追加しました。4コマ以上コマが割ってある1ページ以上の漫画を描いた経験がなく相当悪戦苦闘したが描いてみたかったから描いた。しかし今回のは(おもに何度も描き直したせいで)無駄に時間がかかってしまったので次回以降は今以上にテキトーな絵になっている可能性があります。
- なんというか、『Outer Wilds』のファンアートって原作の性質上かエモい作風の作品を描かれている方が多いのに、なんかウチだけ盆栽とかお子様ランチとかシーマンとかヘンなもんばっか描いてない??誰もいない方向にボール投げ続けてない???という反省があったというか要するになんかそういう感じのが描きたかった(実際描けたかは不明)。でも次はまたヘンなのを描く予定(反省は超新星爆発で死にました)。
- 今回の漫画のネタは半分事実・半分妄想ですが、ゲーム内でも攻略には関係ないけど1ループ内限定でもいいから何かしらプレイヤーが干渉できるイベントがあったらなと思わないでもない。Feldsparを村に連れて帰ってみるループとか、Riebeckを量子の月に連れていってみるループとか…。
- 漫画を描くにあたって絵の資料として主にChertの全方位スクリーンショットを撮るなどストーカーじみたことをしてしまいましたが(相手が動かないのにストーカーとはこれいかに)、それによってChertの宇宙服はツギハギはないけどシミ汚れが結構多いという地味にも程がある発見があった。Chertの活動内容はリトルスカウトなどを使った調査や星図作成がメインで体を張った探検はしないタイプのようなので、その設定に合ったキャラクターデザインと言える(以前書いた「Chertそれなりに活動キャリアありそう説」とも合っていなくもない)。冒険野郎Feldsparの宇宙服はツギハギだらけだし、慎重派のRiebeckの宇宙服はほとんど新品のような状態なのもそういうことですね。一方で主人公の宇宙服は新しいはずなのにボロ布みたいなのを着てるのは…趣味か?(ここまで来て考察放棄) あとGabbroの宇宙服の袖周りが実はChertのと似ているのも気になった。
腕の長さが違うせいでいままで気付かなかったが。 - ところで宇宙服にボンベ(酸素と燃料?)を装備してる先輩としてない先輩がいるがこれにも性格が出ている気がする。あと宇宙服の話題になるといつも最終的にEskerはなんなんだよとしか言えなくなってつらい。宇宙人かよ(宇宙人です)。
- 比較的どうでもいい情報:Chertのキャンプ地で超新星爆発を見る場合、焚き火のマシュマロ缶が置いてある方角を向いて待つと最後の瞬間が見られる。
- つい最近やっと気付いたんですが、エンディングの先輩たちを集めるくだりでEskerが最初に登場するのはEskerだけ楽器持ってないからだったんだな。そういうことですよね??(演出上の都合)
- というわけでたぶん今年最後の更新でした。思えば7月のサマーセールでなんとなく手を出してみた結果、エンディングで特大のエモでブン殴られ重症を負わされた後遺症で今までやってきたが(クリア当時は感情の行き場がなく、普段絶対にやらないレベルで家の大掃除をしてキッチンや風呂場がメチャクチャきれいになったりした)(PTSDか?)やりたいネタが多少残っているので来年もしばらくは更新します(頻度は落ちますが更新したらTwitterでも告知します)。もしまだ見てやってもいいよという方は来年もよろしくお願いします。Nomaiが出てくる漫画も描きたいしな。その前に絵の勉強だな…。では皆様よいお年を。