解説
雑談考察の5ページ目。2021年5月以降分。
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(公開:2020年8月18日)
20210506
- 科学者を魅了し続ける古くて新しい「三体問題」 その解法の鍵とは? | sorae 宇宙へのポータルサイト/量子の月の挙動って、この観点でいうとどういう扱いになるのかな(ゲーム内では関係ないけど思考実験的な意味で)。常にどこかの惑星に衛星として存在しているor存在していない、と見なせば極端に重力的なバランスが崩れることはないのか? でも意識的観察者が長い期間存在しなかった場合(具体例:Nomai絶滅後からHearthianが月を見上げるようになるまで)は、量子の月は最後にいた惑星に留まり続けるはずだからそれがどう影響するのか? 自分で書いておいてなんだがこれ以上考えたくないです。書いておかないと思いついたそばから思いついたことを忘れていくから記録してるだけだ。
- 量子の月が意識的観察者を意識的観察者として見なす基準は何か? 例えばColeus師弟に発見された頃のHearthian祖先は観察者判定になるのか? 『意識』があったとしても目が見えないアンコウは観察者と見なされないのか? そういうのも全然分かりません。前にもちょっと書いたが『Outer Wilds』に出てくる「意識的観察者」の概念は量子力学の用語でいう「観測者」とはまた違っているので、考察の参考になるのは基本的にゲーム内の描写だけだ。つまり深く考えてはいけない。
- 『眼』にいるときに偵察機(リトル・スカウト)を遠くに飛ばすとロストするけど最後の最後で出てくるアレについて、『ギャグ描写』以外の理由をずっと考えている。偵察機には射出したあとランチャー側に戻すためのワープ回収機能が搭載されていますが、あれはNomaiのブラックホール式ワープ技術の転用なので(※博物館の展示説明より)(動作中の様子を見ると偵察機に小さいブラックホール、ランチャー側に小さいホワイトホールが生成されているのが分かる)(そういえば生成のためのエネルギー源は謎)あの装置がなにかの原因で新しい宇宙のどっかの時空間にあるホワイトホールに繋がってああなった…とかかな、というのが今のところ有力な仮説である(※個人の意見です)。Nomaiのワープ技術には莫大なエネルギーさえあれば時間をも超える能力があったのは皆様御存知の通りである。エネルギー源なら超新星爆発もしくはビッグバン(仮)があるしな。行き先が過去か未来かの違いがあるのと、そのエネルギーの破壊力に偵察機が耐えられるのかなど考慮すべき点はまだまだあるが。でも根本的にはやっぱり「ギャグ次元では爆発シーンの後は頭と服がチリチリに焦げるだけですぐ復活する理論」で説明したほうが理にかなっていると思う(なってない)。
- 今回も好きなセリフの話をするぞ。イバラの種が木の炉辺に落ちたことをFeldsparに伝えた流れで出てくるこの話題→
「闇のイバラの方をじっと見てればChertが教えてくれるだろうが、」
(以下略)、いわゆるオタク特有の聞いてないことまで教えてくれるアレじゃんと解釈して笑ってしまった。きっと早口に違いない。おれは詳しいんだ(身に覚えしかない)。 - 量子の月の祭壇の塔(←「の」ばっかりになってしまった)に床がないのは、燃え盛る双子星の量子のかけら(=洞窟のかけら)に乗って移動するアレと同じ仕組みを再現するためなんだろうか。もしそうだとすると床が石材製とかだったら塔を出たら宇宙のそのへんに放り出されることになるのか。なんかシュール(事故)。
- なお塔そのものはすでに量子物質になっているから(たぶん)、実際は床があっても床自体が量子物質になっていれば放り出されはしないはず。逆にいうと量子物質と化していない物質の上に立った状態だと放り出される可能性がある(※実際、ゲーム内でもプレイヤーだけ月から出ると探査艇もそのへんに放り出される)。例えば主人公が持ち歩いている寝袋(推定)を地面に敷いて横たわり、目を閉じたら上記の仮説と同じことが起きるだろう。いよいよシュール。『眼』の地表でやった場合は目を開けた瞬間ゲームオーバーかも。
- などとふざけ半分で考えてみたが、そうなるとNomaiたちが量子の月への巡礼で月到着後はシャトルから降りて徒歩で移動することになっていたのは、むしろシャトルごと第6の場所へ移動する手段がなかったからということになる。シャトル内で目を閉じても宇宙に放り出されるだけだからNomaiたちはああいう巡礼方法を考えだしたのだろう(ということを本当は書きたかったのだが途中で変なこと(←寝袋の件)を思いついたせいでおかしな書き方になってしまった)。ゲーム内の時代ではSolanumさんが乗ってきたシャトルはすでに量子物質になっているから理屈上はあのシャトルでも祭壇の塔と同じことができるはずだが、実際は量子の月にあるオブジェクトは完全にランダムな位置に移動しているわけではない(各オブジェクトが出現できる位置がある程度決まっている)(比較的分かりやすいのは闇のイバラの氷漬けのクラゲ、木の炉辺のホタルの出現範囲など)から位置的な条件が整わない限りはおそらく無理だと思う。別の見方をすると、Nomaiたちが第6の場所に物体を移動させる法則性を見つけるまでそれなりの苦労があったと想像できる。我々がSolanumさんに会いに行けるのも先人たちのおかげである。先人たちに巡礼の風習がなければ彼女はああいう目に遭わなかったとも言えるが。
- …と、ここまで読んで、じゃあ祭壇の塔でジャンプしている最中に塔の中が暗闇になったら宇宙に放り出されるのか? と気になった人もいるだろう。こうなります。結論、深く考えるな。
- それで結局DLCはどんな内容になるんでしょうか。以前、『Outer Wilds』は追加要素アプデは難しいのでは?ときっぱり書いてしまったが正直今も同じ考えである。Hearthian村の家に入れるようになるとかだったらいいのだが(個人的願望すぎる)。ところで同日の雑談で難易度調整の件にちょっと触れてますが、「ここの謎解き難しいみたい」「じゃあちょっと変えてみよう」って修正しちゃうの、完全に製作者の上位存在ムーブで笑ってしまうな。いやゲームの難易度調整なんて対戦ゲーとかでは頻繁にやってるけども、本作のようにシナリオと世界観と謎解きが完全に合体しているタイプのゲームでそれをやると歴史改変クラスの出来事のように感じてしまって変な笑いが出るのだ。果たしてDLCは変な笑いが出るような内容なのか?それともおまけコンテンツ的なものなのか? 期待しすぎてぬか喜びに終わるのが怖くて平静を装っているが内心は「急にDLCってなんだよなんなんだよギャ~~~~ッ」と思っている。今はまだ…備えよう。
20210513
- 『木の炉辺』とか『脆い空洞』とか、惑星(天体)の名前はHearthianが名付けたんだろうけど(※木の炉辺=Timber Hearthに住んでいるからHearthian)、NomaiたちはNomai語を用いていたから当然違う名前で呼んでいたはずだ。『南部観測所(Southern Observatory)』『眼信号探知機(Eye signal locator)』といったシンプルな名前はおそらくNomai語の単語を翻訳ツールがそのまま直訳したんだろうという雰囲気があるが、そうでない造語的な言葉に関しては原文を参照しない限り元の意味は分からんというわけですね。教えてRiebeck。
- 量子の月およびかけらをその場に固定する方法、とりあえず視覚(カメラ的装置によるものでも可)がトリガーになっているのは確定だが、それ以外の方法、例えばシグナルスコープを向けている最中はどう判定されるのか。月およびかけらを直接視界に入れずに、かけら等が発する信号だけを受信する場合でもその場に留まるのか? と考えたところで、ゲームの仕様ではその調整をするのは無理だとすぐに気がついた。信号(と音)だけじゃなくてスコープ(=視覚)のほうもセットだからな。チクショーうまく出来てるなー(なにを悔しがっているのか)。
- というわけで完全に憶測だが、おそらく信号の受信だけでは位置は固定されないと思います。Nomaiたちが作った眼信号探知機が失敗したのと同じ理由で。
- Solanumさんが書き残したシャトル内の記録に
「子どもの頃は、そういうわけのわからない事は不吉(sinister)だと思ってた。」
とあったが、Nomaiにも不吉だとか迷信めいたことを気にする文化があったのか否か。「sinister」には『悪意のある』といった意味もあるが、この続きで「でも、今はそこになんの悪意(ill will)もないことがわかる。」
と書いているのと、量子の月で会ったときの「子どもの頃、私は眼は悪意(malevolent)ある存在だと思ってた。」
を見るに一応使い分けているから「不吉」のほうの意味で合ってるかもしれない。夜中に口笛を吹くなとか畳の縁を踏むなとか、そういうタイプの迷信があったかは当然不明。 - Nomaiたちが行っていた量子の月への巡礼、第6の場所にたどり着くまではいいとしてその後はどういう流れだったのか。自力でシャトルまで戻って帰って感想文でも書くのか? それともゴール地点(※Solanumさんが立っていたところとか)にスタンプでも置いてあって押して帰って担当者に見せるのか? 想像力が貧困で学校行事みたいな想像しかできない。ただ、月の挙動を考えると、行きはともかく帰りは熟練者によるサポートがないと事故る危険性がある(実例:停めた場所が悪かったせいで、振り返ったらサボテンに吹っ飛ばされていた探査艇)から何かしらの手段で迎えが来るか帰還方法を指示されるとかはあったのでは。
- 第6の場所の空の穴から外に飛び出すと木の炉辺版の月に戻る件はいまだに謎。何度も試したけど、どのルートで月を巡っても最後は木の炉辺の月の南極に降りるのは変わらない。Nomaiの時代でもそうだったのか、それとも別の理由(主人公が木の炉辺出身だからとか)があるのかも分からん。エンディングの舞台が木の炉辺を模した場所であった件を考えても単なる偶然ではない気はするのだが。もしNomaiの誰かが同じようにやったら違う場所に出る(『眼』で見る光景も変わる)かもしれないし。これに関しては比較対象がないからおそらく今後も謎。
- 第1~5の場所では上空に飛び出すと宇宙空間に出られるが、第6の場所では北極側の空の穴からしか脱出することはできない。これは主人公が装備しているジェットパックの性能によるもの(推進力不足)なのか、それともまったく別の何らかの何か
(製作者の意向)が影響しているせいなのか。ゲーム本編で言及はないが、Nomaiが『宇宙の眼』を探索していた頃にもこの件は当然調査したはず。もし他の場所と挙動が同じであるなら『眼』の衛星である状態の月から出れば最も手軽な手段で『眼』の位置に近付くことができるわけですからね。シャトルや探査砲のようなものを持ち込んで(部品を運んで現地で組み立ててもよい)量子の月から『眼』を探索する方法もあったはず。しかし実際はNomaiの技術をもってしても思ったようにはいかなかったのだろう。全部想像。 - 我々が住む太陽系の太陽は寿命を迎えたとしても超新星化はしないと言われている。つまり仮にこの太陽系のどこかに灰の双子星プロジェクトのような遺物があったとしてもループに巻き込まれる者はいないということだ。というジョークを思いついた。我々の宇宙の太陽でも超新星になるには質量が足りないのに更に小さい『眼』の星系の太陽が爆発するのは一体…などと考えてはいけない。
20210520
- Just another day at Bramble : outerwilds/噴いた。
- この際だから『The Outer Worlds』も遊んでプレイ日記を書いてトップページの『Outer Wilds』の横に置いたらどうか、と思いついたが、最近はねんどをこねるのに忙しいから保留。でもKelsey Beachumさんのシナリオには普通に興味があります。
- 双子星版の量子の月でサボテンに触って宇宙服に穴が空いても酸素ゲージは減らない。が、空気漏れのシューッという音はずっと聞こえる。なにが漏れているのか。
- 今日の自由研究:3月24日の雑談に書いた、量子の月でのSolanumさんの石の挙動の件についてもうちょっと調べてみた。具体的には意思疎通石以外の物体でもあの挙動を再現できるのか? という調査ですが、結論からいうと出来ました。まず、適当な惑星から持ち運べる物体(今回はスクロール)を取ってきて量子の月に置き、そのまま宇宙空間に出るとスクロールは消える(※探査艇の足元に置いておいたのに無くなっている)。そして、そのまま今度は別の惑星(今回は燃え盛る双子星→脆い空洞)の量子の月に入ると、先程置いたのと同じ位置にスクロールがある。ここまでは3月24日の雑談で検証したのと同じ挙動。つまり別にあれはSolanumさんが出してくれるアイコン石(←正式名称が本編に出てこないから自分の中でも呼び名が安定しない)が特別というわけではないようだ。
- …で終わるのもつまらないのでもうちょっと調べてみた。ここまでは量子の月の南極、つまりSolanumさんの遺体付近のエリアで試してみたが、それ以外の位置ではどうなのか? というわけで、今度は赤道に近い場所に出現した祭壇の塔の前にスクロールを置いて月と月の間を移動してみた。すると、予想通りだが同じ位置にスクロールがあった。位置に関しても特別な条件はないようだ。
- もちろんこれをスクロールからプロジェクションストーンに変えてもまったく同じです(やりたくないけど先進的ワープコアでも同様では)。とにかく月と月の間を移動しても物を置いた位置は変わることはない。祭壇の扉の間にギリギリはみ出るように置いてからライトを点けたり消したりするのが一番分かりやすいか。この観察方法だと、第6の場所(の北極以外)であっても置いたものは同じように移動しているのが分かる。これらの現象にどういう意味があるのかまではサッパリ分からない。
- ちなみに同様の検証を偵察機でもやってみると普通に月の中に偵察機だけ置き去りにしたような扱いになる。こちらは量子の月に着陸したあとの探査艇と同じ挙動といえる。実験は以上。
- 関係ないけど、一連の検証をしたあと探査艇を取りに戻ろうとしたら偶然近くにいた脆い空洞に自力で着陸していたので笑ってしまった。ヘッドライトと着陸装置だけ壊れていた。
- ついでの小ネタですが、Solanumさんの遺体のすぐそばには物が置けないようになっている(=「落とす」の選択肢が出ない)。おそらくアイテムが埋まるといった不具合への対策であろう。あと、探査艇のトラクタービームの下に物を置いても船の中に入っていかない
(Solanumさんの遺体を連れていくこともできない)。ゲームの仕様といえばそうだけど、ある程度の大きさがないと引き上げビームが反応しない仕組みになっていると考えればそれはそれで矛盾はない。そうでなければ灰の双子星に停めてる間はそこらじゅうの砂を船内に吸い込み続けることになるしな(ジョーク)。 - ところで上記の検証で、第6の場所では持ってきた物が「いしのなかにいる」状態になる場合もあるわけだが、よく考えると、そもそも第6の場所に祭壇が移動したときに祭壇の中の空間が「いしのなかにいる」ことになっていないのはどういうこと? と今更すぎるが気がついた。偶然そこだけ丁度いい感じの隙間があったのか? 実は元いた惑星側の月にあの黒い岩が置き換わってるとか? Nomaiの超技術でどうにかしているのか? わたしにはわかりません。あの黒い岩は材質不明だが加工はできるようだから(参考:Solanumさんがアイコン石を用意してくれたアレ)隙間を開けようと思えば開けられなくもないのか。妙なところで設定の整合性を見出してしまった。
20210529
- 祝・発売2周年。というわけで5月29日は『Outer Wilds』のEpicGames版が発売された日である……とEpicGamesの販売ページには書いてあるが、公式ブログには5月30日に正式版リリース告知の記事が出ていた(参考:Annapurna Interactiveの5月30日のツイート)(ついでに4gamer.netの記事→
『北米時間の2019年5月30日にリリースすると発表』
)。時差とかのアレで1日ズレてるのかと思ったが、「Outer Wilds 発売日」でググると、堂々と5月28日が初リリース日と出てくる(※たぶんWikipediaの項目から引っ張ってきてる?)。よくわからなくなってきましたが、とりあえず間を取って日本時間で5月29日頃に祝っておけばいいという結論に至った。いきなりグダグダ。 - 前回の最後に書いた件の補足。第6の場所で祭壇の塔が岩に埋まっていないのはナンデ?という話でしたが、設定的なものはともかく、祭壇からの一本道の両脇にある岩を超えた外側にはそもそも岩が配置されていない(祭壇やシャトルが出現する場所はある)。ただしこれは明らかに本来の描写範囲ではない場所(※地面が途切れていて「月の内側」が見える)での話なので、前回書いたような設定上の考察材料にはすべきでないだろう。流石にこんなに目立つ穴が本当にあったらとっくの昔にNomaiが探索してますよ(メタ)。
- なお「外側」に出現する祭壇も挙動は他の場所のものと同じです。通常通り別の月に移動することもできるが、そのまま第6の場所に戻ると今度は(いつものように)黒い壁があって通れなくなる。つまりこの黒い岩の壁は普段は存在せず、プレイヤーが北極以外の場所から移動しようとしたタイミングで後から配置される仕様なわけだ。本来プレイヤーが行けない場所のグラフィックを表示し続けるのはメモリの無駄だからこうしたほうが合理的なのだ。これ以外だと、例えば燃え盛る双子星のサボテンが生えてるプロジェクションプールを離れたエリアに来てから偵察機で撮影するとサボテンが消えていて、プロジェクションプール使用中に再出現するといった現象もある(プロジェクションストーン抜き差し時に通信先の台座も同時に動く様子を撮影しに行って気付いた)。脱線にも程があるので本件はこのへんで。
- ねんどでNomai像のミニチュアを作ってみて改めて思ったことですが、繊細な作業が要求されるはずの彫像を、よりによってあの環境で作っていたPhloxは冷静に考えなくてもどうかしているのでは?(突然の暴言) ほとんどエクストリーム・アイロニングとかの領域ではないか。ぼくにはとてもできない(by某勇者)。同じく巨人の大海の施設でも建造ヤードは砲を軌道上に設置するという直接的な目的があるからまだいいが、像に関してはもっと安定した惑星に材料を運んで作っても別に問題はなかったのではないか。わざわざ工房内に対竜巻用重力装置(※正式名称不明)を設置してまであそこで制作を続ける必要はあったのか甚だ疑問である(しかもセリフの内容からしてあの場所に住居も構えていたっぽい)(助手というかアシスタント的な人とかもいたのかな?)。あの奇天烈な環境が逆に彼の芸術家魂に火を付けたのか? 削った石から出た細かい粉塵を定期的に「自動洗浄」してくれるのが便利だったのか? ほかのNomaiも誰もツッコんでないのも気になるが、Nomaiの環境適応能力が非常に高いのは太陽なき街や空中都市の例からも明らかなのでNomai的にはあの環境も常識の範囲内であった可能性は否定できない。ぼくにはとてもできない。
- 記憶の像といえば、Nomaiには超能力のように石を切り出す謎の技術があったようだが(参考:量子の月のSolanumさん)、像の製造工程はどんな感じだったんだろう。岩から石を取り出す技術は立体版レーザーカットのようなものとも言えるが、例えばあらかじめ用意しておいた3Dモデルを石材に適用して一発で像を彫り出すようなやり方も技術的には可能だったと思うんですよね(※言うまでもないが想像)。しかし作りかけの像を見るにPhloxの像は伝統的な手法(=石材を少しずつ彫る)で作られていたのは明らかだし、ノミとトンカチとまではいかなくてもそういう機能のツールで時間をかけて制作していたのは確かである。像に使われた石は
「おそろしく頑丈」
(Hal談・Hornfelsの調査より)らしいが、彫像工房にはそれに対応するような特別な道具は見当たらないので、石を切り出す超能力(仮)を極小の範囲で使って作っていたのではとかそういう想像をしました。ねんどをこねてる間に。 - それにしても、あれだけの一大プロジェクトの中でそういう余裕が許されていたというのもなかなかとんでもない話ではないか。機能だけを求めるならもっと早く作れるシンプルな形のものでも別にかまわないだろうに、わざわざ凝ったデザインの石像を(しかも1体だけではなく各地に設置するだけの数を)制作しようと考えてそれが受け入れられるのがすごい。ゲーム内にテキストはないが、たぶんワープ塔のデザインを移動先ごとに変えようと提案したときのようなやりとりがあったのだろう(←この案が通ったのもすごいが)。ワープコアの開発とか太陽ステーションとか時間がかかりそうなミッションは他にもあったわけだが、それらと比べて優先度の低そうな案件でも個人の案や要望が通る社会だったのがすごいよな、とあらためて思いました。なんというか、
「文化がちが~~う!」
(『ヒストリエ』より)とか「心に余裕がある生物 なんとすばらしい!!」
(『寄生獣』より)とかのセリフを思い出してしまった(なぜ岩明均作品ばかり)。 - 石といえば木の炉辺の採掘場にもそれに必要になるような機材の類いは無かったわけだが、これに関してはSolanumさんがやっていたように超能力(仮)で石材を切り出して念力(仮)で浮かせて搬出していたと考えればおかしくはない。超能力と念力の仕組みが謎なだけで(謎のランクが特大すぎる)。建造ヤードで砲のパーツを竜巻で飛ばすときも途中までは念力で動かしていたのかな? 想像するとなかなか壮大でカッコイイ光景が浮かぶが。なお浮かせられる物体の大きさ(重さ)と動かせる時間は実際謎。Solanumさんがアイコン石の台座を用意してくれたときの動作を基準にするなら、「漬物石程度」の石を「複数個(少なくとも7個)同時」に「数秒間」操ることができるのは確定。そういえばNomaiの宇宙服にはジェットパック的な装備が見当たらないので、ひょっとしたら自分自身を念力で宙に浮かせるようなことも出来たのでは…と考えるのは妄想が過ぎるか(このコーナー大体全部そうです)。
- Nomaiの装置に使われている光る玉を操作するタイプのスイッチですが、あれの仕組みも超古代文明の超技術としか言いようがない謎っぷりである。Hearthian製の装置には物理スイッチしか用いられていないからおそらく仕組みは解明されていないのだろう(需要もあんまりなさそう)。使用者の視線の動きを読み取っていると思いきや探査艇のコックピット越しだと反応しないのも微妙に謎(※いわゆるマジックミラー的なやつだからかもしれないが)。2名以上で同時に操作しようとしたらどうなるのかも謎。視覚ではなく使用者の意識を検知して動作するするシステムなのではと考えたこともありましたが当然正解は謎。でも生き物の意識のようなものを読み取る技術自体は存在していたはず(でないと記憶の像が成り立たない)。
- 記憶の像が記憶を保存する仕組みもかなり謎技術だが、こっちに関しては考えようがないからあまり考えていない(正直)。少なくとも「Nomaiの記憶」「Hearthianの記憶」そして「探査艇のコンピュータのログ(航行記録)」の3種類のまったく異なる規格に対応しているという一点だけでもマジモンの超技術としか言いようがない。柔軟性が高いどころじゃねえ。もう魔法だよ魔法。
- だがそれすらもNomai的には特に話題にするほどでもない程度の技術だったっぽいのが一番ヤバイかもしれん。灰の双子星プロジェクト発足時にも『記憶の保存方法』についてはこれといって議論されていないのを見るに、技術自体は当時すでに存在していて驚くようなことでもない程には認知されていたと考えるべきか。それを裏付ける証拠と言っていいかは分からんが、YarrowとDazが像の出来栄えを褒めるセリフはあるのに、記憶保存装置に関してはDazとPhloxが装置の仕様説明をする程度しか言及がないんですよ(記録が消失しただけかもしれんが)。Nomaiの価値観どうなってんだ。文化が違う。
20210605
Annapurna Interactive「next week, y'all, next week 😏」
匂わせはやめろ。やめて。- カモシカ、四つ目? 1本角! 石巻の岡本さん撮影 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS/本当は目ではない(※眼下腺)が写真が絶妙すぎる。
- 『Outer Wilds』のプレイ時間が100時間を超えていた。Steamクライアントに表示されるプレイ時間はゲームを起動していた時間をそのまま反映しているだけで実際は一時停止してトイレに行ったり手汗を拭いたりしている時間も加算されているわけだが、一応記念として記録しておく。なお自分のライブラリ内だと一番プレイ時間が長いのは『Terraria』です。何時間やったかは黙秘。
- なお全実績解除はまだしていない。航行記録が更新されなくなるバグ(※感想参照)がクリア後に発覚した件で多少やる気を失ったのもあるが、今となってはむしろ「まだ解除してない実績があるから完全クリアじゃないし」をゲームを起動し続ける口実にしている。誰への口実かは不明。本編クリア後にうっかり実績の内容を見てしまったのを後悔しているのもある。隠し実績をそうと知らないまま解除したならクリア後にもまた新たな驚きもあっただろうに…というかこれは『Outer Wilds』本編と同じようなものですね。とはいえ自力ですべて見つけるのは不可能な内容なのでこれに関してはネタバレを見る前提で用意されたものだと思いたい。製作者もそこまで鬼ではあるまい。
- Hearthianのマシュマロ缶が売り物じゃない(多分)(そもそも貨幣があるのか問題)のに商品パッケージのようなデザインなのは現在も解明されていない本作の謎のひとつである(大真面目な顔で)。魚の缶は魚の絵が載ってるだけだから余計に謎が深まる。ラベルにVenturesのロゴマークが入っているということは缶入りマシュマロ自体が宇宙進出にあたって開発されたものである可能性もあるのか、と仮定すると前バージョンとの違いを表すためにラベルのデザインも進化した結果だと考えられなくもないか。そこまでしてマシュマロを宇宙に持っていこうという情熱…そりゃ次の宇宙にも生まれますわ(妄想が根拠の納得は止めよう)。缶蓋がいわゆるプルトップ(※イージーオープンエンド)なのも地味に凄い。
- Hearthianの食生活も色々謎というか、そもそも食べてるものが魚とマシュマロ(と樹液ワイン)くらいしか情報がないから肉食なのか雑食なのかも分からん。ワイン職人のPorphyが
「たくましい狩猟採集生活は試行錯誤から生まれる。つまり、私らの祖先はとんでもないものを山ほど食べて生き延びてきたってことさ。」
などと言っているので完全な肉食(魚食)ではないのではないかと思うがどうか。マシュマロ以外のお菓子はあるのか、Feldsparは闇のイバラにどれだけ食料を持ち込んでいたのか、Eskerはどうやって食料調達してるのかなどと考え出すと止まらない。後者は村に無線で連絡して送ってもらうのかしら。UberEatsか。 - そういえばOuter Wilds Venturesの創始者のうち、探査艇を操縦できるのはFeldsparとGossanだけなのかしら。HornfelsはFeldspar発見報告をしたときに
「Gossanに無線で連絡して探査艇の準備をさせよう。Feldsparを家に連れ帰るのは間違いなくGossanの役目だ。」
と言ってるからGossanが操縦できるのは確実だがHornfelsは微妙。Slateはエンジニアだが作ったもののテストはFeldsparに任せていたっぽいからこっちも不明(動かし方は当然知っているからまるで操縦できないわけではなかろうが)。Gossanが宇宙でどれだけ活動したのかも謎だが、もし例の目の件(詳細不明)があって比較的若いうちに宇宙飛行士を引退するのを余儀なくされたのだとしたらそりゃまあ話題にするのは気まずいよね。で、実際なにがあったんだ。目の件。 - 双子星の砂が移動する現象、ゲーム本編だと(当然だけど)毎回必ず発生するからなんとなく高い頻度で発生してそうな気がしてしまうが実際どれくらいのサイクルだったのか。あまりに頻繁だとNomaiたちがワープ塔を建てるヒマもないはずだから実は数日くらい発生しないときもあったりして。もしそういう日が宇宙滅亡の日だったらゲームクリアは不可能だったわけだが。ランダム要素で砂がなかなか移動しないループとかがあったらイヤすぎる。
- ワープ塔といえば、先輩宇宙飛行士たちの誰かがワープ装置の受信機に乗ってうっかりワープしちゃった事件とか無かったんだろうか? 博物館にあるワープコアはどこから入手したのか不明だが、偵察機にワープ装置が組み込まれている以上はHearthianの歴史のどこかの段階でワープを経験したHearthianは一人はいたはずなんだよな。その割にワープ塔の仕組みについて述べているHearthian側の記録が無いような気がするが具体的にどういう経緯でワープ装置の存在を知ったのか謎である。最も『近所』にある木の炉辺のワープ受信機は博物館に写真展示もあるくらいだから何かあるとしたらやはりこれ経由だろうか。いずれにせよHearthianにとってNomaiのワープ装置との出会いが歴史的ビッグイベントであったことは想像に難くないし、それこそ「特に話題にするほどでもない程度」の出来事(=Hearthianには義務教育レベルの常識的知識)だからあえて言及がなかった説も無くはない。
- といった感じで、Hearthianの技術的進歩の歴史も単体でそこそこボリュームがあるストーリーが作れそうなくらいのポテンシャルがありますよね。数々の超技術との遭遇および利用方法の解明から実用化までの道のり、
そして引き起こされる火災とイベントも盛り沢山。なにしろ肉眼で見える距離にあれだけ不思議な天体がゴロゴロいるのだから、Nomaiがあの星系に来ていなくても「宇宙に出てみたい」と思うHearthianが現れることは必然の定めだったかもしれないが、それでもNomaiたちが残した技術(と好奇心)によるブーストがなければHearthianの宇宙進出が宇宙滅亡まで間に合わなかった可能性もあったと考えると色々と因果なものを感じる。ループが発生していることすら誰も知らないままある意味で永遠の存在と化す「終わりのないのが『終わり』」
エンドですよ。Hearthianが宇宙への好奇心を持つことなく暮らしていたら確実にこの『結末』を迎えることになっていたわけで、そのことにも寓話めいたものを感じなくもない。
20210612
Annapurna Interactive「Join us at 12pm Pacific on July 29th for the Annapurna Interactive Showcase! We've got gameplay reveals, new game announcements, and a few more surprises. #SummerGameFest」
わたしは死を覚悟した。現場からは以上です。- ストアページの『フル音声』の欄に英語のとこだけチェックが入ってる謎についてちょっと考えたが、もしこの表記通りにゲーム本編がフルボイス(英語)だったとしたらエンディングのSolanumさんは何語で喋ってるんだ問題が再浮上してしまうことに気がついた。数行のセリフのためだけに架空言語を用意するようなサプライズ演出があったら激アツだが手間がかかるだけでなく更に別の問題(文章は翻訳できても発音知らないんだからヒアリングはできないだろ問題)が出てきてしまうから難しいところである。テキストだけなら
「『言葉』ではなく『心』で理解」
したことにできるけども。 - 大昔の人が使っていた言葉(古語的な)は文章としての読み方はともかく音声情報はほぼ失われているから同じ文字列であっても正確な発音は当時の人たちが使っていたものとは実は違う、みたいな話があるが、SolanumさんのNomai語と現代(※『船』に届いていたメッセージなど)のNomai語にもひょっとしたらそういう違いがあるかもしれんな。発音抜きにしても約28万年の間に新しい言葉(や廃れた言葉)がいくつ出てきたかなどは想像のしようもない。主人公の翻訳ツールはそういうのはおかまいなしになんでも訳していたが。
- 別星系にいるNomaiたちとのウラシマ効果的な時差を考慮すると実際は約28万年のズレでは済まないかもしれないが、これも想像のしようがないのであまり考えないものとする。ところでNomaiたちが使っていたブラックホール式ワープ装置で到着時に時差が生じるのはゲーム本編の通りですが、Escallたちが『眼』の星系に来た時の超長距離ワープではそういうのはなかったのか? 他のNomaiたちが『船』を見つけられなかったのはEscallたちが距離だけでなく過去に向かってワープしていたから…なぁーんて想像はヤバイ?ハハハ
- …などと半分冗談で書いてみたが、ホワイトホールステーションのテスト当時にマイナスの時間差についてPokeやPye、Ramieたちが疑問に思っている様子を見ると、少なくともAnnonaがワープ技術を開発した時点ではこの事実は知られていなかったわけですよね(そうでなければNomaiがこんな興味深い事象を放っておくわけがない的な意味で)(もちろん弟子のPokeも知らなかった)。大規模ワープには当然より多くのエネルギーが使われるはずだから(※『船』でのワープ前の記録に、Annonaが
「ワープコアの準備はできていますが、かなり大規模なワープになるので、その後、コアをリチャージする時間が必要です。」
と発言している)、22分とまではいかなくても距離的なワープと同時に数秒程度は過去に遡っていた可能性は否定できない。そしてたった数秒といえど『過去』に向かって通常の通信が成立するかというと……なんだか混乱してきた。「あまり考えないものとする」などと書いておきながら思いつきをダラダラ続けるのはいかがなものか(このコーナー全部そうですが)。 - なおこの仮説だと、「『眼』の星系へのワープ直後に『船』からの通信ができなくなった件」と「他部族のNomaiによる『船』の捜索が失敗した件」はともかく「通信不可能だったはずの『船』にCannaらのメッセージがに届いていた件」についてはよく分からなくなる。数万年の間に他部族のNomaiもワープ時の時間差に気が付いて通信にもそれが考慮されるようになったのか、宇宙滅亡のなんやかんやとか何かがあって外部との『時間差』が縮まったのか(そもそも数秒程度だし)、それとも前提が間違っているのか。最後の説が最も有力。
- 素朴な疑問:Nomaiが杖で文字を壁に出力するやつ、床というか地面に書いてるところもあるけど土とか積雪とか形が変化しやすいものの上に書くとどうなるのかな。
- 焚き火で『うとうとする』のが時間短縮機能のようで微妙にそうでないのは純粋に不便だが、すべての天体の状態が常に変化する本作の仕様を考えると仕方ないところはあるのかな、と時限イベント検証のたびに自分に言い聞かせている。待ち時間を直接入力できる仕様だったとしても状況の再計算と反映のための待ち時間は絶対に生じるよね。
- 失敗したときのリトライは面倒だけど、何らかのアイテムを作っておくとかフラグをいくつか立てておくとかリトライのための回り道的準備が要求される状況が少ないのは「親切」と言えなくもない
(カギカッコが付くタイプのだけど)。失敗してもゲーム内でのペナルティはないからリスクを恐れず好奇心の赴くままにどこでも何度でも探索しようねというスタンスのシステム設計と言える。ループを断った後の死亡ですらリトライ可能なのはそういう理由もあるかもしれん(設定的には賛否あるようだが)。 - Nomaiが作ったあらゆる装置が数万年もノーメンテ状態なのに長持ちしている謎について。これまでも何度か指摘しようとしては「そこはツッコミポイントではない」と自分を戒めてきたが、更にもっと冷静によく考えたら太陽ステーションの機器類があの環境にもかかわらず全部無事な時点で『あれらは我々の想像を遥かに超えるレベルでもともとメチャクチャ耐久力がある装置だった』と逆説的に証明されているのではと思い始めました。時には常識を疑うことも大事だ(?)。
- 量子の月に行くときは偵察機を月の中に入るように撃ち込みながら撮影して着陸するようにしているのだが、偵察機がどの位置・角度から入っていったとしても毎回必ず南極に偵察機が着地しているから一応あのルールはどの状況でも適用されると思っていいのかね。もちろん『南極』である理由は今も謎。なんとなく磁性というか地磁気的なものが影響してるような雰囲気はあるが。
- なお月の中に打ち込む理由は、テキトーな方向に撃ち出すと稀に偵察機の回収装置が月侵入直前に作動してしまい着陸に失敗することがあるからです。事故防止。
- 第六の場所から量子の月の外に出ようとしても謎の力に阻まれる件、もし逆に『眼』の側から月の中に入ろうとしたらどうなるのか考えようとしたが、『眼』の上空は雷ビリビリだから『眼』から出ようとする行為自体がそもそも危ないのだった。クラゲコーティングを施した新型探査艇を作れればどうにかならんか(イヤすぎる)(おもにニオイの面で)。月と『眼』の距離は結構離れている(※画像上の中央やや左に月が写ってます、わかりにくいが)から雷のせいで月の外に出られないわけではないと思うが。
- Nomaiたちが様々な天体や自然現象について検証したり仮説を立てたりした記録、これらはあくまで当時のNomaiたちが観察・考察したものであってそれらが実際に正解だったかどうかは分からないのだ、みたいな視点のヒネた謎解きがなくて本当によかった。
20210619
- 『The Outer Worlds 2』発表。高評価オープンワールドRPG続編がXbox Series X|S/PC向けに発売へ | AUTOMATON/ややこしいタイトル仲間である『Worlds』のほうもE3で新情報発表(関連:わざわざ注意してくれる親切なIGN Japanのツイート)。更にAnnapurna Interactiveから発売予定の新作・12分間をループする『Twelve Minutes』も発売日決定。別方向からのややこしさが展開されている。
- PlayStation Storeの
『注目のLGBTQ+ゲーム』
なる枠で『Outer Wilds』が紹介されていた(『The Outer Worlds』も載ってるよ)。確かにNomaiには同性カップルもいるが、Hearthianたちがおそらく性別(ジェンダー)のない種族だというのもあるだろうか。リストの隣にいる『Hollow Knight』も主人公と同胞たちが無性という設定だったはずだからそのへんが基準になっている可能性もなくはない(あとはサブイベント関連?)が選定の理由が書いてないから真相は謎。 - そういえば、Minecraftの最新バージョンでTuff(凝灰岩)のブロックが追加されていた。おめでとう(?)。
- いきなりだが、アンコウの推進力、何??? いや、今まで微妙に疑問だったんですけど闇のイバラの内部って別に水が満たされてるとかじゃなくて普通に無重力的な状態ですよね?(でないとFeldsparのキャンプ地が大変なことに) じゃあアンコウがあの触手みたいなヒレ?足??をウネウネさせたところで前とか後ろとか進めるの?? 博物館のアンコウの解説には
「大気の希薄な暗所での生息に適していると思われる。」
と書かれているが、希薄な大気内でも移動を可能にするためにヒレより自由に動く触手の手足に進化したとでもいうのか? なんなんだあいつらは。 - アンコウは目が見えないという設定はもちろん実在する深海魚の特徴を参考にデザインされたものなのだろうが、光がほとんど届かない深海と違って闇のイバラの内部は光源なしでも謎の光で常に明るいので、もしかしたら進化の過程でアンコウたちの目に光が宿る日が来ていた可能性もあったのかもしれないと思うと恐ろしくて朝昼晩と眠い。
- それにしてもあのわけのわからん生物を見て「anglerfish」と名付けたHearthian、自分たち以外の動物は魚しか見たことがなかったからなんだろうなという感じがする(ジョーク)(ややメタ)。ついでにクラゲも「jellyfish」だしね。我々プレイヤーの目に見えないだけで他の生物も存在する可能性はゼロではないが(例:木の炉辺で鳴いてる虫か何か)。
- ところでFeldsparが墜落する前まではHearthianにとって闇のイバラは前人未到の地
(地面ないけど)だったわけだが、前述の「大気の希薄な暗所」
とは闇のイバラ内部のことを指すのだろうか? 大気の有無くらいは偵察機かなにかで調査できるだろうからそれくらいの情報は持っていてもおかしくはないが。 - 博物館の標本アンコウ、あいつも成長したら闇のイバラにいる連中並の大きさになってたんでしょうか。金魚は大きい水槽で飼うと大きく育つと聞くから飼育場所を変えない限りは大丈夫かな…(なんの心配?)(あんな危険生物と一緒にするなと脳内金魚業界からの猛抗議が)。
- ちょっと気になる件:ゲーム開始直後から最初の超新星爆発(or死亡)までの間にゲームを終了しようとすると
「進行状況は失われます」
の表示が出るが(※発射コードをもらう前からやりなおしになる)、記憶の像とペアになった後すぐにはまだ記憶は保存されていないということなんだろうか? ペア直後に像に記憶が送られていくような画面演出はあるが、あれはあくまで像自体に記憶を一時保存していますよという表現であって灰の双子星プロジェクト内部の記憶装置には保存完了してないのかしら。記憶の送受信(像→記憶装置、記憶装置→ペア対象者)が行われるのは超新星爆発による先進的ワープコアへのエネルギー供給のタイミングだけで、これが行われるまでは『セーブ』したことにはならないとか? 設定上は理にかなっている気もするが、一方で先進的ワープコアを取り外した後はいつもの選択肢が出るから単なる仕様かも。そうでなくても航行記録は発見し次第追加されるし。ただの考えすぎ案件だった。 - 灰の双子星プロジェクトによって『宇宙の眼』の座標が特定された時点で『眼』はその座標の位置に固定された(※量子の月やかけらを撮影したときと同じ挙動)と最近まで思っていたが、それだとNomaiが作った眼信号探知機がゲーム本編時点でもグルグル動き回る件と矛盾することに気が付いた(※おそらく座標特定前は『眼』自体が常に動き回っていたのが探知機誤作動の原因、と考えた場合の話)。もしかしたら本当に探知機のほうに問題があったのでは説が急浮上してしまったが、ここはもうちょっと考えて、『眼』は座標特定後も相変わらず動き続けてはいるが、主人公が探査機追跡モジュールで座標を認識=観測したことによって『眼』に向かおうとしたときにだけ『眼』が座標の位置に存在することが確定するのだとかそういうことにしておきたい(※あくまで仮定)。より厳密にはプレイ開始直後に先進的ワープコアを引っ掴んで『船』に向かっても『眼』にワープはできるがそこはそれよ(どれ?)。
- ただし『眼』で遠くに飛ばした偵察機との接続が断たれる件に関しては『眼』が動き回っているのが原因だとは断言できないので(※正確にいうと、意識的観察者が中にいるときの『眼』がどんな状態なのかの情報がないから判断不能)、そもそも『眼』に通信の類いに影響を及ぼす何かがある可能性もなくはないんだよな。偵察機の通信まわりの仕様が分からないからなんとも言えませんが、我々の宇宙でも雷が発する電波でラジオに雑音が混ざったりすることがある(参考:気象庁)というから無線的なものがそういう影響を受けるのはあったりなかったりするかもしれんな(いくらなんでもあまりにも雑)。『眼』で発生している雷は実は演出のためだけのものではなかった可能性を考えるとちょっと面白いけども。
- ところで、上記の眼信号探知機がNomaiが思うように動かなかった原因の仮説を説明する動画を作ったからせっかくなので3秒くらい見てほしい。青い線が『眼』からの信号(※こんなに真っ直ぐに放射してるわけではないと思うが分かりやすさ優先で)、オレンジ色の矢印が探知機が指す方向。
- 前回も言及したAnnapurna Interactive Showcase 2021のトレーラー、色々言いたいことはあるが、一番気になるのは『眼』のシンボルマークのようなものが落ちてるシーン(0:42あたり)。まずこの場所自体がゲーム本編で見覚えのない部屋だというのもあるが、よく見るとこれ『眼』のマークとはちょっと違うんですよ。『Outer Wilds』本編の『眼』のシンボルは外側に向かって放射状に線が伸びてるデザインだけど、トレーラーのは放射状の線が途中で十手のように枝分かれしてる(参考)んですよ。つまりこれは『眼』のシンボルによく似た違う何かということだ。どういうこと?????????????????? この点だけでも色々と思いつくことはあるがまだなんとも言えんぞ。ついでに右側に倒れてる椅子のようなものも本編に出てきてないやつだし……なんなんだこの椅子は…………(椅子は別にどうでもよい)。実はAnnapurna Interactiveから出るまったく別のゲームの映像で『Outer Wilds』とは無関係でしたとかいうオチだったら誰もいないところで暴れます。ウオー。
20210626
- 宇宙探索ミステリー「Outer Wilds」の新カットらしき映像が公開に プロデューサーのマシ・オカ氏も反応 - ねとらぼ/
『6月19日追記:Steam版で新たな実績を確認』
流石ねとらぼ情報が速い(白目)(前回更新分をアップしてから見た)。 - 実績が追加ということはいよいよアートブックとかのボーナスコンテンツ系DLCではないことが確定しつつあるな(←未だに現実を直視できず無駄な抵抗している)。
- ごくまれにだがジェットパックの噴射が止まらなくなり軽く浮き続ける状態になるバグが発生するんですが、よく見ると普通に燃料は減り続けてるから悪用できなさそうなのが残念である。
- 記憶の像は灰の双子星プロジェクト関連の場所に散らばるように置かれているが、よく考えたらバラバラに配置する意味はあまり無いよね(超新星爆発による像の破損を想定していた可能性はあるが、その場合究極的に言えばあの星系内に『安全な場所』は存在しない)。ペアになった者がループ開始時にどこにいるか・どういう状態であるかのほうがよほど重要である
(例:探査艇が海水浴中にループに入ったGabbro)。それでもなんとなく太陽ステーションの像(なぜか2つもある)とはペアになりたくない感がありますね。気分的に。 - そもそもループを止めるだけならプロジェクト実行時に先進的ワープコアを取り外すための人員をプロジェクト内部に配置しておけばそれで済むはずなので、具体的にどういう流れで作業することになっていたか微妙に謎である。訓練をやったような記録もないしな。特殊な事情でもなければ練習も要らないような作業だからそこまで気にするNomaiがいなかったということなんだろうが。
- ところで、もしループ中に記憶の像が破壊されるようなことがあったらペアになっていた者の次ループ以降の記憶はどうなるのか。よくわからん状態の破損データが脳内に送り込まれるとかだったらイヤすぎるな。もちろん記憶保存装置が送受信するのはループ内の記憶だけだからいきなり全記憶喪失あるいは人格崩壊みたいな恐ろしいイベントは起きないと思うが…いや、「上書き」の仕組み自体が分からんからループ前の記憶にまで影響が及ぶような事態もありえなくもないかも…。
- 博物館にある記憶の像の解説文、
「枝角の一部として彫り込まれている装飾的な宝石にも注目してほしい。」
って書いてありますけど、Nomai像には宝石は使われてないですよね。英語版だと「Note the decorative jewelry that has been carved as part of the antlers.」
となっているから文章的には間違いではないのだが、ジュエリーはジュエリーでも貴金属とか装身具のほうのジュエリーですよね、たぶん。しかし貴金属らしき金色のパーツが使われているのは首まわりの装飾部分および開眼時の目玉だけだから「枝角の一部として彫り込まれている」
わけではない気がするが、これに関しては原文からこうなのでよく分からん。枝角の一部がバカには見えない宝石で出来ている可能性も(ない)。 - なおアルファ版のNomai像にも宝石らしきパーツはないので開発初期のテキストがそのまま残っていたパターンではなさそう(ツノないし)。関係ないけどこのデザインあまりにも怖すぎる。こんなのが目の前でいきなり動いて光りだしたら漏らす。
- ふと思いついたが、先輩宇宙飛行士たちの探査艇の置き場所はそれぞれの性格を表しているような気がしてきた。Gabbroは文字通り風まかせ波まかせ、Riebeckは興味があるもの(※南部観測所)の間近に=探究心が強い性格、Chertは星がよく見える高台、Feldsparは……色々やりすぎな性格とその結果という感じか。アトルロックにある探査艇はEskerのものかどうか不明ですが(※アルファ版『Outer Wilds』の探査艇が元ネタのイースターエッグかも、というReddit情報)、もしEskerのであるなら文字通りアトルロックに根っこを張った精神状態と言えるのではないか。テキトーな心理テストみたいでちょっとアレだが。各登場人物とは22分間の付き合いしかできないぶん、こういう細かいところでもキャラクターの演出をやってるのかなと思いました。
- 性格といえば、Riebeckのキャンプ地が非常に眺めのいいロケーションにあるにもかかわらず、Riebeck本人はなるべくそれらを見ずに済む方角を向いて座っているのが非常に人間臭くて好きですね。おそらくそのへんに落ちていたであろうNomaiの入れ物(植木鉢?)を活用してるのも良い。
- ゲームをいくらか進めると、先輩たちのそれまでの探索が(プレイヤーのと比べて)非常にゆっくりとしたペースであるように感じてしまわなくもないが、冷静に考えると行ったきり戻れないような探索をして情報を持ち帰れるのはそれこそ記憶だけループするような状況でもなければ不可能なわけで、別に先輩たちがのんびりしてるんじゃあなくて主人公が置かれた状況が異常なだけなんですよね。なお単に不死身なだけだと移動or脱出不可能な状況になったらそのまま詰む。いわゆる
「そのうちカーズは考えるのをやめた」
状態。 - 行ったっきり戻れない冒険といえば個人的には『メイドインアビス』だが、今日まさかのハリウッド映画化とプロデューサーがマシ・オカさんというニュースが出てておどろいた。つくし先生も把握しているそうなので噂レベルの飛ばし記事ではないと思うがマジであれやるの…?(『Outer Wilds』とは関係ない話題ですがプロデューサーつながりということでひとつ)
- 近頃は、『Outer Wilds』に対して「記憶を消してまた最初からプレイしたい」から「もし記憶を消せたとしても今のおれの思い出を失いたくない」まで感情が変化しつつある(唐突な自分語り)。もしプレイ日記でも書きながら遊んでいたらまた違った感想を持っていただろうが。