おおよその時系列

テキスト内の画像について ←このアイコンがあるテキストをタップorクリックすると画像が表示されます。

このページは『Outer Wilds』のネタバレを含みます。ゲームをクリアしてからご覧ください。
当サイトの内容の転載・複製・剽窃・二次利用を禁止します。これらの目的でサイトを閲覧するのはお止めください。

(公開:2020年8月15日/最終更新:2023年9月26日:脱字バグ解消につき一部修正)

目次

  1. 『流れ者』の来訪
  2. 『船』の墜落
  3. 信号の再捜索
  4. 灰の双子星プロジェクト
  5. Nomaiの最期
  6. Hearthianの宇宙進出
  7. 宇宙の終焉直前

はじめに

ゲーム本編のおおよその時系列をまとめました。作中には詳細な年表が登場しないため、それぞれのイベントの順序はあくまで推定です。

:当サイトでは『Escallの船』を『船』、ゲーム本編の舞台となる星系を仮に「『眼』の星系」と表記しています。

このページはDLC『Echoes of the Eye』の情報を含みます。
 閲覧したい方はこちらをタップ or クリックしてください。

←この表示がある行・項目はDLC『Echoes of the Eye』の追加要素です。

『流れ者』の来訪

  • どこか遠い星系で、鹿のような角を持つ人々(※種族名未発表が『宇宙の眼』の信号を観測する。
  • 人々は母星のあらゆる資源を使って巨大な環状の宇宙船=流れ者を建造し、『眼』を目指して旅立つ。
  • 『眼』のある星系に到達した『流れ者』の住人はビジョントーチを用いて『眼』を分析するが、映し出されたのは『眼』によって宇宙と自分たちが滅亡するビジョンだった。住人は激怒し、『眼』の神殿を焼き払った。
    • ビジョントーチは分析対象が持つ記憶や情報を映像に変換し、ビジョンとして出力する。その映像の解釈はビジョンを見る者に委ねられる。
    • 燃え殻諸島の神殿が焼き払われた一方、隠れ峡谷の神殿跡はシンボルが落とされ、室内が荒らされる程度に留まっている。
    • 彼らが具体的に何を期待して『眼』を目指したのかは不明(余談)。
  • 『流れ者』の住人たちは『眼』の信号を妨害するための宇宙船を作り上げ、『眼』の軌道上に配置する。これ以降『眼』の信号発信は途絶えた。
    • 『流れ者』は太陽の近くに戻った後、クローキングフィールドの中に身を隠した。それから数十万年もの間、NomaiにもHearthianにも発見されなかった。
    • 『流れ者』の住人たちは『眼』の星系には興味を持たず、おそらくどの天体にも立ち寄らなかった。ゲーム本編で『流れ者』および『流れ者』の住人たちの痕跡が見られなかったのはこのためと思われる。
    • 備考:妨害装置(宇宙船)はゲーム本編の時代でも稼働し続けている
  • 旅の目的を失った『流れ者』の住人たちは母星を懐かしむが、かつての美しかった故郷は『流れ者』建造のために失われていた。
  • 住人は仮想の世界(模擬現実)に故郷を再現し、眠りにつくことでそこに訪れることができる道具(遺物)を作り上げた。
    • 模擬現実の開発は一筋縄ではいかず、遺物の実験で起きた事故では『流れ者』外殻が破壊され犠牲者を出した。
  • 模擬現実の完成後、人々は各居住地に作った隠し部屋に入って眠りについた。
  • その後、片方の角が欠けた住人が密かに『眼』の信号妨害装置を停止させるが、すぐに他の住人たちに見つかり捕らえられた。
    • 『眼』の信号はほんの一瞬だけ解放されたが妨害装置によって再び遮断される。妨害装置のインターフェースは破壊(焼却)され、これ以降『眼』の信号が発せられることはなくなった。
  • 信号を開放した者は一族を裏切った罪で保管庫に幽閉された。
    • 信号を開放した者=囚人を閉じ込める牢獄として、新たに巨大な金属構造物が建造された。模擬現実にも(他の住人が暮らすエリアとは別の場所に)独房が作られた。
    • 金属構造物を吊るクレーンを動かすためのインターフェースは後に焼却・破壊された(時期不明)。
  • 構造物が川に沈められたあと、『流れ者』の住人たちはスライドリールを回収し、模擬現実にバックアップを取ってから焼却処分した。
    • ほとんどのスライドリールは完全に燃やされたが、ごく少数のものがシーンの一部を(再生できないように)焼き溶かした状態で残されている。すべてのスライドリールを処分しなかった理由は不明。
    • 時期不明:保管庫のロックを解除するための3つのコードも焼き払われた。保管庫のコードが書かれた容器は模擬現実の各地に隠されたが、そちらも後にデータが削除された。誰が何の目的で隠したのか(なぜ隠したのに「隠したこと」を記録に残したのか)、なぜ最終的にバックアップまで消去したのかは不明。
  • 『流れ者』の住人たちは眠りにつき、長い時が過ぎる。
    • 住人たちは最終的に模擬現実に集まり、現実の住人の肉体は死亡した(時期不明)。
    • 備考:『流れ者』が『眼』の星系に訪れたのは第5惑星=闇のイバラ今の姿になる前、つまり28万1042年以上前(※Nomaiが来るよりも更に昔)の出来事である。
    • 『流れ者』の中には幽霊物質が残っているが(上記の理由から)これは住人たちの死亡の原因ではないと考えられる。
  • 備考:『流れ者』には太陽の活動を自動で検知して超新星爆発の影響範囲から離脱する機能がある。これによって『流れ者』の住人たちは超新星爆発後も「生き延びる」ことができる(離脱の準備に伴うダム決壊による影響などが無ければ)
    • DLCで追加されたエンディングでは、太陽が超新星化した後も『流れ者』内で主人公が生き続けられる可能性が示唆されている。『流れ者』の動力源は不明だが、少なくとも模擬現実のシステムが即座に停止する事態にはならないようだ。

『船』の墜落

『宇宙の眼』のメモ

Nomaiが『宇宙の眼』についてどう考えていたかの記録(引用)。

記録を開く
脆い空洞:脱出ポッドから避難後の記録
  • THATCH:この知識は失うには惜しすぎる:に乗っている間に遭遇した信号のことを思い出させるものがすべてここにある。
    • FILIX:信号は宇宙そのものよりも古かった!これが一番重要な点だ。
      • PLUME:これまでああいうものに遭遇したNomaiの部族はいなかった!この宇宙に存在していながら、宇宙そのものより古いなんてことがありえるのか?
        • THATCH:あの眼からどれほど深く貴重な知識が得られるか想像してみて。なんとしてもこの宇宙の眼を見つけなくては。
    • FILIX:信号は眼のように見えた:丸くて、中心には瞳によく似た円があって。(信号は何かを探していたんだと思う)
脆い空洞:祭壇
  • 宇宙の眼とはなんだろう?
    • は我々をここに導いた信号の発信源だ。
    • おそらくはより進歩した存在なのだろう。
    • は宇宙よりも古くから存在している。どれほどのことを眼から学べるだろう。
      • 宇宙図書館のようなものかもしれない!
  • がこの宇宙よりも古くから存在しているなんてありえない。
    • もしかしたら前の宇宙の遺物なのかもしれない。
      • 生まれた頃の宇宙は想像もつかないほど熱く、窮屈だ。それ以前に何かが存在していたとしても、滅ぼされていたはずだ。
        • ということは、宇宙は推測されていたよりも前から存在していたのだろう。
  • の信号とは何か?
    • おそらくはコンタクトを取りたがっているのだろう。
      • 信号は眼からの呼びかけだ。はたして我々に向けたものだったのだろうか?
      • 信号はの声だ。眼は我々には理解できない言葉を話す。
        • あるいは信号はの自己表現の試みなのかもしれない。
    • 特記事項:我々は信号からのおおよその年齢(あるいは年齢の欠如?)を推定することができた。
燃え盛る双子星:祭壇
  • 我々に呼びかけてきたのなら、なぜは姿を現さないのだろう?どうして位置を突き止めるのにこれほど苦労するのだろう?
    • 何か起きたのだろうか?
    • 信号は止まってしまったのか?はもう発見されたくないのだろうか?
      • おそらくこれはの意志ではないのだろう。にとっては、これまでの呼びかけが精一杯だったのかもしれない。
  • は自然物なのか、人工物なのか?
    • おそらく誰かが作ったのだろう。
      • は宇宙よりも古くから存在している。創造主よりも前から存在するなんてありえるのだろうか?
        • 自然発生したものかもしれない。そうであってもがこれほど古くから存在する理由は説明できないが。
  • は意図的に我々に信号を送ってきたのか、それとも我々がたまたま信号を捉えただけなのか?
    • 我々は何の意味もないことに意味を見いだしてしまうことがある。信号は偶発的に発せられたものなのだろう。
      • だとしたら、の重要性は多少なりとも損なわれるのだろうか?
    • おそらくは発見されたかったのだ(知覚を持つ可能性?)。そして我々を選んだのかもしれない。
      • は我々に何かを求めているのだろうか?なんらかの形で我々を必要としているとでも?
        • おそらく、我々である必要はないのだ。

信号の再捜索

灰の双子星プロジェクト

灰の双子星プロジェクト:概要

  • 太陽ステーションにより太陽の超新星爆発を誘発。爆発のエネルギーを先進的ワープコアに供給し、マイナスの時間差を利用して『眼』の発見まで以下の2つを繰り返す。
    • 灰の双子星プロジェクトから22分前の軌道探査砲に発射命令(探査機をランダムに選ばれた探査弾道に向けて発射)。
    • 『眼』の軌道まで到達した探査機のデータを22分前に送信。
    • つまり、太陽爆発→22分前に探査機発射命令(ここまでが起点)→22分経過→太陽爆発、22分前に探査機のデータ送信と探査機発射命令→22分経過→太陽爆発、22分前にデータ送信と探査機発射命令→22分経過→太陽爆発、22分前にデータ送信と探査機発射命令→22分経過→太陽爆発、22分前にデータ送信と探査機発射命令→22分経過→太陽爆発、22分前にデータ送信と探査機発射命令→…… 以下ループ
  • 『眼』の位置の特定に成功した場合(あるいは問題発生時)に記憶の像が起動し、像とペアになった者がこのサイクルを止める。
  • 備考:記憶の像起動までは上記サイクルを認識する者は誰もいない。Gabbroの考察によると「理論的にはループは一度も起きていない」(自分たちに起きるはずのない記憶を受け取っている)。
  • 備考:ループ間隔が22分である理由は、発射された探査機が『眼』の軌道上に到達するまでの時間が22分程度だったからだと思われる。

以下は具体的な開始時期不明(同時進行)。関わったメンバーについては後述。

Nomaiの最期

幽霊物質のメモ

  • 彗星内部の調査によると、幽霊物質はNomaiたちにとって未確認の「石のケース」に収められ、数トンの圧力を受けている状態で発見された。圧力は衛星が星系に近づくほど高まっていた。
  • 石のケースは幽霊物質のエナジー反応を打ち消しており、本来はその10倍の値が出ていると推測された。
  • 中の物質は危険かつ不安定で、ケースに亀裂が入ればすぐに星系全体に拡散されると予想された(そしてその通りになった)。Nomaiが幽霊物質について(極めて短期間で)知ることができた情報は以上。
    • 憶測:各地に残された幽霊物質の周囲には小さな石の破片のようなものが散らばっている(この石には近づいても害はない)
  • 宇宙に拡散した幽霊物質は徐々に蒸発し小さくなっていった(※Arkose曰く、Gossanが「ひよっ子」の頃はもっと大きかった)。その後Hearthianによって、新たに「目に見えない」「極めて低温である」「中を通り抜けようとすればとてつもない苦痛を味わう(※Arkose曰く「触るとものすごく痛くて手が炎に包まれてるみたい」になる)」といった性質が発見された。
  • 憶測:Hearthianの祖先が生き残ったのは、幽霊物質の生物に与える影響が水中では無効化するか弱まる性質(※巨人の大海の陸塊水没時、幽霊物質があるトンネル内を死なずに通過できる)のためだと思われる(クラゲやアンコウ、木の炉辺に生息する魚類についても同様。樹木、サボテンなど植物への影響は不明)。その後Hearthianが本格的に陸に上がった頃には(一部地域を除いて)安全が確保される程度には減少したのだろう。Riebeck曰く「まったく、私らがその頃まだ陸上生活するところまで進化してなくてよかったよ。」 あるいは単にHearthianがNomaiより頑丈だった説。

Hearthianの宇宙進出

宇宙の終焉直前