その30・じっちゃんの名にかけて犯人はお前だ

----2006年3月17日

病室を出て第8区画通路に戻ってくると、労働階級の荷物倉庫の金網の中が布で覆い隠されていた。いったい何事ですか。布の隙間から中に入ると、ミシン台のイスにダイアナが腰掛けていた。あれ、アマンダは?

  ダイアナ
 「ジェニファー あんた
  アマンダがどこいったか知らない?
  ・・・・まあいいわ
  全然期待してないけど
  あんたも熊のジョシュア様を探しな
  さっさと行くんだよ

相変わらずのスケバンっぷりですダイアナ様。それよりもミシン台の近くにアマンダの裁縫箱が置きっぱなしになっているのが気になるな。アマンダがいるときに調べると威嚇してくるから今まで1度しか調べてなかったんだ。このスキに勝手に中身を見てやれ。そんなわけで蓋を開けてみると、中から「熊の尻尾」が転がり落ちてきた。綿が詰まった丸い灰色の布である。この灰色には見覚えがあるぞ。やっぱり犯人はお前か!!

あまりに怪しくて怪しいので「熊の尻尾」をFindしてみることに。もしこれがあのクマの尻尾なら本体のほうはが持っているはずだからな。匂いをたどるブラウンについていくと第7区画貨物庫に到着。倉庫の奥をアマンダが何かを引きずりながら歩いていくところを目撃する。もう何を見ても怪しいという気分だ。倉庫の中をうろついてみると、途中で「ガラスケースのカギ」を発見。アマンダが落としたものらしい。ガラスケースといえば、労働階級の荷物倉庫に鍵のかかったガラスケースがあってずっと気になっていたのだが…。

というわけで一旦Findを中止して労働階級の荷物倉庫に戻ってきた。カギを使ってケースを開けるとアマンダの日記(花柄)が出てきた。ぎゃー(なぜ悲鳴?)。

      "アマンダの日記"

  (最初のページは押し花の跡)

  4月6日 日曜日
  アマンダ不安なの あたしだめな子なのかしら?
  先月はだめだったわ 今月はどうかしら?
  アマンダ不安なの 不安で不安でたまらないの

  4月20日 日曜日
  アマンダ幸せ!
  今日はおねぇさま達に裏庭へ呼び出されました
  あの子が鬼のあいだは 鬼にならなくてよいのだそうです
  だから 本当に安心しました

  5月4日 日曜日
  アマンダ不安なの やっぱりあたしだめな子なのかしら?
  また 先月もだめだったの
  アマンダ不安なの 不安で不安でたまらないの

  5月19日 日曜日
  アマンダ幸せ!
  おねぇさま達が貴族のしるしを見せてくれたの
  赤いクレヨンをもらえれば 私も貴族の仲間入りできるの
  でも あの子は無理よね あの子 品がないもの
  どちらにせよドベにはならないわ 安心安心

  6月1日 日曜日
  最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪
  最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪
  白いのが口の中にはいったじゃない
  あたし あそこまではやらなかったわ

  7月27日 日曜日
  憎たらしい憎たらしい憎たらしい
  憎たらしい憎たらしい憎たらしい
  そうだ ぞうきんぬわなきゃ

  8月31日 日曜日
  憎たらしい憎たらしい憎たらしい
  憎たらしい憎たらしい憎たらしい
  そうだ ぞうきんぬわなきゃ

  9月28日 日曜日
  憎たらしい憎たらしい憎たらしい
  憎たらしい憎たらしい憎たらしい
  そうだ ぞうきんぬわなきゃ

  10月5日 日曜日
  一生懸命 ぬってたのに!
  ペイジル ファニー ジョージ
  ヘクター アイダ レオ ポール
  なんでみんな邪魔するの?
  ああ! あたしってかわいそう

  10月12日 日曜日
  みんな不幸になればいい!
  ペイジルは線路で居眠りすればいい!
  ファニーは屋上から飛び降りればいい!
  ジョージは逆さずり!
  ヘクターは馬車にひかれてしまえ!
  アイダは毒イチゴのジャムをあげる!
  レオはマンホールに落ちればいい!
  ポールは絨毯の下敷き!
  そして あの子!
  あいつは おねぇさまたちにボロボロにしてもらうわ
  ああ! アマンダとっても幸せ!

  10月19日 日曜日
  あんな下品な子は あたしのために働けばいいの
  いっしょうけんめいお働き!
  ああ! とっても幸せ!


  不安なの アマンダやっぱり不安なの

以降のページはパラパラマンガ。アマンダがドレスを着た天使に変身してお空に飛んでいき、最後は飽きたのかぐしゃぐしゃの線になるというドラマティックな内容です。んゴ。日記本編の内容もさることながらこの演出には素で爆笑した。なんつーか不意打ちに近い。そうだ ぞうきんぬわなきゃ(←マネした)。ところで「ペイジル」とか「ジョージ」とかって誰のことだ?

その31・あの憎いブタ野郎

----2006年3月17日

ひとしきり笑ったのでFindを再開。第7区画貨物庫から第6区画作業通路に行くとアマンダがエレベーターに乗っていた。ブラウンもそっちのほうに反応するのでさっそく近寄ってみたが、なぜかその瞬間停電が起きた。一体なぜ? いかにも怪しいが、ここは慌てず騒がず近くにあった非常用の注意書きをチェック。電力が停止した場合は第11区画にある第一発電機を再起動せよと書いてある。非常にめんどくさいが非常時なので仕方がない(シャレではない)。来た道を逆戻りして第11区画まで向かうことに。

とはいえ今は停電中。周囲は完全に真っ暗闇である。手探り状態でなんとか第7区画通路に出ると、非常灯がついているのか少しは明るくなった。薄暗い中を歩いて第8区画通路までたどり着くとニコラ少年が一人で突っ立っていた。相変わらずフラフラしているな。シャキッとしろ! 歯を食いしばれ!!(なんか違う)。

  ニコラ
 「クサビエのやつ いい棒みつけた
  とかいって どこかへ行きやがった
  それからだよ こんなに暗くなって
  ・・・・ったく あいつ何したんだ
  ・・・・ほんとに いつもお菓子ばっか
  喰い散らかすし 嫌なやろうだよ

最後の悪口はともかく極めて重要な証言が得られた。どう考えてもこの停電の犯人はあの小太り坊主だ。先ほどまでクサビエが立っていたあたりを調べると「かじられたビスケット」を発見。今度はこれをFindしていくことに。

というわけで第9区画通路に到着。通路のドアを開けると、どこぞのドアからブタ頭の妖精さんが登場した。イベント戦のようなので避けずに倒す。1体だけならノーダメージで済むんだけどなあ。続いて第10区画クルー・キャビンに行くとさらに敵が沸いていた。適当にかわしながら第11区画へ。ブラウンの導きで発電室に入る。

発電室のドアを開けると、クサビエが発電機のレバーを奪って逃げていくところを目撃する。このガキャぁなんてことしやがる(いきなりガラが悪くなる)。ヤツが盗んでいったレバーは第一発電機の電源スイッチのレバーだったようだ。ここのガキどもはやることがいちいちタチが悪いなあ。奥の汚水処理室でも「かじられたビスケット」を発見。ブラウンが反応していたのはこれだった。ここにもバケツの騎士がいるのでついでにセーブをしておく。

引き続き「かじられたビスケット」をFindするが、途中のドアが紙袋子供に邪魔されていて通ることができない。地図を確認するとどうやら回り道できるようなのでブラウンを無視して別のルートを行く。ブラウンがFindして進むルートは直線距離で一番近いところを選択するようになっているのでたまにこういうことが起きるのだった。しかしわざわざクソ狭い通路に敵が何匹も沸いてる状態でならなくてもいいじゃないか。と思いながらブタ妖精さんに何度もボコボコに殴られてました。このブタ野郎!!(間違ったことは言っていない)。

そうしてやっとの思いで入った食料庫だが、部屋の中は大量のロープで区切られていたため目的物にはたどり着けなかった。畜生。不本意ながらまた回り道をして食料庫に入りなおし、床に落ちていた「発電機のレバー」を取り戻す。これをFindすれば発電室までブラウンが案内してくれるので場所を忘れても安心だ。ブタはまだ出るが。

ブタはおいといて発電室に到着。第一発電機にレバーを戻すとようやく明かりがついた。同時に敵も消えたようだ。それにしてもあの敵たちって一体どういう意味で出てきてるわけ? ストーリーになんか関係あるのか? あぁ?(まだガラが悪い)。それはともかく電気が戻ったからにはエレベーターの動力も回復しているはずだ。第6区画作業通路に向かう。

復旧したエレベーターに乗ってアマンダが向かったであろう上層に行く。そういえばアマンダには以前もここに呼び出されたことがあったな。あのときは人を飛行船の真上に呼び出すなとか思ったものだ。今回もハシゴを登って飛行船の上へ……と思ったら様子がおかしい。飛行船の上には草が生えていた。まるで原っぱのようだ。周囲には大きな岩枯れた大木さえ見える。ここはどこだ!?

ジェニファーがあたりを見回すと、大木の陰の中にアマンダの後ろ姿が見えた。太い木の棒でなにかを一心不乱に殴り続けている。気合を入れながら恨みを込めつつ殴っているようなカンジだ。アマンダではない人間のうめき声も聞こえる。ええええ??

わけもわからずこの光景を眺めていると、ジェニファーに気付いたアマンダがこちらを振り向いた。笑い顔ともひきつり顔ともとれぬものすごい形相である。こわい。棒もまだ持ってるし…と思ったらいきなり捨てた。急に真顔に戻るアマンダ。不自然なにやけ顔を作りつつスカートを持ち上げて挨拶の仕草をすると、そのままジェニファーに近づいてきた。

 「アマンダ ちっとも怒ってないよ
  アマンダ ぜんぜん平気だよ
  ちっとも気にしてないよ
  これで あいこだもんね・・・・」

妙に高い作り声でそう言いつつジェニファーの右手を取って自分の頬に触れさせようとする。思わずビビッて手をひっこめるジェニファー。ああ、かつてこれほどまでにゲームの主人公とプレイヤーの心理と行動が一致した瞬間があっただろうか!?(いいすぎ)。怖いってば。アマンダはさらにしゃべり続けた。

 「そんなことより ジェニファー! 聞いて聞いて
  とってもいいものがあるのよ
  ほら! かわいいでしょ? これ あんたにあげる
  これを貢ぎ物にすれば きっとまたほめられるよ
  えへへへへ

そういってアマンダが取り出したのはボロボロになったクマのぬいぐるみ。それを無理矢理ジェニファーに押し付けると、アマンダはまた棒を手にとって殴打を再開した。笑い声のような奇声をあげつついっそ嬉しそうにボコボコドカドカ殴っていたものの正体は、ジェニファーと同じ服を着た人形でしたとさ。それに気付いたジェニファー、あまりの恐怖で気絶してしまった。よく倒れるのう。

場面が切り替わるといつのまにかエレベーターまで戻っていた。倒れているジェニファーの傍らにはクマのぬいぐるみが置かれている。しかしそのクマを白い服の少年が持っていってしまった。エレベーターで下に降りていく少年。ジェニファーの意識が戻るころにはもう誰もいなかった。さっきの謎空間は何だったんだ。(次回につづく)

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