その32・肉を食わせろ

----2006年3月18日

そんなわけでクマを探すことになった。少年が逃げたのは中層のようだ。客室や倉庫が集まっている下層に比べると通路だけの中層は地味だがそのぶん歩き回るのは楽だろう。さっそく追跡スタート。

まずは中央階層Bブロックに来た。板張りの通路をまっすぐに進んでいくと前方に十字路が見えた。その手前で白い服の少年と遭遇。相変わらずジェニファーを小馬鹿にしたような態度で、結局クマのぬいぐるみはそのまま持ち逃げされた。返せよドロボー!! 最初に盗んだのはアマンダだが。

少年を追うべく十字路へと足を進めるジェニファー。するとその通路の四方から木の柵を持った妖精さんたちがやって来た。柵を使ってジェニファーを十字路の中心に閉じ込め、自分たちもその中に飛び込んで襲い掛かってきた。紙袋妖精さん3体と戦闘。いきなり囲まれたので多少殴られたが普通に倒す。床にころがる妖精さんの死骸(血染み付き)。うう。

突然の戦闘で多少面食らったが、少年を追う前にここで一応アイテム探しをしておく。前の人魚戦でけっこう消費していたのでホワイトチョコレートが二枚も見つかったのがうれしい(FFでいうとエクスポーションくらいの回復力)。ついでに拳銃でFindしてみたら弾丸をひとつ発見した。うれしいといえばうれしいけど攻撃回数が2回になっただけだ。多少むなしい。

そのうち何も見つからなくなったので今度こそ追跡再開。薄暗い通路を進んでいくと中央階層Cブロックに到着。そしてまた十字路で敵が登場。紙袋妖精さん4体と戦闘になる。武器を持ってるヤツが出てくると微妙に困るな。ブラウンも攻撃されるし。回復アイテムを使いつつまとめて倒した。

さらに中央階層Dブロックに進むと、またしても十字路のところで閉じ込められて戦闘になった。しかも今度は紙袋妖精さん4体に加えてブタ妖精さんまで出てきた。テキトーに戦っていたらどんどん攻撃されてしまいジェニファーの体力がヤバいことになった。しかもブラウンがこれまでの蓄積ダメージのせいもあってついに倒れてしまった。敵は全員倒したがこのままでは続行不可能である。実はゲーム開始からいままで、ブラウンの回復アイテムが「ベーコン」と「骨付き肉」のふたつしか見つかっていないのだ。しかもそのひとつ(ベーコン)はすでにゲロ人魚との戦闘で使ってしまった。つまり手元にあるのは骨付き肉一本のみ。今これを使ってしまったら非常にマズい。今後の攻略に支障が出るかも。

というわけで思い切ってリセットを押した(このゲームでは初のリセット)。紙袋妖精さん3体と戦った直後のセーブからやりなおして再度アイテム探し開始。現在敵が出てくるのはイベント戦だけなので途中でやられる心配はないのが救いだ。とりあえず上層から捜索してみるといきなり骨付き肉をひとつ発見した。続いて下層の第6区画作業通路を探しまくって「高級な肉」を二枚発見。探せばあるもんだなあ。なぜ今まで出てこなかったんだ(探し方が悪かったからです)。ブラウンも自分の命がかかっているからいつもより真剣だったのだろうか(妄想です)。ともかくこれだけあれば今度こそ大丈夫だ。ついでにジェニファーの回復アイテムも探す。中央階層Cブロックあたりでさっきは見つけられなかったチョコレートショートブレッドも発見。よっしゃよっしゃ。

結局これだけで20分近くかけてしまった。これだけやったんだから今度こそ勝てますよね!? と思いながらブタ妖精さんたちに挑んでみたら、なぜかノーダメージで勝ててしまった。今の苦労は何だったんだ!!? さらにこのあと行った第13区画昇降機で下層に降りてからも念のためアイテム探しを続けてみたら「高級な肉」を7枚も発見したりしてさらに無駄骨感が加速した(※第13区画作業通路以外でも発見)。ああもういいや。

しかしその過程で「コイン キング」「コイン クイーン」「壊れたロボット」などの謎アイテムもついでに発見した。何かに使える様子はないのでまた貢ぎ箱用アイテムだろう。肉を捜すついでに上級客員区画に行き、貢ぎ箱に「コイン キング」を突っ込んでみる。するとこんな反応が。

  王の威厳に・・ 女王の気品・・
  素晴らしき崇高なる夫婦
  今 王と女王は君臨した
  さぁ・・・・全てのコインを
  我が大いなる胃袋へ入れよ

香水シリーズを入れたときのようなメッセージのあと「正義の棒切れ」が出てきた。どうやらこれも隠し武器であるらしい。でも見た目はどう見てもただの角材だ。いわゆるゲバ棒ってやつですか? 暴力的なのはイヤだなあ。そんなことよりこの武器って強いんですか?(←暴力的な思考回路)。

その33・増殖

----2006年3月18日

というあたりで本編に戻る。というかついさっき上級客員区画の通路にクマのぬいぐるみが落ちているのをすでに発見していたのだ。なんだそりゃ。こんな片手間にクリアしてしまっていいのか? あの三連戦は一体なんだったんだ。おれの苦労は。

そんな嘆きは置いといて「熊のジョシュア」を床から拾い上げる。すると貢ぎ箱のドアからスーザンが出てきて、「あ〜ぁ」と意味深な音声を発して部屋の中へ戻っていった。どういう意味だァー!! ジェニファーがぬいぐるみを貢ぎ箱に突っ込んでいる間も扉の覗き窓から誰かが監視していたりしてああなんかイヤな予感。内側から開かれた扉の中に恐々入っていくと途中で腕をつかまれて強引に部屋の中へ。またこのパターンか!! さらにイヤな予感。

膝をついたポーズのジェニファー。真っ暗な室内を呆然と眺めていると、部屋の奥から左手だけが浮かんで手招きをしているのが見えた。いや別に手の幽霊とかいうわけじゃなくて光の加減でそうなってるんだろうけど。

 「おいでよジェニファー
  おはなししよう」

誰かがそう言う声が聞こえた途端、部屋の中がロウソクの明かりでいっぱいになった。バラの花で飾り付けられた白いテーブルクロスの舞台が視界に飛び込んでくる。子供たちもすでに揃っていた。ダイアナのもとへアマンダが駆け寄りなにかコソコソ告げ口している。

  アマンダ
  「ジェニファーが盗む所を目撃しました」

ああやっぱりそういうことだったのね。最初からこんなことだろうと思っていたから別に裏切られたという気はしないぜ!! 裏切りという行為はお互いに信頼関係があって初めて成立するのだッ。アマンダに思いっきり指差されて身じろぎするジェニファーの前にダイアナが堂々と近づいてくる。いつのまにか置いてあったイスの上に立ってジェニファーを見下ろした。ビビりすぎて呼吸が荒くなりつつあるジェニファー。いつものごとくメグがノートを読み上げはじめた。

  メグ
 「紳士淑女の皆様
  ようこそ貴族の社交界へ
  プリンセスからのお言葉です
   ジェニファーは とてもすばらしい物を
   社交界に 贈呈してくれました」

  ダイアナ
 「だからあんたにも
  赤いクレヨンをあげるよ・・・・」

その「プリンセス」というのはそこのイスにロープで縛りつけられている人形のことか? プレイヤーの心のツッコミをよそに、集まった子供らはだるそうな拍手をしながら「おめでとう」とジェニファーを微妙に祝福。やたら適当なノリ「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」の連発が始まった。え、これってエヴァ最終回だったんですか!?(そのネタもうやった)。

しかしどうも様子がおかしい。「おめでとう」と言った子供たちの姿がどんどん消えてゆくのだ。テーブルの段を降りて次々といなくなる子供たち。どこに隠れてるんだ。その「おめでとう」の声もいつしかかすれたささやき声に変わっていき、最後には誰もいなくなってしまった。ジェニファーの前には無音の空間とロウソクの明かりだけが残った。

するとここでもう聞きなれたあの声が聞こえてくる。恐ろしい妖精さんたちのかすれ声だ。テーブルクロスの影の中から奴らが大量に沸いて出てきた。

  真っ赤なクレヨンをあげるよ
   たくさん たくさん あげる
  赤いクレヨンをあげるよ・・・・
   たくさん たくさん・・・・

独特のかすれ声を発しながらどんどん増えていく妖精さん。テーブルを乗り越え、ジェニファーの近くにわらわらと集まってきた。映画「マトリックス」のエージェントスミスのようだ。何十匹もの妖精さんに囲まれパニックになるジェニファー。一応抵抗するが相手がこの数ではどうすることもできない。体に何本ものロープをかけられ、沢山の小さな手によって闇の中へ引きずられていった……。あ、これプロモーション映像の最後のシーンで見たな。とか台無しなことを書いて次回に続く。

 戻る 

2006 karayage