塊魂TRIBUTE 07

第7回「ドリーム職人」(2009-07-30) 「あたらしい塊魂」クリア

一応クリア。しかし実はまだ半分も終わってない謎。

偉大すぎる王様の夢

そんなわけで王様の頭から夢が溢れまくりでまたコスモが大変なことになってしまった。今作の王様は特に悪いことしてなかったのに最後の最後でやっちゃいましたよ。感動のエンディングも台無し、頑張ったスタッフの名前もシャットアウトですよ。しかしこれは逆にチャンスだと言う王様。偉大な王様の夢を巻き込んで塊を作ればきっと今までで一番スゴイ塊が作れるはずだそうな。ついでにコスモのパンクも防げて一石二鳥。質量保存の法則を完全に無視した作戦だが泣いても笑ってもこれが最後のステージです(多分)。

というわけでやって来たのは沢山の王様の夢のカケラがシャボン玉のようにふわふわ浮いているロマンチックかつファンタスティックな空間(by王様)。そのシャボン玉の中には将棋のコマとかサクランボといったあまり夢っぽくない物体が入っているが王様の夢だから仕方ないな(ちなみに前回のムービーに出てきた夢のカケラには過去作に出てきたムービーのワンシーンがそれぞれ入っていた)。

とにかくここで2分間で300コ以上の夢を巻き込めばいいらしい。というわけでスタート。マップ自体は障害物もなにもない平坦な地面(雲の上?)だが王様の夢は地面よりずっと上のほうまで浮いているのでここでも王子ホッピング(ジャンプ)が攻略のカギになる。行動範囲が狭いから闇雲にダッシュしまくるよりもジャンプを駆使したほうがいいかもね。というあたりであっという間に2分終了で最初の記録は559コ/89点でした。前回のロボ解体よりはマシな点だ(意味のない安心感)。王様には「王子の夢ならコンナモンかもね」とか言われておるが。

エンディング

そして夢回収が終わったらようやくエンディングです。いやあ感動ですね(そうか?)。というところで突然なにか物足りないと言い出す王様。それは王子のジャンプ力のことでした。そういえば今回の事件の発端は王子のジャンプ力のなさにシビレを切らした王様のお手本ジャンプがどうのこうのしちゃったことだったな(いいかげんな説明)。それでも王子ホッピングは出来るようになったじゃん、と言ってやりたいが王様はあんなの問題外ヘナチョコだと即座に喝破。エンディングの最中にジャンプ力を鍛えてモライマス! という導入で今作のエンディングミニゲームは始まった。そんな ひどい。

それではプレイ開始。今回のミニゲームも前作「ビューティフル塊魂」のそれと同じく縦スクロールの画面(右側にスタッフロール)だが今作のミニゲームはシューティングではなくジャンプで塊を大きくするゲームです。画面下のほうに大きな雲があって、その上に落ちるとトランポリンのように塊がジャンプするのでそこで上空に浮いているモノを巻き込むと塊が大きくなってジャンプ力も上がって更に高いところに跳べるようになって…というゲーム内容。エンディングなのにスコア表示が出る開き直りぶりも健在です。

そしてここのBGMは塊魂ファンが待望した松崎しげるによる完全新曲『SHADOW AND LIGHT』「♪あなたの影を愛そう/あなたの光を愛そう」という語りも印象的なこの歌で「ビューティフル」には不在だったしげる氏の歌唱力を存分に堪能できます(特に高音で声を伸ばしまくるパートは圧巻)。もちろんあのフレーズもあるよ。日に焼けた肌!! ところで落下中に雲の上に載るのに失敗するとそのまま落ちてゲームオーバーですよ。おれも最後の最後でやっちまったよ。王様が「○ボタン連打でユックリ落下できるの知らなかったの!?」とか言ってるけど知るわけないだろこの(以下略)

  *  *  *

というところでエンディング終了。王様の記憶もほぼ回復したみたいだけど、頭の中で転がしてもらうのは意外と楽しかったそうなのでここで新モード・塊ドライブが登場。塊がすごい速さで駆け巡るというおそろしい新ルールである。発売前情報にも出てたから存在は知ってたけどここで出るのね。これからも遊んでねー、ということでこれからはこの塊ドライブで転がしてみるよ。「あたらしい塊魂」編はここで終了。

疾走!! 塊ドライブ

ではここから新章突入(そんな大層なものではない)。まずはセレクト広場でロボコスモに新しいステージがあるぞマーク(正式名称知らん)がついていたので行ってみると星をつくる1にNEWの表示があった。選択してみると確かに「あたらしい塊魂」(今までやってたジャンプ・吸い込みありのモード)の隣に「塊ドライブ」のモード選択肢があったが他のステージには無い。ありゃ、全ステージ一気に新モード解禁じゃなくてひとつずつやっていかなきゃダメなのか。まあそれはいいとして早速スタートすると、結局粗大ゴミ化はまぬがれたらしい王様ロボがここで何の感慨もなく再登場(ひでえ)。王様がスカッシュしてる間に新しい星を作っておかないと頭のネジを没収されると脅されているそうなので塊ドライブでささっと作ってきましょう。

というわけで駄菓子屋さんに移動。ステージ自体に特に変化はなく、目標サイズも20cmのままだけど制限時間が2分間になっているのがまず違う。スタートしてみると猛スピードで塊が転がりだしていきなり爆笑。なんだこの違和感は。レースステージと操作感覚は似てるけどターンと後退ができるのはレースと違うところだ(ジャンプもできる)。でもこのくらいなら攻略出来ないというほどでもないな。最初の記録は37cm3mm/34秒066/120点

続いての王様コスモ・お菓子の家ステージも1414個/1分21秒366/120点だったので意外とこれ楽勝か? と思いきや次のカロリー集めで1494199kcal/99点という微妙に惜しい記録を出す。片付けステージも途中でイスから落ちるなどのアクシデントがあり46秒566/78点で終了。さらに水撒きステージでは1111m²/46点狙ったように点数が落ちていくので自分でも笑ってしまった(もちろん全力の記録です)。そこそこ得意な星をつくる4もリッチなモノ集めがあと一歩で1m79cm0mm/1分35秒033/100点という結果に。制限時間が変わってもルールはそのままというのがネックだなあ(ところでリッチ集めとかのステージも左上に集めたモノのポイント表示があったよ。エネルギーとパワフル集めだけじゃなかったのね。一応訂正)。

そんな坂を転げ落ちるような快進撃(byラショウ氏)を繰り広げるプレイヤーの前に、ある意味このモードのメインイベントである(と思われる)レースステージが登場。元々勝手に塊が転がるステージなのに塊ドライブで何か変わるのかと思ったらスピードが全然違った。なんですかこれ。ちょっと傾斜に乗り上げただけでものすごい速さで塊が虚空にすっ飛んでいくんですが。そのまま海に落ちること数回、取ろうとしたモノの脇をハイスピードですり抜けること数十回…。最初の記録は24m63cm6mm/2分03秒300/100点で一見そこそこ良い結果に見えるが吸い込みハートを使わなければとてもこのサイズは無理だった。

そしてプレイヤーを更に地獄のずんどこに陥れる悪夢のステージ・ウシクマ塊ドライブがあらわれた。塊ドライブのルールであのウシクマをやれってんだからもう正気とは思えぬ。そりゃ王様も「トテモ リカイデキマセン」とか言うわ!! おれの記録? 11秒133でコグマ像取って終わりだよ。これで点数は60点って言われても…。それでもネットランキングには塊ドライブでウシクマ(動物)取った人が載っているミステリー。一体どうなってるの…。スモールぴったりもドライブでプレイできるみたいだけどこんなルールのステージで速さ競ってどうするんだ。ランキング上位者はバケモノか。

ところでいきなりゲームオーバーになって情けなかったのでエンディングミニゲームも再挑戦してみた。タイトルがKATAMARI FOREVERになってるけどこれは「塊魂トリビュート」の海外版タイトルらしいね。なんかシリーズ最終作っぽさが漂っていて微妙に不吉だが気にしないことにしてプレイ。王様のアドバイスを参考に慎重にやった結果、今度はそこそこ塊が大きくなって上空にピンボールのジェットバンパーみたいなやつがあるのを発見。バンパーと違って塊が跳ね返ったりはしないが(塊が当たると光る)。最後まで落ちずにプレイすると松崎しげるの「フォーエバーー!!」のシャウトが延々と聞けます。フォーエバー!!

今日のまとめ

★あたらしい塊魂
偉大すぎる王様の夢
559コ/89点★
★塊ドライブ
お菓子の家
1414個/1分21秒366/120点
かたづけて
46秒566/78点
ウシクマ
小さい(コグマゾウ)/11秒133/60点
スモールぴったり
18cm3mm/47秒933/66点
星をつくる1・アソビ
37cm3mm/34秒066/120点
星をつくる2・カロリー
1494199kcal/99点
プレゼント:ガム
星をつくる3・リッチ
1m79cm0mm/1分35秒033/100点
メイツ:ポーラ
星をつくる4・星座
2026星座(88星座)/6m33cm7mm/120点
水をまく
1111m²/46点
星をつくる・レース
24m63cm6mm/2分03秒300/100点
ミニゲーム
KATAMARI FOREVER:93012点
トロフィー
オメデトウ:ゴールド
大気圏脱出:シルバー
メイツ思い:ブロンズ

結局ドライブ初プレイで120点取れたのは前述の星1とお菓子と星座集めだけ(ネットランキング初登場7位)。残りのステージにもまったく期待が持てない。でもやる。 ちなみに塊ドライブの王様ロボは上記のほかにも「王様が遊んでいる間に星を作っておかないと燃料を抜かれる」「ボディに恥ずかしい絵を描かれる」「ロボには絶対無理なヨガのポーズをさせられる」「星が出るまで頭を叩かれる」と多彩な脅され方をしていた。高速で転がる塊を見てゲロ オイルを戻しそうになったりここに来て急に不憫キャラになってしまった。でも全然かわいそうじゃないのは何故(ひでえ)。

karayage