帰ってきたクリアできる気がしないラ・ムラーナ2の逆襲 03

2022-06-07

戦死者の館

ゼレプド長老
 その血まみれの門は……、
フォボウス
 知っているのか長老。
ゼレプド長老
 いや知らん。
フォボウス
 モウロクしたなぁ。
ゼレプド長老
 (゜_゜)
フォボウス
 どうやらそれは血の回廊というらしいね。
フォボウス
 スキャナで調べてみるといい。
 何かしら情報が登録されているはずだよ。

神族の城

妖精界

これまでの研究とラムラーナ遺跡調査の結果から推論する歴史
我々親子が探し当てたラムラーナ遺跡は巨大な生物の中に作られていた。
歴史にも残らぬほどはるか昔に地球に落ちてきたと思われる超巨大生物。
その大きさは、アリが人間を巨大な生き物だと認識できないほどに
人と比べて想像もつかないほどの巨大さだ。
わずかに残る伝承によれば巨大生物は宇宙に帰る?為に労働力を欲した。
そして巨大生物は自らの体から小さな生命を産み出した。
それがこの地球に住む人類だ。
それゆえ生み出された人類に「母」と呼ばれている。
体内にいくつもの巨大な空間を持っていた母は
体内で産み出した人類を育てていた。
こうして作られた遺構がラムラーナ遺跡というわけである。

今回、ゼレプド長老からラムラーナ遺跡の再調査の依頼が来た。
しかし我々親子はここ数年の研究によってすでに
ラムラーナ遺跡の残された謎に気がついていた。

母の封印の際に飛び立った光はなんだったのか。
0の子の体とは。
ラムラーナに幾つか見られた逆さまの樹の壁画の意味は。

ひょっとしてラムラーナと同じような遺跡がもう1つあるのでは?
この恐ろしい研究予測を確かめるべく、この研究誌をまとめようと思う。
-アールブルの巫女の予言 三章-
アールブルの見た終わりの世界
力ある者たちの終末よ
住むもの全てが争いに焼かれ
世界樹は目を覚ます
赤い星は最後の門にて願い叶える

ムーブルクさん登場

ゼレプド長老
 そういえばお前の親父から聞いた話じゃが。
ゼレプド長老
 考古学者ってのは常識にとらわれてはならんそうじゃ。
フォボウス
 遺跡を傷つけるのは感心しないが、
 ハシゴや階段以外でも登れそうなところを探すそうだ。
フォボウス
 例えば壁や石像に手足が引っ掛けられそうなとこがないかとかね。
フォボウス
 そうやって普通では見つけられないルートから
 新たな発見があるものなんだ。
ゼレプド長老
 ちょっと、ワシが語ってたのに。
フォボウス
 早い者勝ちですよ。
ゼレプド長老
 (・_・)
karayage