ボスブリンさま
「水びたしになった村ねえ…東のほうの村が そうなったってきいたけど どうだろうね? 気をつけて いくんだよ」
インパおばちゃんはいつもそれしか言わん。というわけでみずびたシティー村に行きます。乗り物で来なさいとあったのでリッキーに乗って行く。野生動物を乗り物扱い。いいのかなあ。
- ちなみに馬は日本の法律では軽車両扱いだそうだ。カンガルーは知らん。さて漠然と東を目指して進んでいたら変な場所に来てしまった。高台に顔がついた砲台があって爆弾が飛んでくる。なんだか砦っぽい感じ。
『このさき ワガハイのりょうち ボスブリン』
わざわざ看板があった。知らんがな。回り道をして通り過ぎようとしたらボスブリン本人と思われる大きな魔物がいた。服装はマムーに似ているな。
「コラコラコラ! そこのこぞう! ここは このボスブリンさまの りょうちだ!」「生きて とおりたければ つうこうりょうを はらうのだ!! ガハハハハ!!」
そうすか。また今度ね……普通に通過できたので通過してしまった。何だったんだ。
- 念のため下の画面も確認したが先に行ったら戻れない感じだったので引き返す。
「ああっ! またきやがった! うて! うて~!!」
818ルピー持ってるから払えるもんなら払ってもいいけど払う方法がないのよ。そろそろカンストしちゃうよ。
水びたしの村
- ボスブリンさまの領地の隣の画面が水びたしの村だった。いやな立地だ。そして想像以上の水浸しっぷり。結構な水害じゃないですか。浅瀬はまだいいが深いところは泳げないから通れないのよ、まだ。
「ウッ オイラの大キライな にがーいクスリのニオイが…」「とても ここにはいられないよ じゃあね…」
唐突にリッキー離脱。正露丸の匂いも苦手と見た。糖衣じゃないやつ。
- まずは村を調査。素潜り名人のじいさんが住んでいるとか山頂に宝物があるといった情報を入手。新たなふしぎの木の実・ピューの実も発見。木も実も竜巻の形をしている。効果はなんとワープ。いままで見つけたふしぎの木の実の木に移動できるよ。ありがたい。
- 引き続き村を調べる。なにやら赤い恐竜のような生き物が倒れているのを発見。その周りを村の子供たちが取り囲んでいた。村を襲いに来た魔物に違いない、と赤恐竜をエイエイ攻撃。なんか浦島太郎な予感。
「オレたち、村の パトロールたい なんだぜ!」「この村の へいわは ボクたちが まもっているのだ!!」「でも まるごしだと こころぼそいんだよね」
という話の流れで爆弾を要求される。子供がそんな危ないもん持っちゃダメだ。リンクも子供だけど。
- だが渡さないことには話が進まないので渡す。子供たちはどこかに行った。
「おかげで たすかったウィ オレ ウィウィだウィ」
赤恐竜がしゃべった。助けてくれたお礼にリンクを乗せて泳いでくれるという。滝も泳げるし敵も食べちゃう。なぜかパワーブレスレットでウィウィをかつぐこともできると……そういえば君ドドンゴに似てるね。
- かわいそうなことを思い出しそうになった。村の探索を続行。
『レアなつぼ かいとります つぼあいこうか インゴー』
なんだこの看板。
- 壺愛好家というだけあって家の中は壺だらけ。家主はプンプン怒っているヒゲの男。ダイゴロンなる者に壺を譲ってもらないとかでムキーと暴れていた。
「あのつぼさえ ありゃ ばんメシの サカナでも くれてやるってのに!」
わざわざ文字が強調してある。わらしべの予感。
- ウィウィに滝を登ってもらって村の上のほうも調べる。家があったけどウィウィから降りたら溺れるので入れなかった。じゃあ季節を変えたらどうか。冬にすれば水は氷るのだ。
- その前に滝が気になったので調べる。崖の途中から流れている滝の上に入れそうな隙間があったので。入ってみると案の定洞窟があった。素潜り名人のじいさんを発見。ワシに弟子入りしたければ隣の洞窟で4つの目を一振りで光らせてみろ、と名人。素潜り、1ミリも関係ない。
- 仕方ないので言う通りにする。隣の滝の洞窟に入ってみるとダンジョンでたまに見る一つ目の像が4つあった。押せば動くので適当に隣接させてから回転斬りをすればOK。隣の宝箱から合格の証を入手。やたらしっかりした会員カードみたいな感じ。
- わざわざこんなもん用意したのは誰だ。名人か。
「ワシのあたえたしれんをクリアーしたのか…」
なぜかお年寄りは「クリア」じゃなくて「クリアー」という印象があります。あくまで印象。いまいち釈然としないが弟子と認めた証に水かきを授けてもらった。ウィウィがお役御免になった瞬間。Aボタンで泳ぎBボタンで潜る。
「ワシだけが知っておるコッコ山への ちかみちも おしえてやろう!」
唐突だよ師匠。この村の暗礁には実は潜れるところがあるそうな。どうでもいいけどセリフ上だと「あんしょう」だから一瞬なんの話かと思ったよ。普段使ってる「あんしょう」のバリエーションだと暗証か暗唱くらいしか出てこないよ。
コッコ山
- さっきから雑談が多すぎる。さて自力で泳げるようになったので先程入れなかった家をチェック。半分ほど浸水した家の中に女性がひとり。なんでも季節が狂った影響で山の雪が全部溶けて村が水浸しになったらしい。ゴルゴンさまの計画にはなかったが順調に人類社会に悪影響が出ている。
「アタシのイチオシ 春バナナ! コッコ山のイタダキに木があるの」「でも 季節がこんなだと 実は ならないかも…」
バナナは『夢をみる島』でも重要アイテムだった。覚えておこう。
- ところで暗礁とはどこか。とりあえず端のほうでも調べてみようと思ったら一発で正解だった。なんでだ。いいけど。水に潜ったら横視点画面になった。あのプクプクが「私は普通の魚です」という顔をして泳いでいる。妙なところで雑というか豪快なところがあるな、このゲーム。
- 水から上がると夏のエリア。ここにも細い滝がある。そのへんにタケノコのような形の何かが雑草感覚で生えているが何なのかわからない。ちなみにリッキーが呼べるか試してみたが来ませんでした。
『たて きんし!!』『タネをはじきかえそうなんて かんがえちゃダメッピ!』
唐突な看板。その隣の雑草の下にデクナッツがいたので看板に書いてある通りのことをした。
「まいったッピ! おわびにいいことおしえてやるッピ」「カギはあっても カギあなナシ マヌケなおとうとにはこまったッピ… カギあなは山のてっぺんにあるっピ」
だそうです。色々と唐突だ。デクナッツには兄弟関係があるやつもいるという付随情報も得た。
- デクナッツがいるあたりを超えると山のエリアになる。山道を登っていくと丸々とした体の青色の熊がいた。どう見ても体には不釣り合いな小さい翼が生えている。
「クンクン におうんだな! この上に春バナナの木があるんだな」
バナナよりオニギリが好きそうな口調。しかし春になって岩花とやらが咲かないと登れないそうな。
- これ以上は話が進まなかったので先に行く。『夢をみる島』に出てきた青いニワトリを発見したが岩が邪魔でそちらには行けず。
- 山頂付近まで来た。確かに鍵穴がついた岩があったが今いる場所からは行けず。その手前にウーラ世界に通じる渦巻きがあった。
- 気になるが先にもうちょっと周囲を調べる。さっきのデクナッツの弟がいた。同じ目に遭わせた。カギは西の谷間にあるとのこと。一応見に行ってみたが地面が穴だらけでとても取りに行けそうにない。なんか手段があるのだろう、なんか。
- ちなみに西方面は冬のエリアです。同じ山の左が冬で右が夏。寒暖差で体おかしくなるわ。山の岩壁に爆弾で壊せそうなところを発見。奥の洞窟に入って出るとライネルがいきなり2体登場。カプコンの人の「やっぱり『ゼルダ』の山にはライネルがいないと」という声が聞こえる。幻聴。
ゴロン山
- 進むところまで進んだら降りるしかなくなった。見つけた洞窟に入ってみるとなんとゴロン族が1人いた。語尾が「~ゴロ」なので間違いなくゴロン族。なぜか指輪の小箱をレベルアップしてくれた。指輪を3個まで持ち歩けるようになった。助かるけども。
- その後も山をどんどん進んでいく。何気なく洞窟に入ったところ中は意外なほど広い。そしてゴロン族が何人もいる。
「ゴロン山へ ようこそだゴロ」「さむくて そとへ出られないから カラダがなまって こまるゴロ」
東のほうは夏なのにね。なんでもダイゴロンというゴロンは大きすぎて洞窟に入れなかったとか。インゴーのところで聞いた名前だ。
「ここゴロン山はもともと一年中 冬だったゴロが 四季のしんでんが しずんでから まえよりさむさがヒドくなったゴロ」
えっそうなの。ブレワイの時の印象で暑いところに住んでいるイメージだった、ゴロン族。「そとへ出ると さむすぎて カゼをひいてしまうゴロ」
ゴロン族も風邪ひくのか。何しても死ななそうな印象しかないが。いや死にはするか。ダルケル……
- というかまさにそのダイゴロンが風邪で絶対安静状態らしい。そりゃ大変。これを教えてくれたゴロン族がいる場所には当たり前のように溶岩が流れている。だから洞窟の中はあったかいのか。
- さて洞窟から出て山頂に行ってみるとゲームボーイカラーの画面を埋め尽くす勢いで巨大なゴロン族がいた。洞窟に入れなかったとかそんなレベルの大きさではない。片目だけでもリンクより大きい。
「グズン ガゼ びいだゴロ~ ざぶいゴ~ロ~」
…ということでこの人がダイゴロンです。でかすぎるよ。もはや山の神かなんかだよ。むしろ山そのものだよ。なにか体があったまるものが欲しいと鼻詰まり声で頼まれた。ちょっとやそっとの対処でどうにかなる気が全くしない。
karayage