ヨーガンスープ
- 念の為ダイゴロンにアチチの実をぶつけてみたが無駄だった。ひどいことをするな。
- ピューの実ワープでゴロン山から出る。どうしようかな。神殿を確認しにウーラの世界にでも行ってみるか。次の目的地は分かっているが鍵の場所にも鍵穴の場所にも行けないのだ。
「こまったときは いろんな人の たすけを かりるといいよ」「人いがいにも たすけてくれる なかまが いるかもしれないね」「気をつけて いくんだよ」
インパおばちゃんのヒントがゲームのヒントじゃなくて人生のアドバイスだ。ヒントをくれ。
- とりあえずスプール沼の渦からウーラ世界へ。四季の神殿に来ました。溶岩が流れていて通れなかったところは今ならロック鳥の羽根で飛び越えられる。
- その先にあった左上の塔の前でハチマキを締めたウーラの人が仕事中。塔の入り口前に落ちている大きな硬い鉄岩を壊したいがバクダン花でないと壊せない。しかし今はほとんど咲いていない貴重品らしい。そりゃ困る。
- 集めた鉄岩はヨウコウロで溶かすそうです。ヨウコウロ。ついでにウーラマーケットにも寄ってみる。新商品の指輪とメンバーズカードを買った。カードのお値段はクズ鉄5コ。激安。表世界の村で使えるやつだが価値が分からなかった模様。
- そういえば最初にウーラ世界に来たときの渦のすぐそばにジャンプすれば飛び越えられる穴があるのだった。その先の洞窟に入ってみると砂が敷き詰められた広い部屋が。いかにも何かありそうだが何も見つからず。全部スコップで掘ってみたけどクズ鉄しか出なかった。あとで何かあるのだろう、何か。
「さいきん ヨーガンの おんどが 下がってきているウラ」「どうも 「しんでん」が おちてきてから おかしいウラよ」
ゴルゴンさまが意図したことかは分からんがウーラ世界にも密かに悪影響を与えている。ああ見えて意外とデキる男かもしれん、ゴルゴンさま。あえて「様」はひらがな。
- そこから左方面には今まで行ったことのないウーラ地域があった。ホロドラムほどではないがウーラも結構広いんですよね。
「ヨーガンスープは おいしいウラよ」「アレを のめば カゼなんかも いっぱつで なおるウラ」
有力情報ウラ。人間が飲んだら別の意味でイッパツなのは間違いない。風邪といわずあらゆる全ての病から開放されるであろう。溶岩を食べるという点についてはツッコむ気はない。
- 近くの民家に入ってみる。材料さえあれば最高のスープをご馳走してくれるというウーラの人がいた。話が早い。でも材料って溶岩じゃないの?
「こうきゅうで なおかつ ふかーい あじわいのある 鉄じゃないと だめウラ」
それかよ!! あのザマスのマダムから押し付けられた高級ボロ鍋はウーラの人には野性味あふれる良い感じの鉄だったらしい。
- これで最高のスープが作れると張り切るウーラの人。
「オラにまかせるウラ!」
一人称、オラ。お任せすると『ガキン! ガキン! ジュウウッ! ボコッ ボコッ ドロ~…』
と料理中とはとても思えない音が。完成したヨーガンスープをもらった。スープそのものはともかく何製の器に入っているのか気になって仕方ない。
「ヨーガンスープ おいしかったウラか?」
すみません、自分デリバリーの配達員なんで…
- 早々にイベントが終わってしまったので現在のエリアをもうちょっと調査。四季の神殿がウーラ世界に降ってきてから溶岩の量が減ったらしい。
「このままじゃ そのうち たべるヨーガンも なくなるウラ」
やはり嗜好品とかではなく主食級に大事なものなのか、溶岩。石を食べるゴロン族がいるのだから驚きはしない。
- ウーラ世界地図の左上まで到達。人面の火山を発見。目がギョロギョロとリンクの動きを追ってきて不気味。絶対なんかありそうだが今いる場所からは行けなかった。
ボスブリンの要塞
- 表世界へ帰還。スープが熱々のうちにダイゴロンに届けたいところだが今のところワープで行けるのは水浸しの村まで。遠いなあ。
- 文句を言っても仕方ないのでワープ。ここで行く道を間違えて村の外に普通に出てしまう。
「ああっ! またきやがった! うて! うて~!!」
まだいたんすかボスブリンさん。そりゃいるか。そういえば泳げるようになったからこの砦にも入れるのよね。村の反対側のほうに桟橋があってそこから侵入できるのだ。
- せっかくだからお邪魔してみた。砲台を横目に内部に進むとブタの顔のような形の要塞を発見。手下のモリブリンを倒しつつ2階に上がるといつのまにかボスブリンが待ち構えていた。
「きたな! このケチケチこぞう!」「まいどまいど ワガハイに たてつきやがって ゆるせん!!」
だから払えるなら払いますよ通行料。所持金カンストしてるんだよこっちは。
「こんどこそ ここで けっちゃくを つけてやるのだ!」
喋り方がちょっとかわいいのだ。特に恨みはないが戦闘になってしまった。背後に並べてある爆弾を次々投げてくるボスブリン。一段高いところにいるので直接攻撃は不可。ということはやることは分かりますね。パワーブレスレット装備。
- やることをやった。
「このていどで やられはしなーい!」
ものすごいやられ顔するじゃん。「ワガハイがバクダンをおとして うしろに火でも つかないかぎり たおすことなど できないのだ!」
- やることをやった。要塞は爆発した。粉々に。かわいそうに。
「ぬうう おぼえてろ! いつか 目にモノ見せてやる!!」
手下に気遣われながら絵に描いたような捨て台詞を吐いて去るボスブリン一行。残った宝箱を開けてみたらハートの器が出てきた。えっ、これだけ?
- 成り行き上爆破してしまったがどうも寄り道のサブイベントだった気がしてならない。悪いことをした。あらためて水浸しの村に戻ったところ、空き家と思っていた家にボスブリン達が住み着いていた。とてつもなく哀愁漂う顔でせっせと新しい爆弾を作っているボスブリン。手伝う部下モリブリンたち。すみません、かわいそうだが見た瞬間爆笑してしまった。誰がこんなひどいことを!!
「ブヒン…うっうっ… こんなトコロでバクダンづくりなんて… ボスブリンさまが ふびんブヒ」
意外にも部下の忠誠心が高かった。かわいそう度が加速していく。
「クヨクヨしていても はじまらないブヒ!! この ザセツを のりこえて あしたという ひに かえるブヒ!!」
部下の意識も高かった。これに懲りずに頑張ってください。
あれはいいものだ
- いいイベントだった。さて今度こそダイゴロンにスープを届けに行く。
「ゴロ? いいニオイが ずるゴロ~ そのズ~ブ 🥣 ぐれるゴロか?」
むしろ貰ってくれないと困る。いつまでも懐に溶岩を入れておいたら何が起きるか分からん。
「ゴクン、プハー! うまいゴロ~ まさに あじのハーモニーだゴロ~」
食レポまで聞けるとは思わなんだ。風邪は一瞬で良くなったようだ。よかったよかった。当たり前のように溶岩を食べた件と無事である件については突っ込まないものとする。感謝の印としてゴロンつぼをもらった。『…いいツボだ』
あれはいいものだ。
- 他のゴロン族にとってもこの壺はいいものらしいがゲーム的な用途は分かりきっているので即座にインゴーの家に向かう。なんかちょっと転売屋みたいなムーブでイヤだなあ。勇者なのに。
- 怒って暴れていたインゴーは壺を見るなり態度激変。
「たのむ、このとーりだ ナ?」
と言われるまでもなく壺を渡す。前に言っていた通りに晩飯のサカナをもらった。『とれとれ… ピチピチ!』
それはカニ料理だ、リンクよ。
「ハア いいよなァ、つぼ…」「わったりするヤツの 気が知れねえヨ、ったく」
それは本当にすまん。苦情は任天堂に言ってください。あとエニックス(現スクウェア・エニックス)。
- ところでウーラ世界でメンバーズカードを買ったのを思い出す。ホロン村のお店に行って店主に見せてみる。なお店主は何故か昔のマンガの中国人キャラみたいな喋り方です。なぜだ。
「!! それはメンバーズカード!」「メンバーの人だたアルか しつれいしたアル」「おくで ゆっくりしていくと いいアルよ」
言われた通り地下階に行くとこっちにも店があった。特に怪しげな雰囲気とかは無い。木の実をたくさん持てるようになる袋、ガチャのタネ、伝説の遺跡に関係あるかもしれない宝の地図が売っている。全部買った。所持金カンストから179ルピーに。散財したなあ。
「あなたが ぜんぶ かいしめたアルから おみせ オシマイネ」
いよいよ転売屋のようではないか。勇者なのに。
- 違うんです。自分で使うために買ったんです。ちゃんと役に立てますから。虚無に向かって言い訳しながら久しぶりによしおの家に寄ってみると病気は良くなっていた。よかったよかった。まだベッドで寝ているが少し大きくなっている気がする。人の家の子供の成長は早い。
- そういえば魚といえばアレじゃないですか、世界の危機より重大な猫のチミミちゃんの危機ですよ。木の下で待っているじいさんのところへ向かった。
「なんと! オマエさん! チミミちゃんの 大こうぶつ おサカナを おもちでないかえ!」「チミミちゃんを おろすため もってきて くれたのかえ?」
そうだよ。
- 無事じいさんの腕の中に戻ったチミミちゃん。よかったよかった。お礼にメガホンをくれるじいさん。なんで?
karayage