おもいでのドラ
- どうにかドラは見つかった。しかし地下の水たまりの上に落ちていたせいかドラはドラでもさびたドラになっていた。あらら。思い出のドラなのに。
「…ま、まぁ ともかく これで ジョウブツできるぜ というわけで あとは ヨロシク!」
あっ逃げやがった。あの世に。どうでもいいがハイラルに仏はいるのか? 成仏て。- まあドラがサビているのは私の責任ではない。とりあえず船長に見せに行く。最初はドラの帰還を喜んだもののやはりサビ具合には御納得いただけなかった。そりゃな。
「どこかで きたえてもらってきな!」
って言われてもね。 - ここらあたりで心当たりがあるのはウーラ国宝の鍛冶屋しかない。持ち込んでみると早速ドラが国宝の目に止まった。サビていても中身は一級品と下っ端が言っていたがどうやら本当らしい。今回の選択肢は
『おねがいします』『やれ』
の2択。もちろん答えは後者。前者を選ぶと「それが 人に モノをたのむ たいどウラか!」
と怒られます。なんでだよ。 - 文化の違いにおののきつつ鍛え直された海ぞくのドラを受け取る。
『"ゴワーン"てカンジだ!!』
だそうです。この仕上がりには船長も大満足。「このドラには ワシのおもいでが イッパイ つまっているんだ…」「といっても いいおもいでばかりってワケじゃ ねえけどよ」
そうすか。
後悔の航海
「フッ ガラにもなく シンミリしちまったぜ…」「けいきづけに 海に出るか! ヤローども! しゅっこうだ!!」
なんて自然な話の流れなんだ。船の修理が無事終わったのはいいけど、ここ海ないっすよ。そもそも砂に埋まってるし、船。- と思ったら船は当たり前のように表世界への砂漠に突き抜けていった。そんなことある? どういう動力? 誰も突っ込まないので全ての疑問は砂漠の砂に紛れて消えた。そのまま突っ切って海に出ろと船長。
「い、いくらなんでも それはムリなんじゃ…」
揺れる船内で動揺する下っ端たち。しかし船長は「バカヤロー! 死ぬきでやりゃ なんとかなる!」
と根性論。生きてるのか死んでるのか分からん見た目のヤツに言われても説得力があるのかないのか分からん。- やがて船の揺れがいっそう激しくなり突然大きな音が。そして音も揺れも急に静かに。外の様子は見えないが海に出るのは成功した模様。無茶な展開だなあ、色々な意味で。
- 久々の海にゴキゲンの船長。ドラも鳴り響いてるぜ。散々振り回されたけど別にこのドラに何か重要な能力があるとかじゃなくて単に船長のモチベーション回復のためだけのアイテムだったんだな。なんかすげえな。
- 一方で下っ端船員たちは久々の航海に一瞬で船酔いしていた。オイオイオイ。
「キ、キモチワルイ…死にそうだ…」
えぇ… 「も、もうダメだ かんがえてみりゃ 死んでから いちども ふねに のってなかったんだ」
だから生きてるのか死んでるのかどっちなんだよ!!!「ウウ…おええええ…」
じゃないんですよ。なにを吐いてるんだ何を。ホネなのに。「なんだ なんだ なさけねえ! テメエら それでも 海ぞくか!」「ふなのりが ふなよいするなんて シャレにな、なんない…ぜ‥」「‥‥お、おえっ…」
船長もこの有り様。もうええわ。- 船長の指示で一旦陸地に上がることになった。なんだかなあ。どこぞの海辺のちょうど橋が途切れている間におさまる海賊船。先にチェックしに来なかったけどここで目的地ルートが行き止まりになるようになってたのかな。
- 地味に長かった海賊イベントもこれで終わりか。
「ここだって いちおう 海の上だから やっぱ ワシは 海の男よ!」
だまらっしゃい。ところでドラはなぜかリンクが預かることになった。船長に渡すとまたなくしそうだから、と下っ端船員。まあそうかも。
冒険者の墓
- それでここはどこなんですか。地図の左下エリアだ。海賊船の船尾がちょうど地図の下の端っこにある感じ。軽く周辺をチェックしたのち近くの墓地に向かう。ここに来るのが目的だったんだよ。海賊とワチャワチャするのが目的じゃなくて。
- オバケが出てくる墓地を進む。さほど広くはないので探索するまでもなくダンジョンの入り口はすぐ見つかった。怪しげな3つの像が並ぶ階段を降りたところが『LV.7 ぼうけん者の はか』である。一瞬『ぼうけん者の ばか』に見えたのは秘密。
- 早速フクロウ像を発見。こんなに早く出てくるのはちょっと珍しい。
『ノロイノ ミナモトハ ヤミニ ヒソム』
だそうです。 - 何のことかはすぐ分かった。
「すべての火がきえさるまえに たちさるがよい」「さもなければ…」
ある部屋に立ち入るなりこのメッセージ。確かに部屋の中に燭台があるのだが結構短時間で火が消えるため素早く移動しないと入り口に戻される。いつも玄関ホールに置いてある目が動く一つ目像が5角形に配置してあって、その真ん中に降ろされるのがなんかイヤ。こっち見んな。 - 暗い部屋は置いておいて今行けそうな場所を探索。2つの燭台の間に墓石が置いてある部屋があったのでパチンコで火をつけてみると幽霊が登場。
「あたくちの"のろい"を とこうというのでちゅか」「おもしろいでちゅ…あいてになりまちゅ!」
予想外のキャラが来た。いかにもなオバケ型で剣装備なのもちょっと珍しい。- 幽霊だけど剣で普通に倒せました。
「やるでちゅね! ちゅぎに あったときは こうはいかないでちゅ…」
そうでちゅか。これで暗い部屋が普通に通れるようになった。 - その後も動く鎧でスライドパズルをやらされる少し珍しい仕掛けなどを解きつつ進む。全体的に少し珍しいものが目立つダンジョンだな。
「すべての火がきえさるまえに たちさるがよい」「さもなければ…」
また出た。今度はプールの上をトゲ鉄ローラーが転がっている変な部屋でオバケメッセージ。別の部屋で燭台に火を付けるとまたしてもオバケが登場。「このわたくしの"のろい"をも とこうというのね イモウトのようにはいかなくってよ かくごっ!」
お嬢様系のオバケだ。カンテラを手に炎で攻撃してくるがやはり剣が普通に効くので普通に倒す。燭台の火が消えないようにするのだけ注意。「クッ… つぎあったときは このはかから たちのいていただきますわ…」
取るもん取ったら勝手に帰りますよ。それがいかんのだろうが。- オバケ姉妹はともかくなかなか新アイテムが出ないな、と思ったらやっと来た。ハネマントだって。ボタンを押し続けるとなんと2段ジャンプになる。ロック鳥の羽根のパワーアップ扱いらしい。
- 入手時の説明では
『2だんジャンプ!』
とあったが実際の操作感はジャンプで飛び上がったのちフワーッと前方に飛んでいく感じ。クリア後に調べてみたらゼルダ公式Xアカウントに動画があった。未プレイの人がこれを読んでいるかは知らんが紹介。 - これを使うと3マスくらいの穴はフワーッと飛び越えられる。便利。しかしここ結構長いなあ。トランポリンで移動するところも何箇所もあるし微妙にややこしい感じ。
- 無駄に手間取った感があるが適当に入った部屋でオバケ姉妹と再会。今度は2人同時か。
「わたくしたちの"のろい"が かんせいするのがさきか…あなたに たおされるのがさきか いざ…しょうぶ!」
- というわけでマーガレット・エイミィ姉妹とバトル。基本的なところは単体との戦闘と変わらないと思うが姉妹が燭台の火を消そうとしてくるので常時パチンコ装備で火の管理に気をつけること。あとは1人ずつ倒すのみ。
「まさか このわたくしが… このウラミ いつか!」「キャーーー 死ぬのはイヤでちゅー…」
死んでるのか生きてるのかはっきりしろ。海賊共といい何だね君たちは。命を何だと思ってるんだ。- よくわからん説教が出てしまったが探索はまだ続く。やっぱりこのダンジョンちょっと長くない?気のせい? なんか階段の迷路まで出てきたし…
- その迷路を超えたところにやっとボス部屋。ボスはまたしても初代からゲスト出演のグリオーク。ドラゴンみたいなやつね。今回は頭2個タイプ。ボス部屋内のブロックの配置も初代オマージュと見せかけて全部トゲ床というよくわからんアレンジあり。
- 攻撃方法は初代と同じ要領で火を吐いてくる。これはハネマントを使えば比較的楽に避けられる。しかし両方の首を落としたあとは初代と違って首なしのホネ状態に変化して更に襲いかかってくる。ジャンプ→着地で地響きを起こしてリンクを動けなくしたあと突進という不意打ちをかましてくるのでハネマントでどうにかしよう。
- どうにかした。あー疲れた。ようやく手に入れた大地のことわりは『実の恵み』はサクランボの形。まあ、実だな。疲れているのでコメントも雑。
実は トリたちに はこばれ
あらたな大地で イノチをはぐくむ
これぞ 実の恵み!
- 実の恵みっていうか実が恵みっていうか。さて恒例のマカの実タイムだがなんと今回は夢のお告げ無し。
「だから リンクくんだけが たよりだよ」「このホロドラムのどこかに きっと あるハズなんだ がんばって!」
ここに来て急に無茶振り。 「キミのおかげで ちょっとだけ げんきが出てきた気がするんだ! がんばって リンクくん!」
ちょっと待て、ここまでやって「気がする」止まりなんですか!? 次で最後の恵みなんですけど?! 本当に大丈夫かこの守り神。非常に不安になってきた。