暗黒ドンキーコング
「さいきん あさゴハンを 2かい つくっちゃったり するのよねぇ」
ベランのせいなのかただのうっかりなのか分からん。用事が済んだのでレンヌの町に帰ってきた。今度こそ暗黒の塔に行くぞ。
- 初めて来た時にあった瓦礫がなくなって塔に入れるようになっている。中に入ってみるといきなり赤いコウモリ系の魔物とご対面。
「おそいシゴトは カメでもできる」「おそかったですなぁ…リンクはん…」
あっお前は。名前なんだっけ。『大地の章』にちょっと出たやつ。姫をさらったのはコイツか。
「ホロドラムでは たいへん おセワに なりましたなぁ!」「アンタがさがしてる お姫さんは ワイが いただきましたでぇ!」「たすけられるものなら たすけだしてみぃ! ケーケケケ!」
名前、名前なんだっけ。思い出せん。
- まあどうせこのあと倒すのだから思い出せなくても問題はない。階段を登ると横視点画面に。ケーケケケとか言って去ったのにまだいる赤コウモリ。
「このワイのこうげきをよけて 上まであがってこれたら アンタのだいじな お姫さんを かえしてやりまっせ!」「ま ムリでっしゃろうけどな ケーケケケ!」
- なんだ、なにが始まるんだ。と思ったら、ドンキーコングじゃねーか!! ナナメの足場といいハシゴといいどう見てもドンキーコング。攻撃手段がタルではなく火の玉という違いはあるがかなりドンキーコング。流石に笑ってしまった。任天堂大好きおじさんが作ったゲームか?
- 普通に終了。
「キー!! これしきで かったと おもわれたら こまりまっせー!」
帰っちゃったよ。何がしたかったんだ。
「あぶないトコロを たすけてくれて ありがとう」「わたしの なは ゼルダ あなたが リンクですね」
あれ、初対面? ツインローバが復活させようとしているアイツが本当にアイツのことならそれを倒したであろう本作のリンクもゼルダ姫と会ったことがあると思ったのだが。時系列がいまいち分からん。もしかしてこの姫も本物じゃなくて魔物が化けてるとか? それともリンクのほうが『神トラ』『夢島』とは別人? リンクも姫も別人説もあり得るし。
- 分からなくなってきた。俺は、俺は何者なんだ。まあいいや。今回はカプコン時空だからあまり関係ないのだろう。
リンクの使命
- 赤コウモリと戦闘になるかと思ったがならないまま外へ。インパと無事再会を果たしたゼルダ姫。と鳥(※伝書バード)。
「ほんとうに しんぱいしましたよ どうして おひとりで こんなキケンなトコロまで…」
本当だよ!!
「ごめんなさい しんぱいを かけてしまって…」「けれども わたしは 見てしまったのです…」「ぜつぼうと なげきに みたされ 世界が ほろんでいくすがたを!」
やっぱりそれか。毎回同じワードを聞いているのでそろそろバリエーションが欲しくなってくる頃です。「苦痛」とか。「恐怖」とか。「破滅」とか。「米不足」とか。
- リンクの左手のアザは勇者の証。ベランやツインローバの野望を止められるのはリンクしかいない、とゼルダ姫。この姫がどの姫でもリンクに使命という名の無茶振りが課されるのは変わらん。勇者のつらいところ。
- 👸
「おねがいです リンク その手で 闇をふりはらい この世界を まもってください!」
🕊️「タノンダゾ タノンダゾ!!」
なんで鳥にまで言われないといかんのか?!
「さぁ リンクが ひきうけてくれたからには もうあんしんですね ゼルダさま」
まだ何も言ってねえ!! ああもう。姫もインパおばちゃんと一緒にネールの家に隠れることになった。
「そうそう リンク アンタ たしか 北西の山へむかってたんだっけ」「ここから西へ いったところに のぼりぐちが あるって きいたよ 気をつけて いくんだよ」
もののついでのように言いおって。久しぶりに聞いたよそのセリフ。
- 橋を渡って去る途中で振り返るゼルダ姫。
「リンク あなたのぶじを いつも いのっています」
やっと正面顔が見えた。冠以外はマリンに似ているな。ドット絵で似ているもなにもない気がするが。『夢をみる島』冒頭でリンクがマリンをゼルダ姫と見間違うシーンがあるので(夢島リンクが知るゼルダ姫とマリンは)設定上は似ているはず。もちろん取説とかのイラストは全く別人です。まず絵柄が違いすぎる。
よしお成人
- 町に来たついでによしおの家に行く。……なんかヘンなやつが剣と盾を持ってウロウロしている。誰ですか。
「わたしのなまえは よしお」「リンクさまのような リッパな勇者となるため まいにち たんれん中であります!!」
嘘だろ。成長が早いとかそういうレベルじゃない。「早い」じゃなくて「速い」の字を使うのが適切である気がするほどのスピード感。どういうことだ。ついこの前まで「好きな子がいるけどナイショだよ」とか言ってたのに。いやその前は赤ちゃんだったのに。過程が、過程がない。
「やー、リンク」「よしおも もう いちにんまえのオトナだよ」
やー、じゃないですよお父さん。どうなってるんですか息子さんの成長度。そういえば顔とか帽子は父ペックそっくりだな、成人よしお。流石親子。そうじゃなくて。母ラミンも特に疑問を覚えていない。なんなんだ。もう何も分からん。
- 私は考えるのを止めた。一応ネールの家に行ってゼルダ姫とインパの顔を見ておく。もう無茶しないでくださいよ。
リッキー再び2
- 次の目的地はシメトリ村方面。お面屋に寄ったときに近くの跳ね橋的なやつを豆鉄砲で開通させてあるので先に進めるようになっていたのだ。
- とりあえず道なりに進む。途中でイカつい顔をしたハゲのおっさんを発見。近くにノコギリなども置いてある。
「てやんでぇ べらぼうめぇ!」
見たままの印象の口調だった。なんでもシメトリ村跡の橋を作っている途中なのにウチの若いもんが休憩に行ったまま戻ってこないという。「さがしにいこうにも ここいらのちけいは ちっとばかし フクザツでよ」「人のあしじゃ さがしきれねぇときたもんだ! カァー!」
これから何が起こるか察した。
- 絶対あの子が来るでしょ。と思ったのに来たのは想像と違うヤツだった。
「おニイちゃん! よかった! やっと見つけたよ!」
お前はいつぞやのイタズラ妖精。の青。何があった。
「グローブをつけて ピョンピョン はねまわる ドーブツが ボクたちのもりで まよって 出られなくなっちゃったんだ!」
それはお前らのせいだろ!!!! このままではドーブツがかわいそうなので一緒に探してくれとのこと。妖精の術を解けばいいのではと思うがそういうものではないのか。
- 仕方がないので手伝うことに。
「こんなに こまらせるつもりは なかったんだよ ホントに」
だまらっしゃい。
- 多分森の奥のほうにいる、という漠然とした情報を頼りにドーブツを探す。いた。
「えーっと ここと あそこがつながってて」「あー! わからなくなっちゃった! いったい どうなってるの?」
自分なりに攻略しようという姿勢に好感が持てる。というわけでカンガルーのリッキーと再会。妖精たちに森の外に戻してもらった。一応謝ってはいるが『探す方も面白かった』などと供述しておりあまり反省していない様子。「また やりたいな!」
じゃないんですよ。
- リッキーはリンクが助けに来てくれたことを素直に喜んでいる。いじらしいやつ。ホロドラムの時と同じように一緒に冒険がしたいということでリッキーのふえをくれた。
- リッキーのポケットに入って若いもん探し開始。まずはカールおじさん的なヒゲが生えた男を発見。
「シメトリ村アトへ いけるように はしを かけるったって だれかが いまスグに つかうってワケじゃないんだから そんなに いそがなくたって いいとおもうのよ ねえ?」
ねえ?
- 声をかけたら若いもんその1はピョーンと高台からジャンプで去っていった。見た目より身軽。そういえば村じゃなくて村跡って言ってたな。もうないの?シメトリ村。
- 続いて若いもんその2&3にも声をかけた。顔は全員同じだった。カァー。
「リッパなはしを かけねえと ショーチしねえぞ コノヤロー!」
という親方の号令で若いもん1~3が作業開始。出来かけの橋の上をズンズン進んでいくとみるみるうちに橋が完成した。橋ってそうやって造るもんだっけという話はしません。ゲームなので。
「やりゃ できるんじゃねえか! コンチキショーめ!」
親方と若いもん1~3は去っていった。何だったんだ。
シメトリ村?
- といった強引な寄り道はあったがようやく『↑ シメトリ村』の看板まで来た。山の階段を登ってみると、壊滅。一瞬ウーラ世界に来たのかと思ったがそういうわけではない。村じゅう真っ赤。火山はあるわ溶岩は出るわ火の魔物がいるわ。なんじゃあこりゃあ。もちろん民家も滅茶苦茶。中央下にピューの実の木があったことだけが収穫。一体なにがあった。
- 村は狭かった。全部で6画面分しかない。マップ左下から階段を降りたらもう村の外だった。ゾーラがいたり赤い騎士風の敵がいる以外はなんともいえない感じ。
- 村跡に戻った。ピューの木の両隣に久しぶりに見た時の穴があったのでそこから昔に行ってみることに。
- 来たぜ昔のシメトリ村。村じゅう真っ赤。同じじゃねーか!! と言いたいところだが建物の配置などは現代と違う。ピューの木があった場所には古い造りの家がある。まわりの木が枯れ木になっているのも気になるが。
木だけに。
「タイヘン タイヘン ミノムの実が われちゃったあ!」
家の中にいたのはツインテールの女子、が2名。左右対称の部屋の中に左右対称に立っている。
- 女子の片方から事情を聞く。例の暗黒の塔が完成していくにつれてシメトリ村にも異変が起き始めたのだそうだ。
「ミノムの実が われちゃって 村のバランスがくずれちゃって ついに 火山がバクハツしたの」
因果関係が分からん。
- 話はまだ続いた。ミノムの実とはこの村のシンボル。村の掟ではこの建物を真ん中に見て左右がまったく同じでなければいけないのだそうだ。それがミノムの実が割れたせいでこうなったと。そんなことある?
- あまり聞いたことがないタイプの因習村だった。どうかしてるぜ。左右対称ってどこまで守ればいいんですか? ツッコミどころしかない。わけがわからないがとにかく実をなんとか元通りにしないと村は火山の噴火で滅びるらしいことだけは分かった。そんなこと言われても……
karayage