今の海と昔の海
- かなり怖いことを聞いてしまった。まあ今は元に戻ったので…。引き続き情報収集。
「どこかに ゾーラぞくがすむ海が あるらしいんじゃが」
ゾーラ族ねぇ。先に老ゾーラを見ているので信憑性はあるが。
- そういえば人魚スーツで海も泳げるようになったんだった。あの忌まわしきミカヅキ島にもイカダなしで行けるが用はないのでスルー。
- 渦潮を避けるのが面倒だが進めるほうに進んでいく。適当なところで水に潜ってみたらヘンなのがいた。白い魚に人の体がくっついたような感じといえば分かるかしら。
「このさきの海は くるものすべてを のみこんでしまう あらしの海!」「キミのような こどもを とおすわけには いかないな!」
しゃべった。というかこれがゾーラ族の人であろう。外見が過去シリーズと一致しないのは気にしない。ちなみに本作には雑魚敵としてのゾーラも出演するがあれとは別扱いなのだろう。
- 通すわけにはいかないと言われてしまったので別ルートを探す。前にも書いた通り海のエリアは岩や渦潮で区切られている場所が多いが、その中に海賊船がウロウロしているところを発見。区切られたエリア内にいるので接触はできないが。
- 水に潜ったり上がったりしながら進めそうなところを探す。すると暗黒の塔のちょうど南あたりに小屋があるのを発見。入ってみると女性がひとりで暮らしていた。相当前の代からこの島で漁師をしているという。
「このあたりの しまは すこしずつ 西へ うごいているんですって」「とすると このしまは 大むかし もっと東に あったのかしら」
なんですって。
- かなり意外な情報を得た。そうか、よく考えたら昔の海も探索対象になったんだな。これは結構大変な気がする。ただでさえ『時空の章』はダンジョン間のイベントが長めなのに。『大地の章』のプレイ記録は16ページで終わったのにこっちはまだ2つもダンジョンが残ってるんですよ。
- そんなメタい事情は置いておいて昔の時代へ。とりあえず海辺を徹底チェックということで久々にイカダの青年と話す。イカダのレースに出る予定だが良いオールが見つからないという。
- というわけで前にメイプルからもらった魔法のオールを渡す。
「なんだかオモチャみたいだけど」
との評だが気に入ったらしい。代わりに海のウクレレをくれた。「つきを ながめながらノンビリとつまびくのも けっこうオツだよ!」
意外とロマンチストなヤツ。
- 次は昔の海をひととおり泳いでみる。エリアとしてはかなり広く感じるが
(おもに操作性のせいで)やはり行けるところはそんなに多くはない。
- 確認は済んだので今度は現代の漁師の小屋に戻る。小屋の前で時の調べを奏でてみると、なんと小屋がある小島の位置が右にズレた。大体5マスくらい? なるほどなあ。なおこの時代の漁師は鼻メガネ風のおっさんだった。
「おもいきって このしまで りょうしを はじめたのですが」
と言っているのでこの人が初代漁師か。
ゾーラの里
- 昔の時代の漁師の小島から潜水して再び海底を探索開始。すると海の底に看板が立っているのを発見。
『← ゾーラのさと →あらしの海』
と書いてある。ややシュールだが役には立った。やはり看板は大事。壊すなどもってのほか。
- 途中で現代に時代を切り替えてから海底を進む。『ことわり』の話をしたのが現代のマカの木なのでダンジョンの手がかりを探すならこっちだろう。このあたりのも例のブヨブヨがあって気持ちが悪い。
- 途中で入れ替えフックを駆使しつつ進んでいくとよくわからないオブジェを発見。ソースがかかったタコ焼きに一本足がついてるような物体が並んでいる。その近くにゾーラ族が立っているのも発見。
「ようこそ にんぎょくん ここは ゾーラのさとです」
というわけでここがゾーラの里です。本作のゾーラは海の中に住んでるのか。とはいえ老ゾーラを見るに陸に上がっても大丈夫みたいですが。
- 大きな貝殻を利用して作ったと思われる家がある。ドット絵だからそんなに不思議に思わないがかなりデカい貝だよこれ。中に入るとやはり貝を利用して作ったと思われるインテリアが並ぶ。床の模様もオシャレだ。
「さとに つたわる 海のおまもり ゾーラのうろこ…」「ゾーラぞく 勇者のあかしを たくすことができる おかたは いま いずこ…」
なぜ今そんな話を? とはいえ重要そうなので覚えておこう。
「キングゾーラさまの きゅうでんから 東へいくと 大きな としょかんが あるよ」
あの大きな本が乗っかった建物のことかな。前に見て気になってたけど行けなかったやつ。
- また海底看板を発見。北がキングゾーラ宮殿、西がジャブジャブさまのほこらと書いてある。ジャブジャブさま?
- 分からんがまずは宮殿に行ってみよう。と思ったのだがなんとキングはいなかった。なんでも大昔の王が突然の病で亡くなって以来それっきりらしい。今の里は王がいない時代がずっと続いているそうな。
- その結果、王が代々管理していたメガネ島図書館のカギも行方知れず。それ絶対大事なやつじゃん。王の間にも行ってみたが貝殻の玉座には無論誰もおらず。
- これは昔に行ってなんとかする案件に違いない。それはちょっとだけ置いておいてジャブジャブ様とやらも確認しておこう……ギャッ。看板の奥にいたのは超巨大な深海魚。頭に宝石がついた冠のようなものがある以外はクソデカ魚としか言いようがない。物言わぬ真っ黒な目が不気味である。
- まさかマカの木が言っていたのはこれか? 手前にいるゾーラの人もジャブジャブさまについて
「その おなかの中は フクザツに 入りくんでいるらしい」
とか言ってるし。
ジャブジャブさまとキングゾーラ
- 嫌な予感を抱きつつ昔のゾーラの里へ。こっちはタコ焼きではなく海藻のようなオブジェが並んでいる。どちらも海底の明かりのような役目があるのだろう。
「にんぎょの おきゃくさんとは めずらしい! ここは ゾーラのさとです」
いつの時代もゾーラ族は気さくだ。
「ボクたち けだかい 海ゾーラと ゲヒンで ヤバンな 川ゾーラを いっしょに しないでくれたまえ!」
つまり水中からリンクに弾とか吐いてくるのは川ゾーラで、里の人は海ゾーラってことね。わかりました。
- こちらの時代の家も貝を利用したものだが現代が三角の巻き貝風なのに対して昔はアンモナイト的な丸い巻き貝。床の模様がオシャレなのは共通。
- 床のオシャレさはさておきこの時代のキングゾーラは健在らしい。会いに行く前にこの時代のジャブジャブさまも見ておくか。と思ったがその手前にいた人が気になることを言っている。
「海がくさってしまって ゲホッ おちおち およげなくて ゴホッ」
海が腐った?
- それで昔のジャブジャブさまですが、小さい。いやリンクと比べたら大きいのだがサイズ感的にはサメとかイルカくらいな感じ。頭になにか乗っている以外は普通の魚、と言いたいところだがよく見ると尾びれが横向き(水平)についている。よく動物小ネタで出てくる話題だがサメ含む魚類は尾びれが縦向き(垂直)でイルカやクジラといった哺乳類は尾びれが横向きなのだ。ということはジャブジャブさまは……?
- そんなことは気にしなくてよい。ここは地球じゃないから関係ねえ。なおジャブジャブさま(小)の鳴き声は
『キューッ キューッ』
です。かわいいぜ。
- 確認は済んだので今度こそ宮殿へ。キングゾーラには会わせてもらえるようだが王は病の身なので謁見は手短にと言われる。面会謝絶じゃないんだ。やはり王の病気をなんとかする流れになるのか。
- 王の間に上がると大きな半魚人が貝の玉座に座っていた。先にお付きの人と話す。
「ああ! キングゾーラさまの あの くるしそうな おカオ!」「あなたも そうおもうでしょう?」
そう言われても初対面だからなんとも。険しい顔ではあるが。
- というわけでキングゾーラと対面。
「く、くるしゅうゾラ よは もう ダメゾラ…」
申し訳ないが爆笑してしまった。王様キャラの定番台詞といえば「くるしゅうない」だがマジで苦しい時は「くるしゅう」なのか。そりゃあ病気なのだから苦しかろうが。あと語尾は「ゾラ」なんですね。一般ゾーラは普通に喋っているが。
- 初対面の小僧相手に話しているのに王はかなり弱気。自分の代で長年栄えた王家が途絶えてしまうと口惜しがっている。というところで魔法のクスリを渡すか選択肢が出る。特に書いていなかったがいつだったかガチャのタネのガチャで出てきたやつだ。特に使わないので存在を忘れていた。
- 別に渡しても何の問題もないので素直に渡す。
「なに? それが ウワサにきく まほうのクスリとな?」「ヌヌヌ いかにも あやしい見た目じゃが どうせ死ぬのなら イチかバチか のんでみるゾラ!」
王、思い切りが良すぎる。誰か止めたほうがいいんじゃないか。
「ゴクッ ゴクッ ゴクッ プハー」
飲んじゃったよ。一気飲みだよ。なお味はマズかったらしい。「ん? おお! どうしたことゾラ! カラダが アワのようにかるいゾラ」「これで 王ケも アンタイ ゾラ」
王、あっさり復活。即効性がありすぎる。流石は『魔法の』の名を冠するだけはある。あれほど弱気だったのにメンタルまで回復しているのが地味にヤバイ。本人の性格のせいかもしれんが。
- 王はリンクの名を尋ねて礼を言った。最近になって東のほうから腐った水が流れてくるようになったのが病気の原因だったらしい。
「このおんは まつだいまで わすれないゾラ」
多分現代でもイベントがあると思うのでそうしていただけると助かります。
- 薬の礼に何か望みはないかと聞くキングゾーラ。そこで『大きなおサカナ』の話をするリンク。
「ジャ、ジャブジャブさまは われら ゾーラの まもりがみ ゾラ!」「おサカナなどとは ぶれいゾラ! コトバには 気をつけるゾラ!」
ごめん。しかしこれで『おサカナ』がジャブジャブさまだと確定してしまった。嫌な予感しかない。
karayage