以下は弊サイトが受けた盗用被害の一部から各被害の要素に触れて私の所見・感想を述べたものです。常習的に盗用を行う人物の行動と目的を理解する一助となれば幸いです。
なお盗用・パクリ以外の被害(嫌がらせ、中傷等)についてはここでは言及しません。
(公開:2025年3月24日)
目次
はじめに
まずは弊サイトに初めて来た方、久しぶりに来たが状況が分からないという方に説明します。私(カラヤゲ)は2020年8月15日に宇宙探索ゲーム『Outer Wilds』の非公式ファンサイトを開設し、個人で継続的に更新を続けていました。初心者向けガイドやゲームの登場キャラクターや時系列のまとめ、公式インタビューやコンセプトアートを紹介するリンク集など特にジャンルを限定することなく無節操にコンテンツを追加していきました。Outer Wildsについての雑多な考察や私が新発掘した小ネタ、海外掲示板で見つけた情報の紹介、公式ニュースのまとめ、とにかく私が興味を持ったことは何でも書きました。中でもゲームの各言語の翻訳に関する調べ物はサイト開設前からやっていて、公式に対応している全12言語版のチェックとかそういう活動もしていました。いずれのコーナーにおいても他サイトにはない独自情報をそれなりの分量で掲載していたと思います。サイトの更新頻度は初期は2日に1回、途中からは4日に1回といったペースで続けており、公式の新情報があったら即日更新というのも頻繁にあったと記憶しています。
そして、そういうサイトが次々と盗用の被害に遭うようになったわけです。こうした形態・規模で運営しているサイトが他になかったというのもあるのでしょうが、弊ファンサイトは元々ゲームのネタバレ防止のためにパスワードを入力しないと閲覧できない方式(+検索避け・キャッシュ拒否設定)で運営していたのもあってパクリ目的の方々の格好の餌食になりました。Outer Wildsは作中で手に入る知識ベースで攻略するゲームであり、ネタバレによってゲーム体験が著しく損なわれる可能性が高いため、あえて閲覧者の方々にもご不便をおかけする方式で公開していたのですが(しかもDLCエリアのアクセスには別パスワードの入力を要する徹底した仕様)、そういった事情すらも含めて盗用目的の人達には無料食べ放題・持ち帰りもOKなバイキング状態にしか見えなかったようです。
盗用目的でサイトに来ている人が何人もいるというのはそれ自体がストレスです。このサイトは非営利の趣味でやっているのに「次は何をパクられるのか」と思い煩いながら活動しても何も楽しくありません。「こういう小ネタがあって…」と何度もサイト内容を他所で披露しながら、それらの情報源については決して触れないのは、その情報の元になった人物など存在しないとでも言うような残酷な振る舞いです。私はあなたのために情報を用意するパシリか何かですか?という感じですが、存在を無視されているという意味で言えば実際はパシリ未満の扱いです。
- Outer Wildsファン制作の作品、記事、動画(以下『ファンコンテンツ』と表記)を楽しみにチェックしていたら自分のサイトからのパクリが出てくる
- 配信のチャット欄にも自サイトにしか載せてないネタバレを披露する人がいる
- Tumblrの『おすすめ投稿』みたいな欄にまでパクリ投稿がピックアップ
- 上記の誰ひとりとして罪悪感も何もなく、投稿や作品に来たリアクションを喜んでいる(そしてまたパクる)
こんなことが何度も何度も続いて楽しいわけがない。いくらかの休止期間を経て、最終的に2024年8月20日をもって私のOuter Wildsファンサイトは閉鎖に至りました。
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パクリ被害の話は、一部の人からは必要以上に軽く低く見られることがありますが、実際のところ被害者が見ている景色というのは『自分のサイフから盗んだお金をこれ見よがしに募金箱に入れ、その様子をSNSにアップした人が賞賛を受けている』のを見せつけられるようなものです。この人物の目的はどう考えても『(SNSにアップして)賞賛を受ける』の部分であり、募金活動や困っている人の支援がしたくてしているのではないのは明らかです(むしろそういった活動を自分が賞賛を得るための道具扱いしているわけで、他人の活動そのものを侮辱しているとも言える)。別にそれを動機とすることは本人の自由ですが、なぜ自分のお金(リソース)だけでやらないのか。そして「私のお金を勝手に使うのは止めて欲しい」と訴えると「お前は募金活動を否定するのか」「募金活動は違法でもなんでもない」「お前は助け合いの精神がない、心が冷たい酷い奴だ」などと論点をずらされたり、人格攻撃をされたり、あるいは完全に無視されたりもする。穏便に仲裁しているようでその実は盗用する側に有利な対応しかしない『善意の』人物もいる。そうやって泣き寝入りをさせられた盗用被害者は世の中に大勢います。これらは全く公平なことではない。
もちろんゲームの考察だとか新発見といったものはお金と違い、盗んだところで確実に犯罪になる性質のものではありません。しかし一方で「盗みたい」と思う人がいる程度には価値があるものだというのは盗用をした人全員と、盗用コンテンツに好意的なリアクションをした方々全員が証明してくれています。自他にとって価値があるものを盗み、抗議されても知らん顔、などという行動に出る人が賞賛に値する立派で素敵な人物かというと、決してそうは言えないでしょう。『遊ぶ金』が欲しい、誰よりも褒められたいといった動機で行う盗みは誰もがやる普通の行動ではありません。そういった常軌を逸した迷惑行動を平然と行う人が複数人いて、しかもその行動が公然とまかり通る場所では、ごく平凡な趣味の活動すら不可能になります。これが複数回に及ぶパクリ・盗用被害の実態です。「ちょっとパクられたくらいで」で済むことではないのです。
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ここからは、弊サイトが受けた盗用被害を要素別に分解し、それぞれの問題点と、それらの行動から推察できる盗用する人物の目的について書いていきます。このテキストは、盗用・パクリ・剽窃を行う人物達への批判目的というよりは「世の中にはこういうことをする人物がいる」という周知目的と、「もし盗用被害を受けたとしても、それは盗用した人物の問題で、被害側の責任ではない」という私の意見を表明するために書きました(被害に悩んでいたときに同様の被害者の方々が残してくれた意見や愚痴が心の底から共感できて支えになったので、自分なりの御礼のつもりです)。弊サイトの件に限らず、盗用問題全般の理解の一助となれば幸いです。
盗用の問題点と、盗用する人物の目的
そもそも盗用や剽窃とは、他人の成果を自分の成果であるかのように偽る詐欺的な行為です。本当は模倣元・参考元があるのを隠して「自分はこんなことも出来る・知っている」と偽の実績や能力をアピールすることで何かしらの利益(金銭、名誉、地位など)を得るのが盗用する人の目的です。
そして盗用の被害とはその詐欺的な行為に一方的に加担させられることでもあります。どんな目的で発表したものであれ、それなりの労力をかけて制作したものが人を騙す道具として利用されるのは不本意でしかありません。盗用をする人は例外なく嘘つきです。その嘘が法的に罪に問われるかは関係なく、自分の嘘によって迷惑がかかる人がいる、傷つく人がいると分かっていてなお嘘をつき続けてしまうことは、常習的に盗用を行う人物全員に共通する問題です。
盗用する人は「ファン」なのか?
まず断言しますが、盗用(パクリ・剽窃・盗作)はファン活動ではありません。ファン活動とはその対象への自分の思いを表現するために行うものですが、自分の思いを他人のパクリによって示すというのは手段と目的が矛盾しています。そもそもファン活動は他のファンに迷惑をかける手段・目的で行われるべきではありません。よって盗用をする人は「ファン」ではなく、ただの迷惑な人です。おわり。
いきなり話が終わる書き出しをしてしまったが流石にこれを否定する人はいないのではないか(盗用をしたことがある当事者の方々だけは否定するかもしれませんが)。
大前提として、ゲームや漫画といった作品のファン活動はオリジナル作品の権利を(無断で)借りて行うものです。昨今はコンテンツの権利者側が二次創作ガイドラインやコンテンツ利用ガイドラインを制定するケースも増えてきましたが、これらはあくまで作品のファンがファン活動として行う前提に基づいて公開されているもので、ファン活動によって権利者や他のファンに迷惑をかける行為、他人を傷つける行為を認めているガイドラインは存在しないはずです。トラブルを起こすファンを抱えても企業やメーカーには何の得もないからです。
(もちろん「被害者が騒がなければいい」といった意見は論外。こんな意見が通るファン界隈があったらそれこそ無法地帯です。)
言うまでもありませんが、どこぞの知らない誰かにパクってもらう目的でファン制作コンテンツを公開する人はいません。わざわざ「パクリ(盗用)は止めてください」と意思表示している相手から成果物を盗むのは、法的な問題以前に嫌がらせと同じです。ゲーム系のサイトでは以前から企業による大手ゲーム攻略サイトによる攻略情報の盗用が度々問題になっていますが、こうした行為は元の攻略情報をまとめた有志や個人の熱意やゲーム愛を踏みにじるものです。盗用の目的が単なるPV稼ぎ(に付随する広告収入)であるのも明白で、元のゲームに対する思い入れなどは皆無でしょう。
他のファンから制作物や成果物を盗用する人の目的も結局はこれと同じです。そもそも「自分でやってみたい」と思って実行できる人は他人からパクる必要などないのです。自分自身の言葉や表現で感想記事やファンアートを制作する人と、そういった記事や作品から見栄えのする部分をパクって自分のもののように披露する人とでファン活動の動機が同じであるはずがありません。盗用する人も「この作品が好きだ!」という気持ちだけは嘘ではないとしても、その表現方法がパクリでは元の動機まで疑われて当然です。弊サイトから盗用をした人の中には、自分で調べてもいないことを私の感想まで含めてパクった人までいましたからね。こんなことをする人はどう考えても「ファン」ではないでしょう。
盗用の目的は「他人の立場が欲しい」から?
突然ですが『アレオレ詐欺』という言葉があります。簡単に言うと手柄泥棒のような行為を指す語で、おそらくネット発の用語で古くは2010年頃から使われているのでご存じの方も多いかと思います。
他人の成果を自分のものとして誇る行為という意味でアレオレ詐欺をする人と盗用をする人の目的(と心理)にはかなり近いものがあると思います。言ってしまえばある種の乗っ取り目的です。飛躍しているように聞こえるかもしれませんが、例えば他人の発見を自分のものだと主張する人物の動機は端的に言って『発見者の立場が欲しい』以外にないでしょう。「自分も何か新発見がしたい」と思う人は横取りなどせず自分で新発見を探しに行きますよね。
このように自分自身の好奇心や興味関心など内的な要因による動機を『内発的動機』、報酬・評価・賞賛あるいは罰などの外的な要因による動機を『外発的動機』と呼ぶそうです。もちろんどちらの動機が良いとか悪いとかいう話ではなく、例えば外発的動機に基づいて「人から褒められたくて一生懸命頑張る」のは至って真っ当な行動です。しかし「手っ取り早く褒められたくて人の成果を盗む」のは欲しいものを万引きで手に入れるのと同じで、たとえ盗用が罪に問われなくても決して褒められた行動ではありません。アレオレ詐欺や盗用が上手くいっても得られるものは虚飾だけで、その人物が優れた人になったわけではないのです。
こうしたアレオレ詐欺を象徴する実例として、私が特に印象に残っているのは2020年にとあるネット発のワード(ネットミーム)の起源を巡って起きた騒動です(※性的な話題が出てくるので苦手な方は注意)。内容が内容なだけにちょっと紹介しづらいんですが、こういう行動に出てしまう人の心理がこれほどまでに生々しくあらわれている騒動(その後の謝罪も含めて)というのは滅多にないので、類似の問題に関心がある人には是非見ていただきたいと思います。
(まとめ冒頭のやりとりが長いですが、むしろここが本件の肝の部分だと思うので飛ばさずに見ていただければ。弊サイトから盗用していった方々の言動を思い出してなんともいえない気分になります)
実際どんな出来事があったのかはリンク先を是非見ていただきたいのでここで詳細に触れるのは避けますが、個人的には本物の発案者と思われる方の「ぼくのものじゃなくていいけど あなたのものではないハズです。」
というお言葉が今も忘れられません。ネットミームの発案者を自称した人物が
「そうですか。じゃ貴方で。皆さんこの人だそうです。」
「うーん、どちらにしろお譲りしますよ。あなたが代わりに天才って呼ばれてください」
と、あくまで発案者の立場争いに拘泥しているのとあまりにも対照的です。
人が盗用やアレオレ詐欺をする理由は、結局のところ評価の上げ底・水増し目的です。既に一定の評価を受けている人物による盗用は「まさかこの人がそんなことはしないだろう」という観点から見過ごされがちですが、何らかの能力(文章力、画力など)を持つ人が更なる評価を求めて他者の成果物にも手を出すのは決してありえないことではないのです。
実際、弊サイトの盗用被害の中には自身も絵や文章を描(書)いたり動画などを制作する能力を持っているはずの人が何故か私が発見した小ネタや翻訳ネタをつまみ食い感覚で持ち去っていく事例が複数ありました。弊サイト外では出回っていない独自情報にも平気で手を付けるのが特徴で、レアな情報を利用してある種の箔付けをする目的があるのだろうなあ、と容易に想像できてしまうのも嫌でした。私が面白い発見だと思って発表した情報も、盗用する人にとっては単なる評価稼ぎの道具にしか過ぎなかったわけです。
参考元を絶対に言いたがらない人達
盗用の大きな問題点のひとつに盗用元の存在を無いもの扱いするという点があります。よく『学ぶの語源は『真似る』である』といった言説を根拠にパクリ行為を正当化する声がありますが、真似ることと、模倣元・参考元が存在すると表明することは矛盾なく両立します。
例えば模写の絵を「模写です」と宣言して発表するのと「自力で描きました」と言い張って発表するのでは、それらが全く同じ絵であったとしても発表の意味・意図が異なるでしょう。「これは盗作ではなくオマージュだ」という意見も盗用問題ではよく見かける言い分ですが、参考元がある事実を公表せずオリジナルの存在を無いものとする態度に模倣元への敬意を感じ取るのは不可能です。
弊サイトの被害の例で言うと、英語圏のOWファン向けにTumblrで英語で投稿、発表に必要なスクショや動画だけは自前で用意するなど謎の手間暇をかけてまで徹底的に情報源の存在を隠蔽するケースが何件もありました。1年以上前に公開された情報(=リアルタイムのサイト読者が読んだことを忘れる頃)をあえて狙って利用するケースもあり、第三者からの指摘を回避する意図もあると思われるため極めて悪質です。ここまで手間をかける一方で『出典を書く』という非常に手軽なひと手間は絶対にかけないことからも彼・彼女達の真意が見て取れます。
他人を一方的に参考元にしておきながらその存在を認めず全てを自分の手柄にする、これはどう考えても搾取です。盗用問題に限らず「何でも真似する人に困っている」といった相談や対策記事などはネット上でも嫌というほど見つかりますが、過度の模倣は嫌がらせと同義になる場合があります。搾取されて喜ぶ人、存在しないもの扱いをされて嬉しいと思う人は(いたとしても)極少数だからです。盗用をする人だって他人から手柄を横取りされたら嫌な気分になると思うんですけど、自分以外の人が嫌な思いをするのは全然OKと思ってやってるわけですよね。それとも彼・彼女達の中では模倣元の人は本当に存在しないことになっているから良心を痛めることもないのでしょうか。
本当は「やる気がない」から成果を盗む?
盗用する側の大きな動機のひとつに手抜き目的があります。先述の企業系攻略サイトの件などが典型的な例で、苦労はせずに手っ取り早く成果が欲しいという動機で行われる盗用です。
言ってしまえば学校のレポートをコピペで済ませる学生と同レベルの行為です。しかしファン制作のコンテンツは『出さねば単位がもらえないレポート』のようなものとは性質が全く違います。本人の楽しみとして自力かつ自発的に制作してこそ意味があるものではないのか。こうした文脈で問題になるコピペレポート(論文)とはやる気がない学生がやることであって、同様の手法でファンコンテンツを制作する人の本音もこれと同様に『手抜き目的(でも反応や評価は欲しい)』以外にありえません。
手抜き目的のパクリが発生する理由にはネタ切れもあるようです。活動を始めた最初の頃は自分の意見や観点に基づいて記事や作品を制作していたはずの方々が、おそらくは発表できるものが尽きたのだろうというタイミングで盗用に手を出したケースで、これも『出せるものは無いけど反応や評価は欲しい』という理由で行われたものと考えています。
前述の『外発的動機』には「報酬を得られる」「褒められる」といったプラス寄りの動機だけでなく「やらないと怒られる、ペナルティ(罰)を受ける」といったマイナス寄りの動機もあるそうですが、評価や反応を得る目的でファン活動をしていた人にとっては反応が減ることは避けるべき損失なのだろうと想像します。本来であればネタ切れになるほど活動をしたのなら「出せるものは出し切った」と自分を誇りに思ってもいいと思うのですが、パクってでも何かを発表し続けたい、絶え間ない賞賛が欲しいという欲求はそういった満足とは別の領域にあるものなのでしょう。
盗用は「無関係な人」をも巻き添えにする
盗用問題の特に悪質な点として「必ず無関係な人を巻き込む」ことが挙げられます。盗用をする人の行動原理は外から与えられる賞賛や利益に大きく依存しているため、彼・彼女が目的を達成するには必ず他者の存在が必要になるからです。
結果、事実を知らない人が盗用コンテンツを賞賛することで盗用した人物は気を良くして更に次のパクリ行為が誘発される悪循環が生まれ、その循環に巻き込まれることで純粋な好意で盗用コンテンツを褒めた人々がある種の共犯者にされるという最悪なループが成立することも珍しくありません。あからさまなパクリ方では流石に即バレますが、発表時期をずらしたり、部分的に加工をするなど巧妙なやり口に慣れた人物だとよほどその界隈に詳しい人でもない限りは盗用を見抜くことは困難になります。
盗用をする人物は自身に善意や信頼を寄せてくれた人をも平然と裏切る人です。そもそも「こいつらにはどうせバレない」と馬鹿にしているからこそ盗用コンテンツを平然と公開出来ているわけです。特に(前述のように)情報源の存在を隠蔽する人物については『他人を騙そうとして騙している』としか言いようがなく、そういう意味では騙された人達全員が被害者であると言えます。
(ただし、事実に気付いた人物が自らの保身などを理由にパクリ側に付き、正真正銘の共犯者化するパターンも存在するようです)
「無意識のパクリ」問題
ここまで読んだ方の中には「そこまで悪く言うことないじゃん」「悪意があると決めつけているのでは?」と思った方もいるかもしれません。確かに企業系攻略サイトには悪意なくコピペをするライターもいるという証言もあります(悪意とは別の意味で大問題ですが)。しかし弊サイトの件に関してはOuter Wildsを購入してクリアできる知性・知識を持つ人物が『パクリは悪いことだ』という知識を持っていないケースが全く想定できないため当てはまらないと思います。前述の通り、盗用をする人は「どうせバレない・怒られない」と思っているから堂々とパクリが披露できるのです。バレたら確実に叩かれる環境でパクリを堂々と公開する人は滅多にいないでしょう。
一方、無意識のパクリ(剽窃)というのが存在するのも事実です。これはプロの作家であっても起こり得ることで、まったく悪気なくやってしまうケースも無いわけではありません。
実例を挙げると、2011年に週刊少年マガジンに掲載された『さよなら絶望先生』の268話が『ドラえもん』のあるエピソードと酷似していると指摘を受けて作者の久米田康治氏が謝罪、該当話の単行本収録を自粛する騒動がありました(参考:黒歴史 - 久米田康治ワールド Wikiサイト)。もちろん『ドラえもん』のような超有名作品を意図的に盗用の対象に選ぶプロ漫画家が存在するわけがなく、本件に関しては本当にうっかりやってしまった不幸な事故なのだろうと客観的にも納得できる事件だと思います。
素直に剽窃を認めて誠意ある対応をするプロがいるのに対して、悪意がある盗用というのは発覚後の対応が全く違います。盗用をするつもりで盗用をした人の対応は『ガン無視』『論点ずらし』『開き直り』『逆ギレ』のいずれかがデフォルトです。これらの対応に誠意などあるはずがなく、悪意があることを自ら裏付けている間違った対応と言わざるを得ません(ちなみに私は全部やられました)。このテキスト冒頭のリンク先記事(パクる人の傾向と特徴。SNSにおける騙りと現実)の『5・謝れない。認めない。』
の項目はまさしく正鵠を射る内容であるとしか言いようがありません。
弊サイトの被害例でいうと、Youtubeにコピペ動画を投稿して運営に即削除された人物でさえ最後まで盗用を一度も認めませんでした。本テキストの途中で「直接注意して止めてもらえばいいんじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、盗用をする人は自分の事しか考えていない人なので、はっきり言いますが直接話し合うのは無理です。第三者の客観的目線で『これは盗用である』と断定された人でさえ平然と言い逃れをするのに、もっと巧妙な悪意あるパクリ方を繰り返すような人達と何を話し合えと言うんでしょうかね。
では被害者はどうすればいいのか?
盗用被害といっても色々なので一概には言えませんが、弊サイトのように個人の趣味の活動かつ複数件の問題がある場合について言うならば、パクリ目的で付け狙ってくる人が何人もいる時点でその場所で活動することは不可能です。諦めましょう。私も諦めました。
身も蓋もない結論から書いてしまったが個人レベルで出来ることは結局それしかないです。証拠を揃えて叩きつけたとしても言い逃れする人には無駄ですし、フォロワーの擁護を盾にしたり「これくらいならパクリとは言えないのでは?」の無敵の呪文で乗り切ろうとする最悪な人もいます。こういう人達と関わって無駄な時間を過ごすより、自分のために時間を使ったほうがよほど有意義です。趣味の活動で嫌な思いをすることほど馬鹿馬鹿しいことはありません。戦うのが趣味の方は思う存分戦って盗用する人物達を震え上がらせて欲しいと思いますが、私は自分を利用するだけ利用して用済み扱いして捨てるような人達のためにこれ以上何かをしたいとは思いませんでした。なのでこれで良かったと思っています。
ただし活動を諦めるにしても既に公開してある作品などは削除せず、非公開設定に切り替えるなどして維持することをお勧めします(弊サイトもサーバ上にデータは全て残してあります)。いずれ何かの役に立つかもしれません。
相手が嫌がっていると知りながらその行動を続けるのは端的に言ってハラスメント(嫌がらせ)です。事実、その手の問題(モラハラなど)について書かれた記事などを読むと(私が受けた盗用被害以外の問題についても)不思議なほど腑に落ちる記述が多数見つかります。しかしそういった加害が発生する原因として有名なもののひとつは医師や専門家でも匙を投げるレベルのものらしく、私のような素人がどうにか対処できるようなものではないと分かりました。被害者に出来ることは逃げること、距離を置くことしかないというのが結論のようです。
例えば、一度他人をカモ認定したモラハラ傾向の人は、相手が言葉を尽くして「こんなことは止めて欲しい」と訴えたところで「手下の分際で何を言ってるんだ」と鼻で笑うだけだそうで(そしてカモ以外の人々にはそういった酷薄な面を見せず魅力的な人物のように振る舞い、実際に好意的な評価を受けるのもモラハラ傾向人物の特徴とされる。カモ以外の人はその人物が『募金箱にお金を入れる姿』しか見ていないからです)。どんなに嫌だと言っても、理由をつけてでも加害を続ける人は決して『優しい人』ではありません。悪意ある人に人並みの善意を期待するだけ無駄です。少なくとも、複数の人から「OWのネタが欲しければ『No』に行って取ってくればいい」というような扱いを受けるようになった時点で私のサイトの役目は完全に終わっていたんです。好奇心って何だっけ?
「自分は盗用の被害者ではないが、被害者のために何かしたい」と思ってくれた方へ
※私についてはもう手遅れですが、検索等でここにたどり着いた方のために書いておきます。
このテキストを読んでいる方の中で、もし「自分は盗用の被害者ではないが、被害者のために何かしたい」と思ってくれる方がいるのであれば、パクリや盗作と思われる行為をする人物には今後一切リアクションをしないでください(※パクリだと思われる投稿以外も含む)。他者からの反応や賞賛を求めて盗用をする人にとってはSNSの『いいね』やリポスト、作品や記事などの好意的な感想は御褒美と同じですので、次のパクリ行為を誘発させないためには「ここでパクリを続けても誰も褒めてくれない」と思わせることが何より大事です。
そして同時に、パクられている被害者の作品をリポストしたり、感想を投稿するなどして出来るだけ応援してあげてください。盗用をする人も「こいつからパクったらバレるかもしれない」「こいつには味方がいるからこれ以上パクったら叩かれるかも」と判断した人はターゲットから外します。特にパクリが疑われる作品の投稿があった時に、その元になったであろう投稿をリポストしたり「久しぶりに見たけどやっぱり良い作品だった」と言及したりすると周囲の人も盗用被害に気付いてくれるかもしれません。盗用する人がターゲットを選ぶ基準に「パクっても怒らなそう」「味方が少なそう」などがあるので、周囲の人ができるだけ多く味方になることは確実にパクリ対策に効果があります。
なお(被害者の方に相談なく)パクっている人に直接注意したりするのは話がこじれるので止めておいたほうがいいと思います。盗用をする人は自分の評判を何より大事に思っているので、例えあなたの注意内容が100%正しいものだとしてもどんな反撃をされるか分かりません。自分の行動を全て棚に上げて「私は被害者」と言い張る加害者も珍しくありません。しかし被害者の方が勇気を出して告発や証拠の提示などを行った場合は是非とも味方してください。ここまで読んでいただきありがとうございます。
盗用する人の今後
弊サイトからの盗用・剽窃を認めた人、謝罪らしい謝罪を行った人は現時点で一人もいません。そもそも最低限の良心や誠意というものがある人なら最初から盗用などしないので、ある意味では予想通りの結果と言えます(Outer Wildsというゲームはそういった邪悪な行動を是とするストーリーではなかったと思うのですが)。おそらくこれからも当事者の方々は誰に対しても誠意ある対応をすることなく『Outer Wildsのファン』として過ごしていくのでしょう。
ですが、なまじパクリで成功体験を得てしまった人は(その間違った成功体験があるが故に)今後どんなに素晴らしい作品と出会ったしても「これを利用していかに自分が利益を得るか」といった感じ方しか出来なくなるのではないかと思います。盗用を繰り返しても何の罪悪感も抱かなくなった彼・彼女たちの現状こそ、ゲームや映画といった作品、それらのファンに対する見方が歪んだ目線に変わってしまったことの何よりの証拠です。
たとえ今後も誰からも指摘を受けず、何のペナルティも受けないまま逃げ切ったとしても(といっても、パクリに気付いてるけどあえて何も言わない人というのは必ずいるものです。それが友人知人なら尚更)、純粋に他者の作品を楽しむ目を失ってしまったのはそれ自体が彼・彼女が自分で自分に与えた罰のようなものではないでしょうか。それは盗用に手を出した当人達の責任で、当人たちが自分でどうにかするしかありません。盗用を認めて今まで騙してきた人達に謝罪するのか、これからも私欲のためパクリを続けるのか、これも当人達の問題です。