第11回「Set The Controls For The Heart Of The Sun」(2006-07-14) クリア
「とにかく大きく5」で3000メートル超達成。王様まで巻き込めるようになるとは。よくわからぬ達成感が得られた。巻き込まれた王様もうれしそうです(「幸せな気分」て…)「塊オンザスウィング」はやっぱり『日に焼けた肌』なのね(歌の最後)。
エンディング
そんなわけで黒犬ステージに入る。最初にプレイした時よりも惑星その他の数がぐんと増加しておる。適当なところで止めて太陽に向かうと、今度こそヤツを巻き込むことができた。王様が「世界がひとつになっちゃったネ」とか言っておるが、普通に考えれば惑星も星座も全部燃え尽きてるよね。コレ。
その後はなんかエンディングっぽい雰囲気なのでそのままスタッフロールになだれ込みー。お花畑を歩く王子。おお、今回もエンディング中に操作できるのか。横スクロールのスタッフロールって珍しいよね。何が起きるのかなー、とか思っていたその直後すぐに終わった。あ、あれ? 王子の背後からなぜか迫ってきた太陽にペタリとくっついたらお花畑がただの真っ黒背景になってしまったよ。BGMもローテンションになるし。仕方なく最後まで待っていたら、なんと王様が太陽を転がして出てきた。おまえの仕業か!! ということはあの太陽はよけて歩かなければならなかったということなのね。同時にメッセージも出てきて「王様ノ前ニ アラワレナイデ!!」
とか言われる。それはこっちのセリフじゃあああああ(マジギレ)。
スタッフロールが終わるとムービー。どこかの高原で赤ちゃん王子と王様&王子がくつろいでいる。ゆりかごでダァダァ言っている王子に王様が語りかける。
王子ヨ… スベテヲ優シク包ミコム
アノ 太陽ノヨウニ
ビッグデ オオキナ男ニ
ナルンダゾ……
王様がしゃべったーーーー!!!!!!! はあはあ。驚きのあまりビックリマークを7個もつけてしまった。そうか、オープニングのあの変なナレーションは王様の声(CV:宮崎吐夢)だったのか!! もしかしてこれがオチ? これがオチなの!? モウ、イヤー!!!(なんとなく叫ぶ)
クリア後のお楽しみ
というわけで今作でもクリア後はアレコレのオマケが出るよ。
- ムービー鑑賞・サウンドテスト出現
- おまけムービー出現
- おまけステージ出現
- 星野ミチル:エンディング再プレイ
- 星野トムオ:地球ステージ(前作エンディングと同じ)
- 星野ムツオ:イトコハトコ集めステージ(おにごっこ)
ムービーと音楽は前作でもおなじみのアレ。オープニング&エンディングのムービーはもちろん、王様の波乱万丈の半生ムービーやプレイ中にはあまり聴く機会のない曲も見放題&聞き放題。おまけムービーは前作の寸劇ムービーの英語版。みんな英語でしゃべってます。日本語字幕もついているので英語のヒアリングテストに是非(使わねえよ)。もうひとつあるみたいだけどそちらはまだ選択不可。
おまけステージは前作の寸劇ムービーに登場した星野一家が登場。娘のミチル(実は超無口?)に話しかけるとエンディングだけ再プレイできます(黒犬からも行けるけど星巻き込みからのプレイなので面倒)。今度こそは巻き込まれないようにと画面右端で待っていると、王様の転がす太陽がセレクト広場に到着。逃げ惑うファンやイトコハトコを次々と巻き込んでいきます。まさに外道。しかも時々ダッシュまでかまして来るからたまらねえ。ここまで緊張感あふれるスタッフロールってこれまでにないよね。新しいよね。左上には巻き込んだファン&イトコハトコの数も表示される。何度かやってみたけど結局あとひとりというところでミス。ああああー(くやしい)。ちなみにBGMは王様が歌う「キングオブキングのうた」(うた:宮崎吐夢)です。途中で巻き込まれてしまうと最後まで聴けないのでガッカリ。しかし最後まで聴くと、あの迷作「たけしの挑戦状」のエンディング「こんな げーむに まじに なっちゃって どうするの」
ばりの名言が聞けてさらにガッコリ(コ?)。とことん脱力。
続いて星野トムオ(宇宙飛行士な父)のステージは前作エンディングの地球の国巻き込みと同じステージ。前作エンディングでは塊の移動速度がスローにされていた(しかもどんどん画面から遠ざかる)のでやや転がしづらかったがこのステージではそんなことはなく非常に転がしやすい。が、そのステージに至るまでのシチュエーションが地球に巨大隕石が接近・地球滅亡の危機だというから尋常ではない。単なるオマケでこんな物騒なステージを持ってくるとは…。国の数は前作同様195ヶ国。巻き込んだあとは落ちてくる隕石に向かっていって塊に巻き込む必要があるので注意。巻き込めないともちろん地球消滅です。しかしそれでも王様が新しい地球を用意してくれるというからわけがわからん。うまくクリアすると出来上がった塊をコスモに打ち上げて惑星にするというのもわけがわからん。それ元は地球だったモノだろ!? おまえらおかしいよ(何を今更)。
最後は星野ムツオ(息子)のステージ。あれ、母のステージはないのか? まあそれは置いといて、ムツオのお願いは王子のイトコハトコが多すぎて名前が覚えられないというアレであった。まあ王子を含めて全部で40人もいるからな…。忘れちゃったならまた覚えればいいじゃないということでイトコハトコ巻きこみステージが始まった。お花畑で思い思いに遊ぶイトコハトコ達をひとりずつ追いかけて巻き込むという、まさにおれのために作られたようなステージである(別におまえのためのステージではない)。今風に言うならまさに萌え萌え。一応タイムアタックなので早く終わったほうがいいんだけど思わずじっくり眺めてしまう。たまりまへんな(鼻の下伸びまくり)。なお、この塊もクリア後は惑星にされます。アンギャリダー。
二度目のエンディング
星野家ステージも全部クリアすると二度目のエンディングが発生。今度こそ全てのファンの願いを叶えたというわけだね。セレクト広場にいるファン全員からありがとうありがとうと祝福を受ける。エヴァ最終回も真っ青(古い)。スタッフロール後のムービーも少し変化。王様のセリフのあとに太陽さんがコメントをくれるヨ!! わけわからん。あと、スタッフロール中のファン&イトコハトコの巻き込み具合がヘボいと王妃様になじられます。よく考えたらこれが初セリフですね王妃。とほほ。
100万本のバラ
二度目のエンディングが終わってまたセレクト広場に戻ってくると、今度はなんとバラの花が話しかけてきた。ついに植物のファンが現れたか。バラは「赤いバラ100万本」とだけ言ってステージ開始。レース場の中央付近だけ柵で区切られた場所にバラの花&花束が散らばりまくっている。これを集めろというのか。でもどんだけ頑張っても頑張っても次から次へとバラが沸いて出るんですが。モウ、イヤー。□ボタンを押せばいつでも抜けられるようなので今回は3001本で中断。つ、続きは明日ね(ヘトヘト)。
本日の新記録
- とにかく大きく5
- 3597m65cm3mm/10分37秒
- 太陽巻き込み
- 5000くらい(記録忘れ)
- エンディング
- 69人
- 星野トムオステージ:地球を救え
- 195ヶ国
- 星野ムツオステージ:おにごっこ
- 3分26秒63
- 100万本のバラ
- 3001本
- 赤パンダ募金
- \11,521,512
終わったと思ったらまだまだ続いた。プレイヤーが飽きるまでが塊魂ですよ(遠足かよ)。ちなみにエンディングはスタートボタンを押せば途中で中断できるけど、最後まで見るとムービーが少し変化します。今回見たのは王様が王子に向かって「ネンネンコロリヨ~」と子守唄を歌うヤツだった。王子じゃなくて王妃が寝てたけどな。
二度目のエンディングを見たあとはおまけムービーの残りも開放。今度は前作寸劇のハングル版でしたよ。ムツオが「はーい」と言うところを「デー」と言っていたので外国語と分かりつつも笑ってしまった。ちなみに英語版も最後はミチルの「コスモを感じるわ」で終わる。サービスってやつ?
第12回「塊オンザスウィング」(2006-07-16) 最終回
というわけでクリアしました。今後は記録更新かコレクション集めしかないので日記は今回で最終回です。
とにかく大きく5
今日もちょっとだけプレイ。記録の更新はなかったけど今回は王妃を巻き込んだよ。ぶっちゃけこのゲームに出てくる女性の中で一番カワイイ(人間ギャルはみんな四角…)と思う。リザルト画面にも出てくるけど王様と縮尺合ってないよ。気圧と気分で大きさが変わるなんてどうかしてるね(※素敵コレクション参照)。
100万本のバラ
100万本って何本?(完全に混乱)。今日は2万と222本までやりました。大体このペースで一日に2万本ずつやったとしても50日はかかるわけだな。最後の最後になんでこんなモノが…。これは「お前らゲームばっかりしてんじゃねーよ」という王様 製作者からの挑戦状なんでしょうか。達成できるかわかんないけど一応やろう。
というわけで、100万本のバラステージを飽きずにプレイする100万の方法を考えてみた。
- テレビを見ながら転がす
- マンガを読みながら転がす
- 小説を読みながら転がす
- 雑誌を読みながら転がす
- 写真集を読みながら転がす
- エロ本を読みながら転がす
- 別ハードの他のゲームをやりながら転がす
- 寝ながら転がす
- 足で転がす
- ヒジで転がす
- くるぶしで転がす
- 頭で転がす
- 「これは修行だ」と割り切って転がす
- 「1000本ごとにチョコをひとつ食べてもいい」とか自分ルールを決めて転がす
- 目をつぶって転がしてどれだけのバラが取れるか試す
- コントローラーを平らなところに置いて片手だけで転がしてみる
- 好きなキャラでプレイして思う存分画面右下を眺める
- ステージ選択画面でBGMを好きなものに変えて転がす
- 500本取るごとに腹筋10回やって体を鍛える
- 近所の小学生を1000本500円で雇い転がしてもらう
- 一家総動員で交代で転がす
- 左上の本数表示を付箋で隠した状態でゾロ目ピッタリになるように転がしてみる
- BGMを「塊オンザスウィング」にして松崎しげると一緒に歌う
- BGMを「DISCO★PRINCE」にして東北弁ラップの練習をする
- BGMを「塊オンザロック」にしてセリフ部分で何を言っているのかじっくり聴いてみる
- BGMを「つよがり魂」にして普段は聴けないカラオケバージョンを鑑賞する
- BGMを「ヒューストン」にして一緒に鼻歌を歌う
- BGMを「ベイビーユニバース」にして自分がどれだけ高い声が出せるか試す
- BGMを「塊ホリディ」にして一緒にハモる
- BGMを「くるくるロック」にしてタイムアタック感覚で転がす
- BGMを「灼熱のサバンナ」にして自分もワンワンニャーニャーガーガー言う
- BGMを「天使の雨」にして普段は聴けない曲の後半部分を聴いて「こんな曲だったのか」と驚いてみる
- BGMを「天使の雨」にしてYOUが出ていたシティボーイズの舞台に思いを馳せる(参考:NOTA 恙無き限界ワルツ)
- BGMをエンディング中にはゆっくり聴けない「キングオブキングのうた」にしてここぞとばかりに聴き倒す
- BGMを「キングオブキングのうた」にして王様の声マネを練習する
- BGMを「The Royal Academy of Katamari」のままにして頭の中でオーケストラの指揮をする
- BGMをランダムにして気が向いたときに最初からやりなおしてBGMチェンジする(やりなおしても巻き込んだバラの数はそのまま。おすすめ)
- テレビの音を消して好きなCDを流しながら転がす
- 「イトコハトコには全員名前があるのにどうして王子にだけ名前がないんだろう」とか考える
- 「王子にはイトコが23人もいるということは王様に兄弟が23人いるのかそれとも子沢山の兄弟が何人かいるのか」とか考える
- 「塊に巻き込まれた人たちは、星になるのはともかく王様に砕かれる時どうなっているのだろう」とか考える
- 「早くできあがった塊は流星になるけど同じ塊が同時に星にもなるのはどういうことなのか」とか考える
- 「キャンプファイヤーのステージで、人の足や頭に塊がぶつかっても尻に火がつくのはどういうことなのか」とか考える
- 「塊の下敷きになった人は打撲とか圧死とかしたりしないのか」とか考える
- 「『お菓子ヶ原』ってどういうネーミングだよ」とか考える
- 相撲対決ステージの小さい相撲取りがなぜかすぐに痩せる件について考えてみる
- お花ステージのあの塊は生け花じゃないと心の中でツッコんでみる
- 家や木を巻き込んでも塊が小さいときは「シゲキがない」と言い張るおばあちゃんはどういう人生を歩んできたのか考えてみる
- 雪だるまステージで雪だるまの顔をうまく作るにはどうすればいいか脳内でシミュレーションする
- 50個制限ステージの赤ちゃんがどうやっておなかの中からゲーム画面を見ていたのか考えてみる
- 国家予算並みの金額を渡しても800円しか受け取らない募金男の金銭感覚についてツッコんでみる
- 土星ステージの女の子がどうやって50メートル級の輪っかを作れたのか考えてみる
- なぜ星野家の母だけがエンディング後に出てこないのか考えてみる
- なぜ最後の最後にこんなステージを持ってきたのか、製作者の意図について考えてみる
- あの環境で育った王様がなぜあんな性格になったのか考えてみる
- 塊の材質と原理について考察する
- 100万本集めたらなにが起きるのか100通りくらい妄想する
- コントローラーのアナログスティックをセロハンテープで固定してそのまま寝る
- 残り99万以上の方法を自分で考えろ
「みんな大好き」まとめ・よい点&ダメな点
というあたりで一応のまとめ。
- ◎リトライ追加
- これは最高に嬉しい。特にタイムアタック挑戦中や牛熊ステージでそのありがたさが分かる。
- ○塊が転がしやすくなった
- 坂道もラクラク。
- ◎塊が崩れにくくなった
- 壁にぶつかってもモノに挟まれてもわりと平気。前作では考えられない。
- ○ステージの数・種類が増えた
- 相撲対決と募金集めが特に好きです。
- △話の展開に一貫性がなくなった
- 一見なんの繋がりもなさそうな寸劇ムービーとゲーム本編が最後に結びつくという意外性を味わえた前作に比べると今回のストーリーは無いに等しい。
- ○モノの種類が大幅増加
- 前作で「フラミンゴとかいそうな雰囲気なのに出ないな」とか思っていたら今回は本当に出た。ありがとう。
- ○マップが広くなった
- しかしそのせいで一部弊害が(下参照)。
- △ステージ中にロードが入るようになった(最大四回)
- 仕方がないとはいえやや面倒。待ち時間中の王様コメントをランダムで数種類出すなどの工夫が欲しかった。
- ○どのシーンでも遊べる配慮
- エンディングもひとつのステージとして扱っていた前作の精神を引き継ぎ、目標達成後のスロットやタイトル画面でのキャラ操作など遊びがさらに増えた。メニュー画面のスキップはかわいすぎです。
- ○素敵コレクションが見やすくなった
- 新着と既読の項目がひと目で分かるように。かなり便利。
- ◎イトコ&ハトコ追加
- みんなかわいい。
- ○操作キャラが選択できるようになった
- とてもかわいい。
- ◎王様の波乱万丈の生涯が明らかに
- 俺大喜び。
- ◎王様の歌が聴ける
- ファンは必聴。
- ◎松崎しげる
- ファンになりそうで怖い。
個人的な意見に偏りすぎてすいませんすいません。全体のまとめとしては、ストーリーの一貫性とかオチの衝撃とかはなくなったけど前作を楽しんだ人のためのファンディスクとしての機能は十分に果たしていると思います。特にシステムに大幅な変更を一切入れなかった件は高く評価したい。前作を遊び倒してまだ飽きてないというツワモノは「みんな大好き」もプレイすれば幸せになれると思いました。おわり。
(おわり)
次:僕の私の塊魂