第9回「カラフルハート」(2008-11-24) 最終回
DLCステージも全てプレイ完了。というわけで最終回です。
DLCステージ:メカニカルコロニー(ポンプ座)
というわけで今日は残り2つのダウンロードステージで遊びますよ。どちらもランド内ではなくコスモに直接浮かんでいるステージですが見た目がどっちも同じというのがやや紛らわしい。上にあるほうがメカニカルコロニーだっけ? といううろおぼえ野郎はおいといてこのステージではメカを集めてポンプ座を作ります。なぜそんなマニアックな星座を…と思ってしまうが要するにメカっぽい星座の代表として採用されたっぽいですね。流石の塊魂もメカ座とかを勝手に捏造する気はなかったようだ(ギョウ座ならあるけど)。
転がすのはまたスーパーマーケットですが他のステージと違ってなぜか巨大なベルトコンベアが設置されている。同じマップでもモノの配置を変えることでまったく違った内容にしてしまうのはこのシリーズの伝統であるが限度があるだろこれは!! おかげで流れてくるモノに何度も阻まれてステージ開始地点から出られなかったぞ。まあ笑ったからいいけどね。制限時間5分内に2m以上という目標が微妙にキツいがプロペラねこ(背中にプロペラ搭載のねこ)やテレビ鹿(顔面がテレビの鹿)や炊飯器人間(頭が炊飯器の人)などを巻き込みまくり最初の記録は2m62cm5mm/4分0秒023/90点でした。結構時間がギリギリ。最初の塊サイズがあまり大きくないのである程度モノが巻き込めるサイズになるまでが勝負か。塊が大きくなったら店の外にいる洗濯機獅子舞(頭が洗濯機の以下略)も巻き込めるのかなァ。
DLCステージ:デンジャラスコロニー(サソリ座)
最後のDLCステージは最後だけあってスケールも最大。用意された塊の大きさも最初から世界スケールですがここで作るのはデンジャーなサソリ座。サソリは毒があるからデンジャーね。そのまんまですね。目標も8分以内に3000km以上という多めの設定。開始直後は巨星ステージあたりと変わりませんが塊が大きくなってくると大陸を背中に載せた大クジラが何頭も現れるようになりまさにカオス&デンジャラス。地道に転がしていくとそのうちその超巨大クジラすら巻き込めるようになるのが更にカオス。
国を巻き込めるサイズになるとクジラ達は消え一旦普通の状態に戻るがなぜか障害物もないのに時折ガンガンと塊に何かがぶつかるような音がする。よく見ると上空に宇宙の星や星座が飛び交っている。背景じゃなくて実際巻き込めるやつだよコレ。なんか王様プレゼントの箱まで飛んでるし(もちろんこれも超巨大サイズ)。ぶつかってたのはこいつらかよ。今作ってる塊よりもこの状況自体がデンジャラス以外の何者でもない気がするが塊が大きくなればこれらの星々も等しく巻き込めるようになるのがこのゲームのルールですよ(地球上を駆け回る王様もな)。
しかし飛び交う星たちを巻き込むには星が地球上空のかなり低いところまで降りてきてくれないと塊にくっつけられないので最後のほうはやや塊サイズが伸び悩み最初の記録は8759km63m18cm0mm/6分26秒581/81点という結果に。塊の大きさは最低評価だったけどデンジャーなモノの巻き込み率が最高評価ということで低得点は免れたようだ。というかこのステージで巻き込めるモノは大抵がデンジャー扱いなので実質気にしなければならないのは塊サイズしかないんだよな。うまくすれば簡単に120点が取れるステージと言えよう。
今日のまとめ
- DLCステージ:メカニカルコロニー(ポンプ座)
- 最高総合得点:2m91cm4mm/3分16秒675/100点
- メイツ:キャンキャン
- 王様プレゼント:ハーモニカ
- DLCステージ:デンジャラスコロニー(サソリ座)
- 最高総合得点:11503km252m17cm2mm/5分31秒064/120点
- ツマミグイ最速記録:4分26秒799
- メイツ:ボス
- 王様プレゼント:ハネ
「ビューティフル」まとめ・よい点&ダメな点
では最後に恒例のまとめを。
- ◎シリーズ最大スケールのステージで遊べる
- 宇宙ステージ自体は「みんな大好き」にもあったけどやはりキロメートル表示のインパクトは強い。
- ○途中ロードなしでプレイできる
- 過去シリーズの弱点であった途中ロードを解消。これは素直に嬉しい。最初のロードがちょっと長くなっても気にしない。
- △ダッシュがやりにくい
- これはコントローラーの都合なので仕方ない。慣れろ俺。
- △マップの数が少ない
- 「みん大」の水中とかお菓子の家とかスキー場とか空の上とか学校ステージのような特殊マップが一切ない(チュートリアルは全シリーズ特殊マップなので評価対象外)。マップが3種類しかなかった初代に逆戻り?
- △BGMの使いまわしが多い
- 新曲以外はほとんど「みんな大好き」からの転用(ステージ曲もステージ外の曲も)。過去作品はステージ外のBGMも名曲が多かっただけに残念。新曲素敵ソングの出来はかなりいいのでそちらは文句なし。
- ×全体的なボリュームの減少
- 日記本編にも書いたがデフォルトの状態でPSP版にも負けるステージ数というのは流石にありえない。DLCステージを全部入れたところで納得のボリュームとは言いにくいし(そのうえDLCの値段がかなり微妙)。上記のマップ数の少なさやBGMの使いまわしの件と合わせてもやや手抜き感が拭えない。今回は幕間ムービーもないしね。
- ×××××松崎しげるがいない
- なぜだ。
というわけで少し厳しめの評価になってしまった(言うまでもないがあくまで個人の感想です)。一番の不満点はやはりボリューム不足という点ですか。「塊魂」というゲームはシステムも方向性も初代の時点ですでに完成されているゲームだと思うので続編を作ろうというなら目新しさとかボリューム感で勝負するしかないと思うんですよ。「みんな大好き」のあたりはそのへんを自覚して作ったのだろうなという製作者の意気込みが感じられたものの今作ではちょっと手抜きっぽい面ばかりが目立ってしまったように思う。「ビューティフル」が塊シリーズ初プレイの人であればこんなものかなと思えるレベルには達してると思うが旧作をやりこんだ人にはちょっと物足りないかもねと言わざるを得ない。PS2とXBOX360を両方持っている人に「塊魂やってみたいんだけど最初にどれ買えばいいの」と聞かれたら私は迷わず初代をオススメするであろう。ダッシュも少しはやりやすいし…(コントローラーの形状的に)。まあボリュームの件さえ除けば楽しいゲームであることには違いないのでXBOX360本体を持っている人はまず体験版から試してみるといいよ。松崎しげるはいないけど…。
(おわり)