2023-08-20
- ガノン倒した。やりこみ要素はまだまだ残っているが記録は一旦ここまでとします。
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- 記憶を全て取り戻した。準備も大体終わった。あとはガノンに挑むしかあるまい。リンクがケモノ肉を料理しようとして間違って生肉のまま食べたりしている間にもゼルダ姫は1人で戦っているのだ。
- いざハイラル城へ。一応ラストダンジョンではあるが記憶探し中にある程度の偵察は済んでいる。あえて寄り道はせずマップ上のガノンがいるとされる地点に直行。途中の小部屋にライネルとかいるみたいだけど無視して進んでもいいのね。突破方法は色々あるのだろうが今回は主にゾーラ鎧の滝登り能力を活用。英傑たちの装備は全員分持ってきた。ところで英傑の服を着ると敵のHP数値が分かると初めて知りました。結婚式の時にしか着たことなかったから知る機会がなかった。
- 本丸に到着。天井に心臓の如く蠢くガノンの怨念がこびりついている。その中から黄金色の光が。ゼルダ姫の声が聞こえる。もう姫の力は限界に近いようだ。心臓の内側から出てきたビームが城内を切り裂く。中から溢れ落ちた巨体の重みに耐えかねて床が崩壊した。巨体と瓦礫とリンクが共に城の地下にある広大な空間へ落ちていく。なんだこれは。見た感じだと古代シーカー族が作ったもののようだが。
- 心臓から落ちた巨大な何者かがその体を起こした。ガーディアンとガノンの怨念をキメラにしたような外見。全体的には蜘蛛のような姿。神獣の中で戦ったカースガノンを更に邪悪にしたようなデザインである。人型の上半身に亡者めいた赤い髪の頭が付いている。これがハイラル城に巣食う厄災ガノンだ。
- さて戦闘開始かと思ったらここで英傑たちの一斉攻撃が入った。ガノンに借りを返したいだけだから勘違いするなよと軽口を叩くリーバルによるヴァ・メドーの一撃に始まり、ミファーのヴァ・ルッタ、ダルケルのヴァ・ルーダニア、ウルボザのヴァ・ナボリスから放たれたビームがハイラル城に突き刺さる。その力は城の地下にまで及び、ガノンの力を大幅に削り取った。なんと全体HPの半分が消失。すげえ。もしかしてどの神獣も鎮めずに来た場合はフルHPで戦うことになりますか? 絶対にやる気はしないが。
- そしてリンクの厄災ガノン戦が始まった。マスターソードの刀身が青く光っている。ガノンは今まで戦ってきたカースガノン達の武器に似たものを使ってくる。体がデカすぎていまいちどこを狙ったらいいのか分からん。剣からビームとか出ないんですか。クリア後に調べたところHP満タンのときに武器投げボタンでビーム出たそうです。マスターソードを投げるという発想がなくて分からなかった。ガノンは多脚を使って壁を登ったりもするので知っていたら役に立っていただろう。弓矢でもどうにかなったけど。
- いくらかHPを削ったところで厄災ガノンがバリアのようなものを出した。その全身が赤く光る。普通の攻撃が通らなくなってしまった。どうすんだこれ。いつぞやのカースガノン戦と違って爆弾は効かない。なんかないのか。電気の矢も爆弾矢もダメ。
- とりあえず仲間の力とかそういうのでどうにかならんかと思いウルボザの怒りを食らわせてみる。これが正解だった模様。赤い光が消えた隙にボコボコ叩く。それを3度繰り返して残りHPわずかのところで停滞。どうすんだこれパート2。ウルボザの怒りが補充されるまで待つのか? ガノンはガーディアンの砲ビームも使ってくるし持久戦となると辛いぞ。と思ったらダルケルの護りによって攻撃が跳ね返ったか何かして攻撃が通った。よく分からんが勝った。
- やったーーと言いたいところだが第二形態は? 赤くなったのが第二形態と言えなくもないが。派手に怨念を撒き散らしながら厄災ガノンの体が崩壊。黒い煙が地下空間の天井に昇っていく。リンクの体は光の粒になり地上に移動。その傍らには一頭の馬が……これもしかしてシリマダラ? ブレワイプレイ開始3日目で出会ってから一度も会ってなかった唯一の登録馬シリマダラ??? どうしてここに。まさか。
- 背後に渦巻く禍々しい怨念に気付いたリンク。いつもの「リンク…リンク…」の言い方で「ガノン…ガノン…」と姫が言うからちょっと笑ってしまった。笑っている間に今なお復活を諦めないガノンは暴走を始め、巨大な豚の化け物のような姿に変貌した。これが世に放たれれば100年前を越える悲劇が起きてしまう。憎悪と怨念の権化・魔獣ガノンとの最後の戦いだ。
- ゼルダ姫から魔を打ち払う光の弓矢が授けられた。
「貴方の勇気を信じています!」
という姫の言葉を胸にガノンに挑む。挑むのはいいが馬の操作が全然うまくいかん。なんか「なつき度」みたいなのとかあるんですか? 馬に乗ったのは骨の馬も含めて3度くらいしかないから全くわからん。アグロより分からん。普段から馬と旅してきた人には胸熱すぎる展開だろうがリンクとシリマダラ号との信頼関係はほぼ初対面レベルゆえどうにもならん。姫がガノンの力を抑えて弱点を作ってくれているのにそれとは全然違う方向に行こうとする馬を制御するだけで精一杯である。しかも途中で気付いたけど光の弓矢って自動で装備されてるんじゃないんですね。手動で持ち替えないとダメだった。なんでだよ。
- といったトラブルさえ除けば難易度は神獣戦とあまり変わらない。魔獣ガノンのHPが残り8分の1程度になったあたりでガノンの頭部に亀裂が生じた。中から黄色い瞳の目玉が見え隠れする。これを撃ち抜けばトドメだ。ガノンがしっかりと目を見開くまで待たないと攻撃が無効になるのにヤキモキしたが何度目かの挑戦でついに光の弓矢がガノンの中枢を貫いた。
- 中枢を直接攻撃されたガノンから金色の光が迸る。そこから100年前と変わらない姿のゼルダ姫が現れた。ガノンに乗っ取られた城から逃げてきたときの衣装の汚れさえも(ちょっとだけきれいになってるけど)当時のままである。ということは魂だけの存在とかではなく本人がそのまま生き残っていたのか。理屈は謎です。
- 巨大なガノンを目の前にしても姫は祈りの姿勢を崩さない。姫が強い光を放つとガノンはゲーム序盤で見た豚か猪頭の龍のような姿に。挑発するように旋回したのち姫に向かってきたガノンを退魔の力が包み込んだ。球体型に膨れ上がった力はガノンを飲み込み、小さな粒となり、消えた。
- 神々しく輝いていたゼルダ姫が以前の姿に戻った。心に聞こえる声ではなく直接リンクに語りかける。姫はずっとリンクのことを見守っていた。だからこそ姫は信じていた。リンクが必ず厄災を討ち倒してくれると。
「ありがとう リンク」「ハイラルの勇者」「私を……覚えていますか?」
- ここでスタッフロール。ゼルダ姫の最後の一言で急に胸に来てしまった。鼻水が出た。完全に不意打ち。正直あっさりめのエンディングではあるけど姫の一言だけで十分だったよ。きのうリンクの記憶を一気に見て「姫を救わねば」モードの心理状態になっていたのも効いている。報われない努力を重ねてきた姫だがリンクを信じ続けたことだけは最後に報われたのだ。少し泣く。
- スタッフロールおわり。厄災から解き放たれたものの荒廃しきったハイラル城を見て少し悲しそうなゼルダ姫。使命を果たした勇者と姫を見守っていたハイラル王と4人の英傑の霊も天へ還っていった。ふたりが見上げた青い空に青と白の花弁が舞う。
- The End
- …と出たあとで更に続き。シーカーストーンを持ち次の目的を話すゼルダ。ゾーラの里で停止しているヴァ・ルッタの調査と貯水湖の水位の確認。ドレファン王がミファーの事を聞きたいという話も。ゼルダは厄災後を生きるハイラルの人々の助けになるため活動しているようだ。ゼルダにはマスターソードの声はもう聞こえない。退魔の力を持つ姫としての力は100年の封印で枯れ果てたかもしれない。でもゼルダはもう平気だと笑うのだった。100年前には見られなかった笑顔で…。2人が立つ草原には青と白の花弁を持つ姫しずかの花畑が広がっていた。
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- 伝説は終わっても人生は続く。という感じのラストシーンでしたね。シンプルだけどこういうのでいいんだよ。
- ところでゲーム終わっちゃったけどやり残した要素はどうすればいいんだ。とりあえずタイトル画面で『つづきから』を選ぶ。ハイラル城の本丸突入前のオートセーブがあった。自分でセーブしていたものもあるがオートセーブのほうは日付の右側に★がついている。調べたらこの★がクリア後の証みたいですね。ガノン討伐後の世界は冒険できないのか。というかティアキンがそれなのか。何も情報を仕入れていないので渋いおっさん形態のガノンドロフが出てくることくらいしか知りません。厄災ガノンは元はゲルド族だったという以外に何のバックグラウンドも紹介されなかったのが最後まで気になった。ティアキンのガノンドロフとは一体どういう関係なのか。関係なかったりして。ブレワイのDLCで分かるとかではないよね、多分(※現時点で未入手)。
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- というわけで『ブレスオブザワイルド』のプレイ記録は以上です。やりこみ要素はやりたくなったらやるかも。ここまでお読みいただきありがとうございました。『ティアーズオブザキングダム』のプレイ記録に続く。
感想など
- よかったところ:
大ヒット作だけあって非常に遊びやすかった。武器が簡単に壊れるのは最初は面食らったが複数の敵と戦うときに最初に倒した奴の武器をすぐ拾って次の敵を殴るといったことをやっているとワイルドだな~という気分になり案外良かった。爆弾がアプリなのはアイデア賞だと思った。
- ゲームの不満点:
プレイ最序盤、夜になるとホーホー聞こえるので「フクロウいるの!?!?」と思って探し回ったがどこにもいなくて悲しかった。
- どうでもいい話:
ブレワイのプレイ途中に『あつまれ どうぶつの森』を買いました。虫や魚を捕ったり、武器(道具)がすぐ壊れたり、スマホみたいな道具(スマホそのもの)が出てきたりと妙に共通点がある両作ですが、ある日無人島のどうぶつ(ジェシカちゃん)から「あいぼう」というあだ名をつけられたせいで主人公の呼び名まで共通点が出来てしまった。まだそこまで進んでませんが『どうぶつの森』には料理要素もあると聞きました。楽しみです。
- よく食べてたもの:
序盤はリンゴを加熱したもの、中盤以降は肉を加熱したものを主食にしていた。凝った料理はあまりせず人からもらった料理もなんとなく温存していた。もっと色々食べさせてやれば良かった。ピリ辛山海焼きは終盤で作りました。どちらかというと海じゃなくて川なのではと思った。
- キャラクターについて:
意外にもすごく好きなキャラとか嫌いなキャラはいなかった。キャラデザが気に入ったのはゾーラ族の御老人。大妖精がルピーをぶんどる時の手の動きが癖になる。リンクは基本真顔のくせに選択肢がたまにおかしいのがずるいと思った。寒いところに来たときにアイテム画面でリンクが寒そうにするのと、防寒措置をするとスッ…と真顔になるのが良かった。
- ストーリーについて:
全体的にシンプル寄りなお話をキャラクターの良さで味付けしていくスタイルだと思った(メイン・サブ共に)。あまりコテコテの感動とかそういう路線ではないのだなと思っていたが姫の「私を覚えていますか?」にやられたのは予想外だった。完全に妄想だけどリンクは全部覚えてなくてもいつかはガノンを倒しに行ったんじゃないかな。そういう奴だよあいつは。多分。
karayage