ツインローバの暗躍
- ちょっとした育児ホラーはさておき肝心のマカの木と話す。8つの『大地のことわり』を手にしたことでリンクは本当の勇者となった。そんなリンクにマカの木から大きなマカの実が授けられた。大きな丸い玉の形をしている。これで邪悪な気をはらえるらしい。
「いまこそ闇の将軍ゴルゴンをたおし 大地のみこディンを すくいだしてくれ!」
このマカの木の言葉を「グハハハ なにが勇者だ!」
と嘲笑うゴルゴン。どこから聞いてたんですか。すごい地獄耳。「くるならこい リンク! たとえキサマが 勇者であろうと オレさまの闇の力には かてんぞ! グハハハハ!」
逆に癒やされる、このストレートな悪役台詞。- 来いと言われたので遠慮なく行きますわよ。闇の力に阻まれて進めなかった地帯に来ました。やはり前に来た時のように空間がグニャグニャと歪んでいく。
- そこでリンクが大きなマカの実を掲げると実の中から8つの大地のことわりが出現。それらが回転して力を放つと空間の歪みが止まった。さて先に進めるぞ、というところで以前リンクの前にあらわれたローブ姿の老人が再登場。
「オマエのやっていることはムダじゃ ウヒャヒャヒャヒャ!」
笑い声と同時に老人は2人の老婆に分裂。ホウキに乗る魔女のように空中を飛び回っている。「どうじゃ おどろいたかえ? われらは ゲルドのまどうし ツインローバじゃ! ウヒャヒャヒャヒャ!」
2人の老婆で、ツインのローバ。深く考えないようにしよう。この人たちも『時のオカリナ』からの出演ですね。あのアイツを育てた元凶だとかなんとか的なキャラらしいが。このバアさんたちが黒幕だったってことですか?- あと少しで『ほろびの炎』が燃え上がる。そうなれば大魔王復活の儀式は誰にも止められない。この世は闇に覆われるのじゃ。イカれた笑い声と共に去っていくツインローバ。楽しそうなのはいいことだ。
風雲ゴルゴン城
「たいへんだ たいへんだ!」「ゴルゴンのはいごに ツインローバがいたとは…」
マカの木も焦っている。意外と有名人らしいぞツインローバ。なんだか大変な感じを演出されているがやることは変わらん。ディンを助けに行くぞ。- というわけでゴルゴン城に潜入。よっしゃあやるぞ、というところだが進んでも進んでも同じような部屋。ずっと十字路。まさかまたループか?
- 来るなら来いとか言っといて小賢しい真似を。見損なったぞゴルゴン。なんにもヒントが見当たらないのでとりあえず奥に進んでいったら正解だった模様。正解ルートに進むと敵の種類が変わるのがヒントといえばヒントか。
- 最奥の部屋に到着。青い水晶の中に囚われたディンが宙に浮いている。だが助け出そうとリンクが近付いたところで水晶が消失。代わりに巨大なトゲ鉄球が目の前に飛んできた。
「ついに あらわれたか こぞう! オレさまは 闇の将軍ゴルゴン!」
「ディンをふういんされ 大地の四季をみだされたというのに いまなお チョロチョロと オレさまにたてつく カトンボが!」
「 ひねりつぶしてくれるわ! 」- カトンボって久しぶりに聞いたな。何年ぶりだろ。謎の感慨はさておき大ボス戦だ。ゴルゴンさまの得物は先程見せられたトゲ鉄球。そしてジャンプの衝撃で天井から岩を降らせるといったパワー系の攻撃スタイル。対してこちらの剣は全然効かない。なんでじゃあ。仕方がないので色々なアイテムを総当りしてみたが正解は勇気だった。勇気とは何か。このプレイ記録の2ページ目に書いてあります。
「ぬう…」「キサマ これしきのことで かったとおもうなよ」「これでも いままでどおり たたかえるかな?」
勇気によっていくらかダメージを与えたところでゴルゴンはディンが封印されている水晶を出現させた。それをまるで盾のようにリンクと自分の間に差し出してくる。あっ、悪役っぽい!!- ぽい、ではなく実際悪役である。なんてことしやがる。勇気、もとい回転斬りは溜めが必要なのでこのままではゴルゴンに攻撃が当てられない。
- どうすんだ。ふたたびアイテム総当たり開始。正解はなんと『四季のロッドでディン入り水晶を殴ってぶっ飛ばす』だった。ひどくない?
- ともかくディン水晶が戻ってくる前にゴルゴンを攻撃してダメージを与えていく。何度か回転斬りを食らわせたところでゴルゴンは爆発四散。やったか!? だが何故かディンの水晶も消えてしまった。そしてボス部屋の床が徐々に崩れ始める。何故だ。悪役の城は崩れるのがお約束だから?
暗黒のドラゴン
- なんで城が崩れたのか誰も説明してくれません。崩落は止まらずついにはリンクも落下。そのまま真っ暗な階下に着地。なんか横視点画面になってない?
- 暗闇にゴルゴンの姿が浮かび上がる。
「グハハハハ…やるではないか だが おあそびは ここまでだ!」「わが真の力 見せてくれるわ!」
- ゴルゴンが言い放った次の瞬間、その姿は巨大なドラゴンに変化していた。頭に2本のツノ、コウモリのような翼にヘビの尾が揺れている。これがツインローバによって闇の世界から召喚されたゴルゴンの真の姿だ。暗黒のドラゴンだ。結構カッコイイけど腕だけボールが繋がったような形なのはイマイチだ。絶対伸びるでしょ、そこ。
- 戦闘開始。伸びました、腕。そりゃね。床にいるリンクに向かってボールの腕をビョーンと伸ばしてくるので隙を見てゴルゴンの手の上に飛び乗る。そこからジャンプで額にある赤い宝石を攻撃するとダメージが入ります。やられ顔が妙に凝っているのが地味に笑いを誘う。舌を出さないでください。
- 手から出してくる青い炎や連続で放ってくる魔法弾を避けつつダメージを与えていく。ついにドラゴンの動きが止まった。だが最後にゴルゴンの口から出たのは悪の勝利を確信する言葉だった。
「グフッ…こんなバカな… だが もうおそい」
「わがしめいは ディンをふういんし 四季をうしなった大地から ほろびの力を このカラダにあつめ ツインローバさまに おくること」
「そして その力は すでに「ほろびの炎」として この世を おおいつくしておるわ!」
「グ ハ ハ ハ ハ ハ…」- えーと、またなんか回りくどいこと言ってませんか? 先にツインローバもなんかそれっぽいこと言ってたけど四季を乱して世界をアレするまでにもう何段階か工程があるってことですよね? つまり
大地の巫女ディンを封印する
↓
四季の精霊が住む神殿をしずめる
↓
ホロドラムの四季を乱す
↓
豊かな実りと恵みが奪われる
↓
滅びの力をゴルゴンに集める
↓
集めた力をツインローバに送る
↓
滅びの力を「滅びの炎」にしてこの世を覆い尽くす
↓
大地が滅ぶ
↓
生きとし生けるものが死に絶える
↓
闇の世界完成
- …というのが計画の全貌だったことになります(太字部分が追加分)。長いよ!!回りくどいよ!! 闇の軍勢、やっぱり気が長すぎる。特に『滅びの力』を『滅びの炎』に変えるという部分の「その工程要ります?」感がやばい。そのままじゃ使えない感じなんですか?その『滅びの力』とやらは。なんだろうこの釈然としない感じ。過程にこだわりたいタイプなのかもしれないけど絶対もっと効率化できるところがあると思うんだよ。
- なにが効率化だ。どっちの味方だ。悪役たちの思惑はさておき水晶からディンが開放された。よかったよかった。
「ありがとう リンク きっと たすけにきてくれると しんじていたわ」「わたしに かけられていた ふういんが とけたことで ホロドラムの大地にも 四季がもどるでしょう」
ここで世界各地の様子が画面に映る。バラバラだった四季がディンの言葉通りに元の季節である春に戻っていった。そういえばゲーム冒頭では春でしたね。しかし巫女が開放されるなりこの変化とは。即効性がすごい。四季の力をナントカのカントカに変える工程とか無いんだよ。これぞ効率化。全然違うわ。- 大地のことわりを身に付け真の勇者となったリンクは更なる試練に立ち向かうことになる。そして巫女は常に勇者を陰ながら見守り人々の心に闇が落ちないよう祈る、とディン。
「さぁ みんなに あいに ホロン村へもどりましょう!」
- 戦いの緊張が解けて明るい笑顔が戻ったディンとリンク。だが再会を喜ぶ勇者と巫女を魔法の炎から監視する怪しげな影がふたつ。
「ククク… リンク これで おわったとおもうな…」
- ゴルゴンが倒れてもヤツが集めた力による『滅びの炎』はいまだ燃え盛っている。
「この炎が 闇をてらすとき わがねがいが かなうのだ! グハハハハ!!」
老婆の不気味なギョロ目が暗闇の中に光る…… - といったところでスタッフロール。ホロン村に帰ってきたディン。人々との再会を果たし、元の姿に成長したマカの木とも対面。インパにも無事な姿を見せることが出来た。といった様子が美麗なドット絵イラストでも見られる。なにげに豪華。リンクの手の甲には今もトライフォースのアザが残る。そう、勇者の試練はまだ終わっていないのだ。
- スタッフロールおわり。最後に
『ラブレンヌへのあいことば』
として20文字のパスワードが出てきた。これが例のアレですな。リンクシステムの引き継ぎ要素だ。どんな合言葉だったかは秘密。
その後のホロドラム
- これで『大地の章』はクリアです。セーブしてゲームを一旦終了。タイトル画面に戻ってセーブ画面を開くとリンクとディンが並んでいるデータが出てきた。これを選んで起動するとクリア後のホロドラムに行くことができるのだった。マカの木は復活しても相変わらずのんきに居眠り。ディンはホロン村の広場で楽しく踊っている。四季と平和が戻ったホロドラムを皆が満喫しているようだ。
- しかし一方、伝書バードからの手紙を受け取ったインパは血相を変えてラブレンヌへと向かったのだという。ラブレンヌとは『時空の章』の舞台となる地域の名前ですな。ついでによしお一家もラブレンヌに引っ越したと書き置きがあった。意外な展開。
- ちなみに、このようにクリア後の世界が見られる仕様は前述のリンクシステムに関わっている。ちょっとネタバレになりますが、本作は『大地』『時空』どちらかの章をクリアしたあと、そのセーブデータをもう片方の章に引き継ぐことで新章を前章の続きとしてプレイできるシステムになっている。そのようにして両方のタイトルをクリアすると真の最終章に進むことができるようになるという大ネタがあるのだった。すごい意欲作。
- その大ネタとは別に、引き継ぎありの状態だと途中で様々な合言葉が手に入るミニイベントが起きるようになる。これをホロドラム・ラブレンヌ間でやりとりすることによってそれぞれの章でアイテム入手などの恩恵を得られるわけですね。そのためにクリア後の世界にも行ける仕様になっていると。なるほどなあ。面白いのだがイベントとしては結構細々としているのも多いので今後のプレイ記録で触れるのは最小限になります。詳しいことは君自身の目で確かめてみてくれ。
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- というわけでプレイ記録はこのまま『時空の章』に続きます。感想などは最終ページでまとめて書きます。