最終章のはじまり
絶望の炎
- ついに闇の司祭ベランは倒れた。一方そのころ暗黒の塔の下。先程の崩落のせいか入り口は瓦礫で埋まっており、その前でネールとラルフが心配そうに待っている。というところで瓦礫をブチ破ってリンク登場。さては爆破したな。普通にあぶない。
「リンク! ぶじだったのね よかった!」
瓦礫の破片がちょっと当たったことには特に触れず無事を喜んでくれる優しいネール。ラルフもベランを倒したことを喜んでくれている。なおアンビ女王はリンクが閉じ込められたのを見て血相を変えて走っていったらしい。
- 3人が村に戻ると兵士たちを連れたアンビ女王が立っていた。リンクを助けるため慌てて人を呼んできてくれたのだった。
てっきり爆弾を取りに行ったのかと…。操られていなければいい人なんだなあ。
「ビックリさせんなよ! ベランのヤロウの わるだくみで また ヘンになっちゃったのかと おもったぜ!!」
そんなラルフの不敬発言には特に触れずリンクにこれまでの礼を述べる優しいアンビ女王。石になった人々や動物たちもリンクのおかげで元に戻ったのだ。
「リンク! オレさぁ オマエのこと 見なおしたぜ!!」
オレもオレも。ベランの前で切った啖呵、カッコよかったぜ。「ひょっとしたら オレより デキるヤツ…なあんて まさかな!」
調子のいいやつめ。
- すっかり仲良くなったラルフとリンク。だがそこにインパが慌てて駆け寄ってきた。
「ゼルダさまが ゼルダさまが! いいかい おちついて きいとくれ」
みなまで言うな。さらわれたんですね、ツインローバに。だから現代で待ってたほうがいいって言ったのに。
「ウヒャヒャヒャヒャ! ついに見つけたぞ ゼルダ姫!」「人々のキボウじゃと…そんなもの かきけしてくれるわ!」「かわりに 「ぜつぼうの炎」を ともしてくれようぞ! ウヒャヒャヒャヒャ!」
回想おわり。そう、聖なる生贄とはゼルダ姫のことだったのだ!!……はい。プレイヤーの9割は何時間も前に察していたであろう。残り1割は本作がゼルダ初プレイの人の一部(統計データなし)。
- 時は満ちた。ツインローバがゼルダ姫を炎の祭壇に捧げたことで絶望の炎が一瞬で点火。えっ、もう!? 滅びの炎と嘆きの炎はゴルゴンさまとベランがあんなに頑張ってやっと燃やしたのに。いくらなんでも差がありすぎる。流石は正ヒロインといったところか。
- ちなみに絶望の炎の色は紫系であった。緑じゃないのか。特にこだわりはないので何色でもいいです。とにかくこれで大魔王復活の準備は整ってしまった。
- 場面はリンク一行がいるレンヌ村に戻る。
「勇者リンク いくたの しれんを のりこえ 「大地と時空のことわり」を知った あなたなら ツインローバをたおせるハズです」
ネールの言葉と共にリンクの体に不思議な力がみなぎってきた。
- どこからともなく大地の巫女・ディンの声も聞こえてくる。大魔王の復活を止めるため大地と時の巫女の力でリンクをゼルダ姫のもとへ導いてくれるという。2人の巫女の励ましの言葉と共に見知らぬ場所へと送り届けられるリンク。
「「大地と時空のことわり」を知る勇気ある少年に トライフォースの かごが ありますように」
まやかしの目
- 気がつくとリンクは見たこともないダンジョンの中にいた。ここにツインローバがいるのか。
- 付近に敵の姿はないのでとりあえず奥へ……ギャーーッ。いつもダンジョンの入り口に置いてある一つ目像がギョロギョロと不規則な方向に目玉を動かしている。いつものやつがリンクの歩みを目で追う動きもまあまあ気持ち悪いのだが今回は同時に10体の目がギョロギョロギョロギョロギョロギョロギョロギョロと動くのでかなり気持ち悪い。
- なんだよ急にホラー演出やめてくださいよ。しかもタチの悪いことにまたループする部屋だ。ゴルゴンさまの時とは違ってとにかく奥に行けばいいとかそういう生易しいものでもない。どうしろと。
- 仕方がないので一度外に出る。入ってきた部屋にマカの木の前まで戻る渦が置いてあるので戻れなくはないのだった。
- 情報を求めてレンヌの町の人や昔の時代の人達と話してみるが特にめぼしいヒントなし。いつもさりげなくヒントをくれていたラルフも今回ばかりは
「ここは オレとオレのばーちゃんに まかせておけって!!」
という調子。うごごご。
「「まやかしの目」なんて リンクさまなら ダイジョウブ しんじているわ わたし❤️」
マカの木に至ってはこれですよ。罠の名前だけ分かってもしょうがないんですよ。もちろんものしりバードが何か知っているとかそういう過去作オマージュ的なやつも無し。
- 👧
「アンビ女王が 悪モノじゃないって 知って ちょっとアンシンだけど ゼルダ姫は どうなっちゃうの?」
👨「ゼルダ姫がいたところで なにも かわるハズないじゃん って おもっていたんだよね でも ジッサイに いなくなって なんだか 心にポッカリ あながあいちゃった みたいだよ」
レンヌ村の人達のお言葉。そういうもんですか。
儀式の間
- 仕方ない。自力でなんとかしてやる。不気味なダンジョンに戻ってあらためて一つ目像の動きを観察してみる。不気味なのであまり観察したくないが今はこれしかヒントらしいものがない。
- しばらく部屋を動き回ってみたところあることに気がついた。一つ目像の目は上下左右にナナメ方向の8方向に目線が行くようになっているのだが、全部の像の目をよく見ると実はどの像も見ていない方向が一方向だけあるのだった。
- じゃあそっちに行けばいいのかな。いくつかの部屋を同様に進んでいくとやっとループが終わった。解いてしまえばなんということはないが最後の最後で結構かましてきたなという感想。子供の頃だったら解けなかったかも。それ以前にここまで来れていない可能性が大だが。ゲーム下手だから。
ツインローバ戦
- そこから更に奥に進むとツインローバたちが儀式を行っていた部屋に出た。ゼルダ姫も祭壇に寝かせられたままだ。
- しかしリンクが姫に駆け寄ると目の前の空間が歪み始めた。そのまま広い部屋に転移させられるリンク。
「おのれ リンク!」「とうとう さいだんにまで あらわれおったか いまいましい!」
もちろん転移させたのはあのバアさんたちだ。儀式の部屋には大事な3種の炎および生贄がいるのであそこで戦うわけにはいかなかったようだ。意外と冷静な判断。
「大魔王ガノンのふっかつは もはや じかんのもんだい」「「聖なるイケニエ」ゼルダを よりしろに ガノンのタマシイを よびよせれば かんせいじゃ!」
「オマエなどに ジャマはさせん! われらが じきじきに じごくへ おくってくれるわ!」
その言葉と同時に2人の老婆の髪が炎のように燃え上がった。とうとうツインローバとの戦闘だ。なお名前は赤いほうがコウメで青がコタケだそうです。純和風。なぜ。
- 名前の謎はともかく攻略開始。コウメとコタケはホウキで飛びながらそれぞれ赤と青の魔法弾を放ってくる。これまでのボスと違い的が小さいので攻撃が当てづらい。というより剣で攻撃してもダメージは入っていない感じ。
- しばし戦っているとツインローバが放ってくる魔法弾はリンクの剣で打ち返せると判明。となるとやることはひとつしかない。コウメが放った魔法はコタケに、コタケが放った魔法はコウメに打ち返してやる。見るからに属性が違う色をしているので覿面に効いた。
「グゴッゴゴ…まさか ここまでやろうとは…」
ちょっと珍しいうめき声で悔しがるツインローバ。しかしこの程度で終わるわけがなかった。「真のすがた…とくと見よ!」
- なんとコウメとコタケは合体した。ついでにちょっと巨大化。ツインローバがツインじゃないローバになってしまった。これからはなんと呼べばいいんだ。というかこっちが真の姿なら元々ツインじゃなかったのか。いや左右で色が違うからそういう意味でのツインなのか?
- なにもわかりません。疑問は置いておいて第ニ形態。真の姿になった元ツインローバは向かって右半分が青、左半分が赤という姿。質感も炎と氷といった感じだ。この姿で戦うのかと思いきやまずは青だけの姿に変身。姿が変わるとボス部屋の床がすべて氷になった。おのれ面倒なことを。
- 青ローバ(仮)はトゲトゲの氷の塊を発生させてリンクにぶつけてくる。床に悪戦苦闘していると今度は赤の姿に変身。床の氷がなくなって今度は溶岩が点在する部屋になった。もちろん赤ローバ(仮)の攻撃スタイルは火の魔法。
- こんな感じで炎と氷の形態を使い分けてくるのだがどれだけ攻撃してもボスのHPが減っている感じがしない。時々赤青ローバ(仮)の状態に戻るのも謎。これはもう一押し必要なところか?
- しばらく色々試した結果、赤青状態の時に豆鉄砲でイテテの実を当てるとダメージが入るらしいと判明。やることが分かればあとはやるのみ。
- 剣で応戦しつつチャンスが来たら実をぶつけてツインローバを倒した。やった。だが当然これで終わりではない。次ページに続く。
karayage