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映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』見てきました。ドラマの豪華版という感じで良かったです。以下ちょっと感想(映画・原作のネタバレあり)

ネタバレの前に軽くネタバレしておくが、蜘蛛恐怖症は死ぬ映画ですわね、これ。最初から最後まで蜘蛛たっぷりです。恐怖症じゃなくてよかった。

(↓ここから本当にネタバレ↓)
『岸辺露伴は動かない』のドラマシリーズは原作の再構成が上手いが、今作もその期待に違わぬ名・再構成ぶり。映画オリジナルの追加シーンも本筋に絡むよう上手く編み込まれているので取って付けた感は極めて少なめ。強いて言えば終盤の仁左右衛門のシーンが若干長い気もしたが高橋一生氏を見る映画でもあるのでこれはこれで。木村文乃氏演じる奈々瀬(現代)がモナリザみがありすぎた気もするがこれはこれで。

映画ではドラマ時空の露伴がルーヴルへ向かうまでのルートをきっちり敷き直しつつも「あれ?ここでこのシーンが出てくるの?」→「あー、こうしたかったのか!」と原作読者にも驚きを与える展開になっていたのも良かった(原作の見せ場のひとつである『謎の轢死』をカットすることなく取り入れた上で『絵の焼失』までコンボを決めてくれた)。
このドラマシリーズは大真面目に『映像化』をやっているので改変があっても信頼できる(例:映像で説明できているところは台詞での説明を省くとか)(直近だとジャンケン小僧回で名台詞「ガラスのシャワーだッ!」をあえて言わないとか)。

ところで仁左右衛門を高橋一生氏が演じたのは解釈が分かれそうである。露伴はヘブンズドアで記憶を「読んだ」だけなので映像は全て露伴の想像とも取れるし、黒い絵が見せた幻覚の片鱗(あの黒い絵には血縁者の幻を見せる力がある)が絵に執着する者同士を似た姿として映し出したとも受け取れる。このへんは本筋と関係ないので想像にお任せでしょうか。

「想像にお任せ」といえば泉くんが無事だった理由は謎すぎる。実はスタンドを無効化するようなスタンドでも持ってるんじゃあないかと思ってしまった(仁左右衛門はスタンド使いではない)。『ジョジョ』ではスタンドの能力が強すぎると途中退場させられるか本体がバカ設定になるかの二択になる(前者の例・フーゴ、後者の例・億泰)という法則がありますが、泉くんは…?


追記:刃物持ってる消防士(体鍛えまくってる)に素手で勝つ露伴で笑ってしまったが、仁左右衛門が棒とか持ってる役人相手に勝っちゃったのもなんかそういうオマージュみたいで少しおかしかった。絵描きが強すぎる、このドラマ時空。畳む


#映画感想

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